前回は嫉妬の魔女来襲による、4回目の死に戻りまで。
大兎やらエルザ襲来やら、問題だらけで解決方法が分からん状態。
まだまだ謎が多い状況だけど、色々材料も集まってるので最後に展開予想を書いてます。

花鶏 ハルノ (著), 相川 有 (その他), 長月 達平 (その他), 大塚 真一郎 (その他) 、KADOKAWA (2020/2/21)
長月 達平 (著), 大塚 真一郎 (イラスト) KADOKAWA (2016/10/25)

4-52 些細な変化

自殺により、再び死に戻り。

ちょっと今回は方向性を変えて、スバルが試練を受けられるという事は周りに秘匿するのか。
実際にエミリアに良い影響が出ている事に満足しつつ、そのドライさに嫌悪感を持ってしまうスバル。
自分の命を勘定に入れていない所といい異常さの描写が入ってるんだけど、でも実際最善手なんだよなぁ……

「目的達成の為に不要な感情と感傷はノイズである」という考え、確かにフィクションの主人公が成長の果てに辿り着く領域としては歪なんだけど、現状の困難を乗り越えるのにウジウジしたりする余裕もないと思うんだよね。
ただ作中ではこれを問題と捉えているので、また何らかのアンサーが用意されそうね。

4-57 不老不死の実験

一気に読み進めた。

聖域の秘密とエキドナの目的、リューズさんの正体が判明。
主人不在でも聖域を維持し続けたのは、オリジナルのリューズさんとの”契約”か。
これまでの伏線がうまく繋がったな。

そして違和感だった「ベアトリスが何故あの場所に繋げたか」に早々に触れるのもさすが。

4-58 婆ちゃん

色々判明した事と、リューズさんの指揮権が移った事で謎は解けそう。
そしてガーフィールの謎の思惑や行動のちぐはぐさについても、少しずつ情報が小出しにされてきたね。

まだ全ては判明してないけど、ガーフィールは聖域を解放したいワケではないっぽいね。
色々目の前が開けて面白くなってきたぞ!

4-59 甘い焼き菓子と甘くないお話

屋敷に戻りフレデリカから情報収集。
謎ポイントは大きく二つか。

・ガーフィールの過去と目的は?
・エキドナがガーフィールの事を言及しなかった理由は?

う~ん、ミステリじみてきたね。
答えが予想できるようには作ってないと思うので、単純に先が気になる作劇だ。
というかもうスバル探偵みたいだよね…

4-61 四百年前からの叫び

完全に探偵じみたスバルの追求から、ベアトリスの正体と心情が明かされる。
てっきり嫉妬の魔女関連だと思ってたら、エキドナ関係者か!
ただ、福音書にある”あの人”の詳細や、スバルとの因果はまだ謎のままか。
そして唐突にエルザ襲来。早ッ!
いや時系列無視し過ぎだろ!

4-62 ロズワール邸の惨劇

・スバル帰還に合わせて毎回襲撃してくる
・扉渡りの攻略法を知っている

この描写から私は「エルザの雇い主はロズワール」と疑ったんだけど、早々にフレデリカをクロとして扱うスバル、話が早くて気持ちがいいな……!

と思ったらフレデリカはシロだった!ごめん!
となると……やっぱりこれ、ロズワールじゃないの?

1章の徽章騒ぎはスバルと関係を作る為の福音書の指示。
今回も多分、スバルが結果的に乗り越える前提での動きって事か?

ただその反証としてあるのが、それだとロズワールの行動があまりにも破滅的過ぎるんですよね。

スバルとの関係構築を目的としても、エルザぐらいのガチ実力者に徽章を盗ませるってのはあまりにも難度が高い。
実際にエミリアが死んだルートもあったし。
更に3章も4章もエミリア死んでるんだよなぁ。

失敗した時のリスクが高過ぎるし、しかも実際他ループでは失敗しているので、そんな破滅的な行動を自分から取るのかな?と思う。

4-63 死の共感

エルザ、不死身なの?
ちょっと規格外過ぎるなコイツ……。

しかしエルザには事前情報としてペトラとレムの存在が知らされてない事が判明。
逆にフレデリカの再雇用とベアトリスの扉渡り攻略を知ってる、と。
……いや、雇い主ロズワールしかいなくね?違うの?どうなの?

4-64 欠け落ちていく世界

うぉ、なぜかエルザに殺されずに半死で生きている!?

内臓マニアが開腹もせずに、偶然殺しそびれたって事はないよなぁ。
村に出現した肉の塊も唐突過ぎて、謎が解けたと思ったらまた新しい謎が出てくるぞ。
もうパトラッシュの忠竜っぷりに癒されるぐらいしかない。

4-65 雪の中の熱情

スバルに置いてかれたエミリア、依存心のみが肥大し壊れてしまっていた……。

いやまぁ、そうか。トラウマと向き合いつつ、頼る人がいなくなれば辛いのは分かる。
でも申し訳ないけどエミリア……ちょっとキャラとしては頼りない。
求められる役割に対して、あまりに普通の女の子過ぎる。

4-66 赤い雪景色

聖域の吹雪はロズワールのせいという予想からロズワールを詰問したら……

はぁ!?!??

ガーフィールはおろかラムまで殺しやがったコイツ!!
いやマジで何なのコイツ狂人としか言いようがないぞ!

「私から聞いたのかね?」発言もあるし、コイツもループしてるのか?本ループは捨て回にしてるのか?

4-67 魔人

うわ、マジかロズワール……
「スバルが”何らかの方法でやり直しが出来る”事を知っている」は何となく予想がついていたとして、「しかし自分はループ出来ない」って、じゃあ自分にとっては一度の人生で失敗上等の動きをしているって事!?
ガンギマリじゃねぇかコイツ!

4-69 うそつき

さて、何度目か分からない程の死に戻りだけど、もはや突破口がないぞ……

特に「エミリアを放置するとロズワールが追い詰めて心を壊してくる」って情報が相当痛い。
仕方なくエキドナに頼ろうと墓所に行くと……「スバルが死んだ後のIFの世界」が広がる!
なんで!?今これ見るの辛いな!

4-71 えんでぃんぐりすと

そういう事か。これ、第二の試練か。

確かに4章から、自己犠牲を前提に自分の価値を認めないまま行動するスバルの歪さは目立って描写されていたけど、ここでその歪みを突き付けてくるかぁー。
相変わらず心を折る展開だなぁ!

いやでも、仕方ないってこれは。
どう反省したらいいんだよ。

4-72 BADEND1、5、11

IF世界の描写ではあるんだけど、結構新情報が出てくるので、スバルには申し訳ないけど興味深いね。

特にパック、契約はエキドナとしてたっぽい?
そして昔は人間だった?
全然正解に辿り着ける気がしないけど、後々解消されるであろう伏線が連発だ。

4-73 弱さの在処

第二の試練で完全に心が折れたスバルを回復させるレム……の姿に変身した色欲の魔女カーミラ。

まぁ途中で見抜いたんだけど、気付くまでの圧倒的ヒロイン力に震えてしまった。
やはりレム、依存対象がいない事で心が壊れてしまうような守られ要員とは格が違うぜ!
(エミリアごめんな)

4-74 魔女の企みと提案

エキドナ、第3のヒロインか?ってぐらいに色々世話を焼いてくれるな……。
かなりスバルにご執心の様子。「常に味方で相談役になってくれる」という契約を持ち掛けられるが、乱入した憤怒の魔女により中断。

あ、やっぱり裏がある?
さすがに都合良過ぎるもんね。

4-75 その人

エキドナ、まさかの長文台詞!(アニメだとどうするんだろう)

うーん、そうか……。
本当に人間の感情を理解していない怪物に、最善の結果だけを求めて過程を無視されるのは……確かに怖いね。

そして嫉妬の魔女襲来。
そういえば死に戻りの言及しまくってたわ!再びやべぇな!

4-76 ≠サテラ

またもや新情報!嫉妬の魔女とサテラは別々なのか!

でもサテラが世界を驚異にさらして他の魔女を殺したのに、恨まれているのは嫉妬の魔女の方なの?
全然分からなんな。
ようやく喋ったと思ったらまた「愛してます」だし、いつものやつじゃん……。

4-77 一人ぼっちの……

前言撤回。
サテラ、スバルに対して「自分を愛してあげて」かー。
ムチャをするスバルを気遣ってくれるあたり、嫉妬の魔女とは違うな。

でも「大事な人を二度と失いたくない。最適行動を取る上で自分に配慮する必要はない。何故なら自分は死に戻れるから」ってスバルの考え方はよく分かるんだよね……

これ、歪んでるのは分かるけどすごく難しい。
感情移入して考えると、多分私もこの状況だと同じような行動をすると思うんだよね。

我が身可愛さに、取り返しの付かない喪失をするワケにはいかない。
しかも第2の試練で死後の世界がその後も続いている可能性も出ている中で、1回のループで本当に最適を選ぶ必要がある
この問題に対する回答は「誰か理解者と分かち合う」しかないと思ってて、そういう意味でエキドナは最適だと思ったんだけど……残念。

エミリアは現状では残念ながら保護対象。
魔女以外、誰かに打ち明ける事はできない。
それこそやり直しを知っているロズワールぐらいでは?と思うんだけど……

4-78 泣きたくなる音

スバルが賢人候補?そしてサテラに全てを与えてくれた存在?なんじゃそら。

400年前の魔女達に認識されてるし、スバルの奥底にも何かが残っているらしい描写もあるし、割と「何でもない一般人」ってワケじゃなさそうね。
彼でないといけない「何かがある事」がこれで確定かな?

4-79 夢の終わり

スバル「死にたくないよ」「傷つくのが怖い」

いやそりゃそうだよなぁ!分かるよ!
これしかないと自分に言い聞かせただけで、それは本音だよな!
さて、そんな感じで人として当然の感情と、自分の価値を思い出せた上で、だからといって状況が好転するワケではないぞ?どうする?

4-80 ざらついた舌

第2の試練で苦しんでいたスバルを、墓所の入場ペナルティで傷だらけになりながら助けてくれたパトラッシュ。
お、お前ってやつは……ッ!

このパトラッシュの行動、作中で言及されている通り「卑怯なほど、タイムリー過ぎる展開」よね。
やっぱりスバルが周りに大事にされている事を最速で実感。
読んでいて何か嬉しくなるね。

そして、確かに描写はされていつつも触れられてこなかったけど、オットーも過去ループでガーフィールの襲撃から身を挺して庇ってくれているんだよね。
スバルが気付いていながらもスルーしていた事を、改めて再認識。
解決策はまだ見えないけど、精神的に前は向けた気がする。

4-81 光明

ゲ、ゲェ―!?試練の資格剥奪だと!?マジか!

第2の試練は乗り越えたも当然で、あとはスバルが第3の試練を突破して聖域を解放する所から始めれば……と思っていただけに、これは予想外過ぎる!

エミリアを置いていけないとするなら、聖域を解放しないと屋敷にすら行けないぞ!ヤバくないか?

第4章 展開予想!

さて、そろそろ材料も集まってきたし、3章でもやりました突破予想といきますか!

これまでに出された問題を基に、スバルはどのように解決していくかを予想していくよ!

いやでもこれ、試練の資格剥奪されたしな。
本当にどうするの……?
本当に解決できるだけの考察材料が集まってるのか……?

鍵になるのは恐らくロズワール。

コレが外れると以降全部の予想がダメになるんだけど、まずエルザは破滅前提の策が取ったロズワールの差し金だと思う。
そしてスバル離脱に合わせてエミリアを孤立させた事を考えると、「屋敷には行かずスバルに聖域で何かしてもらう」という結論が必要なんだと思う。
「屋敷に行くとエミリアが孤立するから、聖域のに残れ」っていう事ね。

でも、それならわざわざ屋敷を襲撃させる必要はないんだけどね。
それにアーラム村の肉塊。あれ、なに?

とにかく「エミリアによる聖域開放+平行してガーフィールの問題解決+ロズワールの協力」を終わらせてから屋敷に行けって事かな。
そこでエルザか、もしくはアーラム村民を肉塊にした何かと戦う?

茶会で得た教訓としては、やっぱり「自分が背負わず周りを頼れ」なんだと思うんよね。
エルザと大兎がほぼ同時発動してるのが問題なんだけど、考えてみると全部をスバルがやる必要はない。

ロズワールとエミリアに大兎を何とかしてもらう事は出来ないんだろうか。
そして説得したガーフィールと一緒に屋敷へ向かう。

あー、あと「変身ガーフィールを吹き飛ばしたスバルの一撃」「ベアトリス問題」があったな。
もしかしてスバル、ここらへんでベアトリスと契約を結び直して精霊使いとして目覚めたりする、という大穴少年漫画展開はどう!?
陰魔法+スバルとの因果があるって事で、あまりに共通点が多いんよね。

色々出したけど、予想内容を纏めると、

  • エミリア自身の試練突破(エミリアを守るだけじゃなくて、エミリアに頼る。相談する。)
  • ロズワールに本当の意味で協力してもらう
  • 聖域開放と共にガーフィールの問題を解決
  • 大兎討伐は誰かに頼る(本命ロズワール、大穴でサテラ)
  • ベアトリスを契約から解放し、戦力として取り込む

以上だ!自信ねぇー!

いやー、やっぱり感想は反射でやってるから良いけど、展開予想は反射でやるもんじゃないね!とりとめがない!
いくつか当たればいいな!3章以上に自信ないけど!

さて、次回に続く!

花鶏 ハルノ (著), 相川 有 (その他), 長月 達平 (その他), 大塚 真一郎 (その他) 、KADOKAWA (2020/2/21)
長月 達平 (著), 大塚 真一郎 (イラスト) KADOKAWA (2016/10/25)
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