巻頭カラーは魔女の守人。新連載ですね。
鬼滅の刃も佳境、ハイキューも最終章で、ゆらぎ荘も今週で終わりそうな予感が……
近々大きく紙面が変わるかもしれないので、新連載陣には頑張って欲しいですね。
あとやっぱりアンデッドアンラックが面白いので長文感想になってます。
ヒロアカの例の件については……今回は書いてません。
でも何か言いたい気持ちはある。別記事で書こうかなぁ。
魔女の守人 1話
おぉ、また普通で真面目なやつが来たなぁ。というのが最初の感想。
絵もキレイで読みやすいんだけど、小さく纏まってるというか、表情のイキイキしてなさっぷりから、漫画的なウマさは感じない印象。
ここらへんは完全に人それぞれの好みだとは思いますし、まだまだ分かりませんよ!
次の話あたりで手のひら返してるかも!
で、こういう事を言っちゃうのは野暮だとは思うんですが、魔女の守人システム、リスク高過ぎませんかね。
殺す目的なら、食事に毒を入れるとか健康診断の最中に暗殺するとか、機会はいくらでもあると思うのですが、 「同年代の異性と一緒にいさせて、感情移入する頃に本来の役割を告げて殺させる」ってリスクの塊じゃないですか。
主人公のファフナ君じゃなくても、遅かれ早かれ反発する人は現れるのでは?
司教さんは掟だって言ってましたが、どういうつもりで設定された掟なんだ……
しかも魔女本人と従者は守人の本来の役割を知っている事が、更にこのシステムの謎さを加速させてますよね。
魔女にまで知られてたら、それこそ守人本人に直前まで知らせない理由は全くないし、逃亡のリスクが高過ぎると思うんですが。
もちろん、整合性=面白さに直結すると限らない事は理解してます。
でも何というか、”フィクションで世界観を構成する”ってこういう細かいリアリテイの積み重ねだと思うので、心配になってしまうなぁ。
でもまだ1話。何をウリに押し出していくかですよ。
「双式ノ構エ」の子供が絶対にマネしないダサさと見開きアクションの迫力の無さから、アクションをウリにするのは少し厳しいかも。
世界の謎を解き明かすみたいな世界観で魅せるのも、”魔女の守人システム”のガバさから、あんまり期待できないのかなぁ。
次回以降で何かの片鱗が見えると良いですね。
それにしてもファフナ君の「戯言かどうかは自分で決めますよ」でサムライ8を思い出してしまって、もうダメだ自分は病気かもしれない。
ワンピース 970話
おでん「あの日の判断はアレでよかった。話を未来へ進めようぜ」
言いたい事あるだろうにこの潔さ!おでん本当にカッコいい……!
もはやワンピースで一番好きなキャラになりつつあるので、カイドウ追い詰めても「カイドウ格落ちダメじゃん」ではなく「やっぱりおでんは強いぜ!」になってしまっている。
というか尾田先生もおでんを気に入ってきてない?
来週こわいよー。おでん死なないルートはないんですかね。
たまにネットで「推しが死ぬ悲しみ」を書いてる人をみかけても理解できなかったんだけど、今はちょっと分かるかもしれない。
鬼滅の刃 192話
炭吉さんは見ただけで日の呼吸を後世に継承できるまで習得したって事?
天才過ぎるなと思う一方、縁壱さんの意思を繋ぐ為、人生を価値あるものにする為、炭吉さんは頑張ったんだろうな。
そして世代を超えて炭治郎も縁壱さんの成果に感謝している。あの無惨様も炭治郎に縁壱さんを重ねている。
縁壱さんの存在が無惨を追い詰めていると、是非伝えたいですね。
さて知ってる人が大半だと思うんですが、電子版だと鬼滅がカラーなんですよね。
で、ヒノカミ神楽の色合いがメチャクチャ素晴らしいんですよ。
適当に色を塗っただけじゃあこの仕上がりにはならないでしょう。
これは間違いなく信念とこだわりを持ったプロの仕事です。
来週もヒノカミ神楽連発だろうし、カラーで読むのが楽しみですね。
僕のヒーローアカデミア 259話(No.259)
ついに決戦!ですね。
ただ野暮で申し訳ないけど、学徒動員についてはもう少し説明が欲しかったところ。
就職が決まってる三年生なら辛うじて分かるんですが、一年生を駆り出す事については、こじつけでもいいから理由欲しかったかなー
作戦の秘匿性を考えると親御さんに説明してないと思うんですが、これ普通に考えたら大問題ですからね。
親目線で考えると、例えヒーロー志望であろうとも16歳の我が子が、犯罪組織との総力戦に親の同意なく参加している訳で、ちょっと勘弁して欲しいってなりますからね。
これに関しては面白さを損ねる……って程ではないし、堀越先生は大人の事情への配慮みたいなのを意識してない時があるので、あまり詳しく考えないようにするのが吉かな。
最後の丸太の驚き、ちょっと爽快でしたね。
「あ、完全に想定外だったんだな」っていうのが絵で分かりました。
Dr.STONE 137話(Z=137)
最後まで気が抜けない攻防でした。
イバラが帽子投げて跳ね返してくるとは思わなかったので、本当に詰んだかと。
しかし龍水はスイカの救出から始まり、今シリーズ大活躍ですね。
自分本位じゃなくて、チームとしての最善を導き出す判断が本当に早い。
さすが登場直後に人気投票で上位にランクインした男。
アンデッドアンラック 3話(No.003)
ボーンガン?ボーンガンじゃないか!お久しぶりだゾイ!
一発目で確実に脳天を貫いていくところにアンディのプロっぷりを感じました。
そういえば本家も割と急所一撃するところがありましたね。
言いがかりはさておき、今回も密度の濃い内容でした。
普通の新人さんなら不可避の解明と対策立てて撃破した所で1~2話かかるのでは?
今回はそれプラス拘束型否定者との戦闘と敗北。
見逃してもらってロシアへって……よく詰めたな!
まだ3話ですが、普通ならここまでの内容を描くのに7~8話かかるんじゃないだろうか。
過去トップクラスの展開スピードじゃないですかね。
素晴らしい。
否定者バトル、能力を「〇〇を否定する」に、名前を「不〇〇」と制限を加える事で、むしろ“何でもアリ”な能力バトルよりも考察が深まるの、画期的ですね。
シェンの能力が何かとか、読んでて思わず考えてしまう。そして分からない。
それが読者の興味を引く事に繋がっていて、先に読み進めたくなる。
アンディの圧倒的分析力と対応力により高い次元の能力バトルがテンポよく展開されてるし、まさかこの漫画がハンター休載で長く満たされていなかった頭良い人の論理バトル欲を満たしてくれるとは思わなかった。
お気に入りはこのコマ。
「日本では爆破解体禁止だけど無理な納期言われたのでやってやった」って事ね。
自分はこういう細かい所から、作者さんのリアリティに対する真摯さみたいなのが分かって好感触なんだ。
それに、説明コマだけどなるべくテンポを損ねないように、ギャグっぽいノリにすることで何とか話に溶け込ませようとしている。素晴らしい。
でも1点すごく引っ掛かってるのが「組織の人間を殺して空いた席を狙う」という目的に対して、風子が疑問を持ってないところ。
過去にアンディが捕まった時の扱いからして、人道的な組織では……ないよね。
今回は火の粉を払っただけだけど、次は組織に入る為に殺しに行くワケで。
しかも組織に入った後は、非合法な任務とか、他の否定者を始末したりするんだよね。それで良いの?
まだ3話だけど、既に作者の戸塚先生は私の信頼を獲得してるので、どう描写するのか待ってます。
チェンソーマン 56話
デンジ君の「1万貰えるならゲロ食うぜ」で笑いました。
主人公として画期的過ぎる。
しかしパワーとデンジ君のやり取り、タツキ先生の本領発揮ですね。
どういう才能があればこんなに微妙にリアリティのあるバカっぽいやりとりが書けるんだろう。癒されます。
そしてアキ君、もはや公安において欠かす事はできない猛獣使いである。
敵の師弟コンビ。タツキ先生はホクロのある女性が好みっぽいので活躍するかなぁと思ってましたが、既に3回刺して王手ですか。
想像以上に強キャラでした。
一方、3兄弟の目的は不明。暴力さんとコベニに接触して、どうするつもりなんだろう。
元々そんな想定は一切してませんでしたが、敵対グループと順番に戦うのではなく、複数が同時にアプローチしてくるの、テンポ良いし先の展開も読み辛いので面白いですね。
その分ストーリー作り大変なんですが、タツキ先生の事を信用しているのでそこに不安はない。
マッシュル 2話
迷路が出てきた時点で9割の読者が「壁突き破るんだろうなぁ」と思ったし、邪魔した女の子がピンチになった時点で9割の読者が「主人公助けるんだろうなぁ」と思ったはず。
唯一の予想外は、羽ペンを折っただけで答案用紙がビビッた事ですかね。アレ誰でもできるでしょ。
魔法でドラゴンおいやったりする世界で、何で羽ペン折るだけで脅しになるんだろう……
アクタージュ 99話(scene99)
「これいいの?」という観客の意見や戸惑いが読者の感想とリンクしてて、マツキ先生は作品を客観視できている事が再確認できました。さすがです。
そして天地さん、配信は二日目公演を使うとかブレないな!
この人は商売の為にやってる訳で、勝負とか実際どうでも良いもんな。正しい。こういう複数視点での正義を描いてくれるのは良いですね。
「芝居が気に入らないから独断でやった」と責任を負おうとする王賀美さんと、それに仲間が怒ってるの良いですね。
その後に「皆の選択であり全力だった」と言い直す所にも絆を感じました。
少年漫画的なカタルシスを劇を通して本当にしっかり描けてるの、相変わらず素晴らしい。
心配していた千代子ちゃんのフォローも思ってた以上にしっかり話数をかけてやってくれそうなので楽しみですね。
メタ的に主人公vsライバルの構図って主人公が勝つ事が多くて展開予想しやすいんですが、今の話の焦点は勝負の結果では半分なくなってて、来週からどう運んでいくのかが全く予想つきません。
AGRAVITY BOYS 7話
単行本1巻の収録は多分今回までだと思うので、しっかり2巻に繋げる話を描いているのはさすが連載経験者って感じですね。
自分はここ数週、小ネタは気に入りつつも全体としてはイマイチだったんですが、今回はストーリー的にも動きがあって面白かったです。
ブラッククローバー 238話
ユノ様が負けるとは全く想定してなかった!完全に予想外。
でもクラウスさんが10本ぐらい刺されてるのに、ユノ様は1本だけだったので、やっぱキャラ格差はあるなぁと思いました。
田畠先生はここぞという場面でしかネームドキャラを殺さないので、クラウスさん含めて全員生存はすると思います。
でもさすがにユノ様以外、戦線復帰は難しいかなぁ。
ぼくたちは勉強ができない 145話(問145)
私はラブコメに対して申し訳ないけど偏見がありまして、「どうせ望みの薄いキャラから順番に脱落していき、最後の2~3人でガチンコ勝負なんだろ」ってナナメに構えてたんですよね。
なので、うるかが告白した時は「脱落一番乗りか、悲しいなぁ」と思ってたんですが……いや、かなり丁寧な描写ですね今回。
というかこのレベルの過去回想って勝ちフラグなんじゃないの?
他キャラの見せ場を考えると、この流れでうるか勝利はさすがに難しいか。
でもなー、丁寧に描写されればされるほど、最後に悲しい気持ちになってしまうんだろうなぁ。
呪術廻戦 93話
記事ページで猪野君の解説してくれて助かりました。まさに「誰だっけこれ」ってなっていたので。
作中の”五条悟がいなかったらどうなるか”の説明も分かりやすかったぞ!
真人の方が刹那的で呪霊っぽいなと思ってたんですが、漏瑚の方も呪いとしての一貫した思いがあったのか。
敵キャラ間でそれぞれ信じる価値観が違ってるのは世界観の広がりを感じて良いですね。
ZIPMAN 8話(008)
これは本当に1話で一人ずつ倒していく形式ですか。うーん。
前々回ぐらいから言ってますが、敵側が勇者ロールプレイしてないんですよねホント。
それこそ敵側が4人がかりで挑んできて、弟の頭脳を最大限使いながら攻略してくれたらメチャクチャ面白かったと思うんですけどね。
ゆらぎ荘の幽奈さん 193話
先週に引き続き掲載位置が低くて心配してたんですが、幽奈の告白が出ましたか。
え、これもしかして……終わる?
確かに伏線はあらかた回収されてて、恋愛面でも出すべき描写とキャラの成長は十分描かれてるんですよね。
そうかー、うん、寂しいけど、最後までしっかり見守っていきますよ!
サムライ8 36話
マジか、ダウンロード3週間かかる予定だったのか!
師匠がスリープ中だったので注意できないから仕方なかったけど、千さんとか三打とか、3週間もあの状態で待たされるはずだったんですね。
危なかった。不動明王が計らってくれて本当に良かった。
この掲載順でもなお、殆ど既知の情報である技の習得についてしっかりページを割くっていう事は、今後の展開への伏線として必要だったのかな。
クライマックスには箱の力でステータス∞となった八丸が、8と∞をうまく重ねるという岸本先生が好みそうな演出で流星剣を放って、カーラを倒すといった感じでしょうか。
「そんな伏線消化はなく、ただステータス紹介しただけ」だと本当に怖いんですが……いや、さすがにそれは大丈夫か。
★DVD、まだ17話分までしか出てないのね。例のヒノカミ神楽収録の19話は2月末に出るみたい。