巻頭カラーは新連載のAGRAVITY BOYS。
クロクロクの人ですね、お帰りなさい。
あとは忍スクの最終話。残念だった点を自分なりに考察してみました。
では目次からどうぞ。 基本的にほぼ掲載順。
AGRAVITY BOYS 第1話 ジェナイダイバージョン3to1
読み切り時から、演出面とクリスのメス度が強化されましたね。
カラーの洋画チックな航空シーンや強化外装甲でハードSF感を出すことで、後半とのギャップが生じて面白さがアップした思います。
でもゲラルトの「敗北を教えてくれ」は読み切り時の方がダメっぽくて好きでした。
読み切りと違って転生薬を外に捨てちゃうのか。
また拾うんだろうけど、ここからどう展開していくのか楽しみです。
他にも惑星を目指した船はあるらしいので、必要に応じていつでも新キャラ出せる環境を作ったのも自由度あってワクワクします。
鬼滅の刃 第186話 古の記憶
縁壱さん視点の回想だと、巌勝さんはとても立派な兄ですね。
本当に縁壱さんは兄が好きだったんだな。
巌勝さんの回想では極端に自分を悪く言ってる印象があったのですが、どちらが正しいとかではなくて、真実は人の数だけあるって事でしょう。
この漫画の回想は一貫して一人称視点で展開されますが、感情とリアル感に強く訴える反面 見え方が固定されてしまう(普段は個人の掘り下げなのでそれで良い)のですが、過去の重要案件に対しては複数の視点が入る事で途端に立体的になりますね。
あと妻子持ちのオッサンとしては臨月の妻が殺される場面が本当に辛い。
この漫画ではよくある光景ではあるんですが、何回でも慣れないし、吾峠先生も慣れるように描いてないでしょ。
家族と暮らす夢のシーンとか描くとかさ、もう本当に辛いですね。
そして無惨様の表情よ。
当時は鬼狩りも呼吸を覚えたてで命の危機なんか実際なかったでしょうし、今よりもずっと調子乗ってるでしょこれ。
逃げムーブをかますのは縁壱さんに尻餅つかされてからだと思うので、次週は過去最高にイケイケな無惨様の鼻っ柱が折られる所が見れるんですかね。
ワクワクが止まりません。
そして無惨様の横にいるの、珠世さんですよね?側近だったのか。
この後に何かあって、離反という形でしょうか。
ハイキュー 第376話 ビーチバレーボール
この漫画は良くも悪くも本当に丁寧で、まさかこの試合をこんなにしっかり描写されるとは思いませんでした。
テンポ的にはサッと終わらせて日本に帰って欲しい気持ちもあるんですが、いざ読むとビーチボールの面白さがしっかり描かれてて面白いんですよねぇ。
僕のヒーローアカデミア 第253話(No.253) 白雲
え、黒霧さんが白雲君!?
ビジランテ読者としては想定外過ぎて今回の衝撃度はデカいよ。
でもちょっと、敵の改造技術がオーバーテクノロジー過ぎません?
能力の切り貼りみたいな魔改造はともかく、完全に別の個人を作ったって事ですよね。
ブラッククローバー 第232話(ページ232) 静かな湖と森の影
断魔の剣による移動方法の説明が思ったよりフワッとしている……。
先般、敵の移動要塞を強襲した時に手元に戻してたのもこの応用ですね。
このレベルで操作できるって事は、魔力の高い方に自動ホーミングするという弱点が完全に解決されているって事か。強い。
ZIPMAN 第2話(002) 鋼鉄合体!!
うーん、絵はやっぱり上手いけど、ややガッカリ肩透かしな印象。
デビルゴリラっていう愛称も何か無理矢理感があってしっくりこず、弟のツン具合もキャラ立てのようで立ってない。
2話に関しては先が広がるワクワクとか、この漫画のウリがもうちょっと欲しかったなと。
1話で特撮パロとアクションシーンの爽快感にはトキメキを感じたので、そこに期待しています。
でも後半の銅像を踏み台にしたトラック大ジャンプ&屋上飛び降りによるドッキングは「ねーよw」的な感じで笑えましたね。
雑って言う人もいるけど、題材的にもこういう外連味たっぷりのトンデモアクションをやってくれると頭カラッポで楽しめるかも。
アクタージュ 第93話(scene93) 大きな流れ
自然な流れで市子さんにスポット当たって嬉しい。
それにしても子役⇒役者の転進って難しいらしいですね。
子役は年齢が経過すると同じポジションには絶対いられない。
なのに子役時代についたイメージの払拭が大変。
子供の頃から芸能界にいた市子さんが流れに任せるって考えになるのも分かる。
流れを読んだり掴んだりするのも実力なんでしょうけどね。
そして以前から心配していた”結末どうするの問題”。
羅刹女が全てを許し、自ら芭蕉扇で火を消すのがラストですか。
確かにこれなら羅刹女が主役になっても問題ない。
だとしても花子さん、この経緯で”夜凪が全てを許せるようになる策”って何だろうか。
「全部ウソでーす☆」とかやられても、夜凪も読者もブチギレですよ。
Dr.STONE 第132話(Z=132) 最強の武器は
千空が島に戻ったのは管槍作成でしたか。
先週の予想が当たって嬉しい。
でも普通の槍+アタッチメントと、意外と単純な構造だったんですね。
“地道に楔を打ち続ける”ってのは正に科学王国の標語で、氷月がこの理念を基に天才モズを打ち破るって方式が、氷月個人でなく科学王国の勝利って感じで、さすがの構成力です稲垣先生。
それにしてもイバラの最短で対策を繰り出してくる優秀さよ。
氷月復活を確認してからの転進、キリサメの石化など、本当に判断が早くて的確。
イバラが石化装置に出した条件付けは何でしょうね。
イバラの事だから、起死回生の一手を打たれそう。
玉砕覚悟の広範囲巻き込みは、性格的に無いか?
でも陽だけ石化ってだけなら……週またぎでやる事だろうか。
あと、モズ撃破シーンで「この人ゆらぎ荘みたいなやられ方するなぁ」と思った人、他にいませんかね。
ほら、光と共に着衣が弾け飛んでる感じとか……
本来はアツいシーンなんですけどね……
チェンソーマン 第50話 シャークネード
アキ君の寿命が……ッ!
天使を助けるシーンの臨場感や、助けて抱き留めるシーンの空気感がしっかり伝わってくるんですが、どういう技術なんでしょうコレ。
本当にタツキ先生は映像を漫画に落とし込むような描写が上手い。
きっと頭の中に映像があって、それを監督としてディレクションして漫画にしてるんだろうな。
台風の悪魔はスピーディに処理(笑)して、改めてレゼさんとの一騎打ち。
しかし自分の中で今シリーズ最もキャラを上げてるのはビームです!
デンジをキッチリ助けて仲間の所に連れていく有能ぶり。
上に乗られても「正解!正解!」というノリの良さ。
レゼの攻撃からデンジを守る忠犬っぷり。可愛い。
呪術廻戦 第87話 渋谷事変⑤
蝗害怖い。
説明の中で黒い粘液の伏線入れるの上手いし、芥見先生バッタ詳しいですね。
でも卵管という事は……蝗GUYはメスって事か。うわぁ。
虎杖君が強くなってるのは嬉しいんですけど、蝗GUYも特級だと思うので、もう1~3級呪霊とか意味ないですね。
最初の方に宿儺も言ってたけど、特級の範囲やっぱり広いわ。
約束のネバーランド 第160話 足枷
この人間同士で策略を巡らせる感じ、久しぶりですがやはり面白い!
ノーマンの予想に対して、ラートリー家はリスクを負って裏をかいてきました。
女王の性格を利用した見事な立ち回りで、これから対立する敵の手強さを見せつけてきましたね。
ゆらぎ荘の幽奈さん 第187話 みんなで誅魔忍ブラ
胸の揉まれ方で誰か分かるって達人の領域だと思うんですが、みんながその領域に達してしまうぐらい揉まれてるって事ですね。
連載も3年以上続いてるから仕方ないね。
ミタマセキュ霊ティ 第16話(code16) 看病選手権
各キャラと関係性に魅力が出てきてるので、普通の看病イベントだけでも十分面白い。
感想は短いけど毎週とても楽しみにしています。
打ち切りラッシュにつき、相対的に順位降下しちゃうけど、長く続けて欲しいです。
サムライ8 第30話 潜入
竜が骨河改め三打に「やっぱりお前はいいやつだ」と言ってくれますが、三打としてはこの言葉でかなり救われますよね。
ここらへんの語り合いは岸本先生の上手いところです。
一方”角弾頭”ってネーミングセンスは岸本先生のアレなところですね。
“角”って漢字に戦略兵器的な意味は含まれてないし、じゃあ”核”で良くない?
それでも変えるならいっそ”火啗”とか”禍朽”とかドスを利かせたらいいのに。
千って人、唐突に登場してきて「さすがの指揮」とか言われてるけど誰だよ知らねぇよ。
と思ってたけど、Twitterで詳しい人がツイートしてましたが、23話で八丸に負けた人らしいです。
今30話だから7話前。一体、何%の読者が覚えているんだ……
トーキョー忍スクワッド 最終話 トーキョー忍スクワッド Part2
- 成長したエンが同じような境遇の子供を助ける
- いよいよ本格的に動き出したボス
- 最後に大ゴマで登場する成長した主人公(見た目変わってないけど)
- 何が来ても怖くない、俺達には団結した仲間がいる!完!
という、原作付きとは思えないテンプレ展開で最後までブレませんでした。
でもエンの記憶術を使いこなした描写は格好良かったです。
この漫画に関して残念だった所を大まかに纏めますとこの3つかな。
1.原作付きとは思えないテンプレの応酬
こちらは言わずもがなですね。
意外性やオリジナリティのある展開が少なかったです。
2.仁の唐突な完成型キャラ⇒成長型キャラの移行
先週も触れましたが、最初は間違いなく完成型の凄腕主人公して描かれていた仁。
Cクラス?の試験を受けていたり、後半あたりからバトルや立ち回り面でのチンピラ感が強くなり、作品における立ち位置が急に変わったと思います。
「成長型⇒完成型」へのキャラシフトなら、まぁそれは成長として分かるんですが、逆に大した説明もなく「完成型⇒成長型」になってしまうと、自分としては単なる格落ちに感じてしまいました。
3.作品テーマ不在の畳み方(仁の成長orエンの成長or仲間の絆)
恐らく打ち切りが決まっているであろう直近の展開について。
話を纏める上で貴重なはずの前回と前々回にわざわざ新キャラである仁の師匠を出して”仁は師匠の手を離れて成長したんだ”という描写に話を割いたんだから(自分には伝わりませんでしたが)、それなら最終話は仁が一人前としてスクワッドを切り盛りするリーダーとしての格を見せたら、一応テーマとしては纏まったんじゃないでしょうか。
でも最終話に成長したエンをクローズアップしてしまい、ましてや「団結した仲間がいるから」という締めのセリフを仁ではなくエンに言わせるような構成にしてしまいました。
色々要素を詰め込みたかったかもしれませんが、一つの作品の締め方としてこだわって欲しかったなと思う。
次回作で大化けするパターンも十分ありますので、原作・作画共に次に期待はしています。
一先ずお疲れ様でした。
Dr.STONE reboot 百夜 第7話(Z=7) 君が見える
おぉー、本編とリンクした!
レイの健気さもあって、かなり感動的です。
42年以上も宇宙空間で施設を維持するって、レイは本当に頑張ってますね。
さて、reboot百夜。問題はここからどう展開するか、ですね。
てっきり百夜の物語を補完するスピンオフかと思いきや、レイという新しい視点を出してる訳なので、ここまで展開した以上は一つぐらい、本編に繋がるギミックを残してくれるような気がする。
数千年間のアップデートを繰り返して、ストーンワールドではとんでもない進化をしてたり……は、ちょっと本編への介入が大きすぎますか。
注目です。