巻頭カラーは鬼滅の刃。
連載200回おめでとうございます……ってそんな場合じゃない展開。

今週はヒロアカと鬼滅の展開が強烈過ぎました。
ぼく勉でも満を持して出てきた文乃のバストは変わってないし、今週のジャンプはとにかく読者の心が痛む描写が多かったですね……

あと4月2日発売のコミックス情報が更新されたので載せてます。
アンデッドアンラック、ついに1巻発売ですよ!


鬼滅の刃 200話

巻頭カラー、これは右側が死ぬ人左側が生き残る人という構図ですか……。
こういう書かれ方をしている以上、右側にいる悲鳴嶼さん・伊黒さん・甘露寺さん・そして炭治郎は今回の描写そのままに、生き返る事なく死亡確定か。
吾峠先生はあまり都合の良い展開を描かないから、この巻頭カラーもあって、生き返るのは無いでしょうねぇ。

悲鳴嶼さんは過去、鬼が襲ってきた時に3人が逃げて、助けた1人には化物呼ばわりされたんですよね。
それで人間の本性について疑うようになってしまっていたので、そこに救いが入ったのは本当に良かったです。
ちなみに、その時唯一生き残った沙代ちゃん。
Twitterで教えてもらったんですけど、化物と呼んでしまった真相が16巻のおまけに書いてるみたいです。
単行本だとそういうフォロー入ってるんですね。

伊黒さんと甘露寺さんのシーンもメチャクチャ良かったんだけど、こんなに良いシーンはもうちょっと掘り下げて欲しかったなー。
無惨戦の手前で、二人の絆とか関係性をもうちょっと描写してくれてたら、より効率的にファンの精神を破壊できたと思いますよ。

いずれにしても、死んでしまうのは悲しいながら、最期にそれぞれ救いがあったのは良かったです。

一方、炭治郎は主人公なのにアッサリ殺されてまだ描写がないので、次週もうちょっと掘り下げがある……はず。
悲しむ禰豆子はあんまり見たくないなぁ。

しかし今回、キャラに入れ込まない私でもかなりボーゼンとしてるんですけど、これキャラに入れ込んでる人は本気で大丈夫なんですかね。

Dr.STONE 145話(Z=145)

ちょっと今回、少年誌的にベストに近いBAR描写じゃないです?

「組み合わせで無限の味・見た目・ストーリーが楽しめる」というカクテルの醍醐味を、ノンアルコールでバッチリ表現できていると思います。
モノクロの絵でここまで見た目を美しくできるBoichi先生の画力も凄まじい。
レシピも簡単なので、これはちょっとマネしたくなる子供もいるんじゃないかなー。

ちょっと退廃的なマイナスイメージを含む文明が出ると司の顔色を窺っちゃうんですが、今回のカジノやBARについては黙認なんですね。
「既得権益にどっぷり浸かった愚かな大人達」が嫌いなだけで、割と許容範囲は広いのかな?
もしくは敗戦の将として大人しく従っているのか、どっちでしょう。
毎回「これはセーフ」「これは……ギリアウト」とかジャッジされると面倒ではあるので、これで良いとは思うけど。

「テーブル・衣装・カードをすぐ用意できたな」という疑問があったんですが「乗船前からこの展開を見越していました」という事で納得。
先週の段階では「え、本当にギャンブルで決着付けただけ!?」って印象だったんですが、ここまで今回の話まで一連で考えると、展開としてようやく納得できました。
さすが稲垣先生は無駄な作劇をしない。

稲垣理一郎・Boichi 2020/4/3

僕のヒーローアカデミア 266話(No.266)

すごい!ちゃんとトゥワイスが炎に巻き込まれてる!
瞬間移動もしていないし、説明なく無事だったりしてなかった!
ホークスもそれをしっかり助けているフォロー付き!
アレとは大違いだ!

さて、荼毘は「何も信じちゃいねぇ」とか言いながらホークスがトゥワイスを助ける事は見越してたんですね。
矛盾してるとかじゃなくて、コイツ本当に悪者として怖い賢さがずっとあるんですよねー。
私の中ではトップクラスに悪役としての格が高いです。

トゥワイスの最期、展開的にチート戦力過ぎたので退場する事は予想していましたが、ここまでガッツリ見事に描写しますか。
悪役を悪役のまま、満足させて退場させるのは賛否両論ある気はしますし、ヒロアカ社会自体がヴィランを許さない息苦しいイメージが強いので、ここまで感傷的に描かれたのは少し意外でした。

やっぱりトゥワイスも悪役ではあるので「良かったね」とか「救われたね」という全肯定な気分にはならないんですが、トゥワイスという人物の最期が一貫して丁寧に描写されており、非常に複雑で感傷的な気分になりました。
漫画としては非常に良かったと思うし、少年達にはこの複雑な感傷を是非読んで経験して欲しい。

約束のネバーランド 173話

前回「大人しく説得されてもエマ教が怖いだけだし、1話かけて説得したのに心に響いてないのもなぁ」と思ってたんですが、この展開は納得です。
ピーターさん視点での悩みとか、「使命を信じるしかなかった価値観」とか、よく伝わりましたよ。

今回意外だったのが、人間同士の争いについて言及が入りましたね。
人間同士でも争いがある事なんか現実世界に住んでいる読者としては言うまでもない事ですが、わざわざそれを言うって事は人間世界に戻って万歳にはしないの……?

「ずっと鬼の世界で家畜として培養されていた人間が人間世界にやってきた」って、リアルに考えると人間世界で苦労するのは明らかなんですけど、そんな胸糞且つ閉塞的な展開が用意されてるのかな……
そんな描写をガッツリやると、もはや本当に少年誌ではなくなってしまうと思うんですけど。

チェンソーマン 64話

タツキ先生パワー全開の描写力に圧倒された回

前半のクァンシ配下の自殺許可まで取ろうとするビビりっぷりとか、闇の悪魔の登場シーンまで、迫真過ぎて緊張感すごかった。
もう宇宙飛行士が何で出てきてるのかよく分からないけど、むしろ論理的整合性がない方が怖いんですよ。
そういう唐突さも含めて、不気味感を煽るのが上手過ぎる。

確かに闇ってのは人間というか生物の根源的恐怖ですから、存在レベルが違うのも納得。
銃なんて所詮、人間が後から作った文明の利器ですもんね。
しかしそんな闇の悪魔でもチェンソーの心臓を欲してるってのはかなり謎な所。
天使の発言では悪魔が地獄⇔人間界を輪廻転生するのにチェンソーが関わってるらしいですが、それこそチェンソーも人間が後から作ったものだし……うん、全く分からん。

ドイツ語の手紙については、ネットで翻訳された方いわく
「会話はマキマに聞かれている」
「破滅は近い」
「マキマを殺せ」

みたいな意味らしいですね。
マキマさん、海外の会話も聞けるの?全知全能レベルでは……

おじいちゃんが手紙で受け取った「マキマを殺せ」の指令を師匠がこなすという事は、結局、師匠がサンタクロースなんですかね。
おじいちゃんはただの”精巧な人形”としての端末だったのかな。
サンタクロースについて登場前に「寿命が尽きているかも」という描写がありましたが、トーリカも師匠の余命が半年みたいな事言ってたし、矛盾はしてないのかな。

そしてデンジ君以下、地獄に行ったメンバーが生きてるか怪しいんですが、「チェンソーの心臓を捧げるからマキマを殺せる力をください」という契約が師匠に対して履行されている以上、少なくともデンジ君に関しては死んでんじゃないんですか……?

ハイキュー  388話

絵も試合描写もハイレベルですけど、もう「面白いなー」「すごいなー」しか言う事ないです。
影山、あの状況で誰に上げるでもなく、ましてやツーでもなく、「触らない」を選択する判断力は確かにヤバいなと思いました。
こちらも読んでて完全に意表を突かれた。

ぼくたちは勉強ができない 153話(問153)

通常のラブコメに戻った以上、なかなか気の利いた感想もないんですけど、理珠が自分に振り向かせる方法として「成幸が自分の事を好きになったら負けなゲーム」を仕掛けるのも良く分からないし、そんなゲームに7ヵ月も乗っかってる成幸もどういう心理状態なのか分からんですね。

なんかIFルートに入ってから、特に成幸に感情移入できるよう作ってないような気がします。
理珠視点で成幸が攻略対象になってるみたい。

あ、もちろんHカップの水着はガン見しましたよ。

マッシュル 10話

掲載位置が安定してずっと高いですね。
中の上ぐらいの位置をキープしてるし、アンデラよりも常に前ですからね。
ここらへん、私には理解できてない魅力があるんだろうな。やっぱり総合的な分かりやすさとハードルの低さなのかな。

ランス、思った以上に早く仲間になったし、面倒見良いですね。
見ていて気持ちの良い正統派なハイスペックっぷりで、マッシュと相性良いのでは?
このタイミングで寮同士で対抗する形にするの、ランスの仲間展開がよりスムーズになるので良かったと思います。

アクタージュ 107話(scene107)

人気投票結果発表。
各キャラの内面も魅力的に掘り下げられている上、ここ最近はかなり表情の絵力が強いこの漫画。
今回千代子ちゃんが1位でアキラ君4位なの、この漫画のキャラ人気の高まりが表出したように感じました。
漫画的には順当且つ理想の結果では?

やっぱり幅広い支持層を得るには魅力的なキャラですからね!
ストーリーだけでは「文章理解せずに読んでる層」を取り込めないので、こうなると強いですよー。

そこから追い打ちをかけるように今回の話。漫画の食事会って、絡みが少なかったキャラ同士を絡ませたり、普段と違う側面で特徴が描けたりするので、ちゃんとキャラ立ち出来ていると面白いんですよね。
食事会で色々妄想が捗る漫画は、キャラ立ちできているので良作の法則。
王賀美さんと阿良也の衝突シーンとか、これまでに培ったキャラ性がしっかり出てて良いです。
(一方、キャラ立ちが無い漫画だと読んでいて地獄と化す。)

アンデッドアンラック 11話(No.011)

本編中にモザイクがないので扉絵でノルマを満たす主人公。
これ何がすごいって、いつもみたいに欠損⇒再生で丸出しになってるんじゃなくて、単純にズボンとパンツだけ履かずに意図的に露出してるって所ですよね。
連続モザイク記録を保持する為に、性癖を曲げられる主人公。

戦勝の神(ヴィクトール)、1話で見せたリミッターを外した状態の事ですかね。
ジーナ戦でもリミッターを外してなくて何でかなーと思ってたんですが、「必要ねェ」と断じるアンディを見るに、1話で出したのが謎なぐらいの奥の手っぽいですね。
「100年分の記憶が押し寄せてきて狂う」という代償、ピンときてなかったんですが結構キツいのかな。

報酬の”不治の居場所”がアンディの死に繋がるかもしれない件、前々回からその可能性に思い至った人も多いとは思うんですけど、風子に明言させてスポイル戦後の展開を示す+風子のモチベーションをちゃんと描写するのは流石です。
今回も風子が決め手として、展開に積極的に介入してくれそうですねー。

ロンギング突入前の「あーなった奴らは戻れるのか」「なら遠慮はいらねぇな」この二言があるだけでその後のゾンビ一掃の印象が全然変わりますねー。
相変わらず配慮が行き届いている。

その後にトラック突撃⇒町全体が埋まるゾンビ⇒ゾンビ一掃と見開き三連発に繋げるメリハリと爽快感すげぇ。

そして単なる爽快なゾンビ一掃シーンだけでは満足せず「居場所が分かる気合のあるやつがいるならしゃがめ⇒しゃがんだ人に話を聞く」という調査パートとストーリー進行もキッチリ兼ねさせてるのが、戸塚先生の非凡な所です。
本当に構成が上手い。
もうなんだこの人、ベタ褒めするしかない。


★ついに1巻発売!
爆売れした時に後続のファンに「俺は最初からクると思ってたから1巻から初版で持ってますけど?」とマウントを取ろう!

呪術廻戦 101話

今回状況動きましたねー。

冥冥さん、夏油を偽物と見破る洞察力は強キャラの証って感じですが、夏油が呪霊操術を使った時点で「読みが外れたかな」となるのか。
やっぱり術式ってその人のパーソナルとなるもので、普通は真似ができるものじゃないんですね。
ニセ夏油、本当にどこからきた何者なんだろう。

脹相vs虎杖。
音速の百歛 穿血を初見で防ぐ、虎杖の安定した身体能力の高さよ!
赤血操術って確か御三家の加茂家の術式ですよね。
脹相は加茂家の汚点が呪霊の子供をベースに作り出した呪物なので、何らかの形で術式が継承されてるっぽいですね。
今回はかなり熱いバトルになりそうでとても楽しみです。

ミタマセキュ霊ティ 31話(code31)

生類憐みの霊、センス高いな!

それを押しのけての謎生物オバチュニティが優勝ってだけでも笑うのに、「自身をずっと動物だと思っている」というコメントから「変な格好した人なのかな?」と思わせといて、本編でメチャクチャデカいの反則でしょ……!

巨大化によって「変な格好をした人」という読者の僅かな希望すらも奪ってしまい、ガチの謎モンスターと化している。
この味付けセンス、やはり鳩胸先生は出来る人……ッ!

ゆらぎ荘の幽奈さん 201話

今回は朧の個別ルートですかー。
「強くなどなくてもいい!どんな子供でも構わない!」って言わせるのは大事ですよね。
朧のコガラシ君への思いを龍雅家の使命感と切り離すのは必須だと思うので、ちゃんとそこを押さえてくるミウラ先生、さすがです。

ミウラ タダヒロ 2020/4/3

ブラッククローバー 245話(ページ245)

こんな事言うのは本当に野暮だけどオラもう我慢できねぇ!
もはや重力ではない!

闇魔法で次元斬ったり今回に至っては魔法無効化してる漫画に対して今更感はあるのですが、重力が”便利な超パワー”過ぎて話に集中できないよ!

今回のヘビーインファイトグラディエイターも重力魔法をどう応用してるのか見当もつきません。
先週も書いた通り「相手方向に重力ベクトルを持っていって落下速度+自分の速度で攻撃」だけなら分かるんですけど、全動作が素早いので完全に自己バフ扱いですからねコレ……。

さて、悪魔がいる時点で予測しても良かったかもですが、冥府ときましたか。
冥域ってのはそのまんま、冥府に関連する能力って事ですかね?
クローバー王国以外の3国が出る事で一気に話が広がりましたが、冥府の登場で別世界まで出てきて、この漫画はまだまだ世界が広がりますねー。

田畠 裕基 2020年04月03日

AGRAVITY BOYS 15話

今回面白かったです。

アールシュのゲラルト信仰の安定っぷりも良かったんですけど、逮捕には吹いた。
異星の歓楽街って事で常識ラインの設定が麻痺してたんだけど、そりゃあんな格好で腰振ってたら普通に捕まるよね。
異星人の星でもそこの感覚は普通なんだと、正気に戻された感覚。

クリス無双と思いきや、過去の伏線を活かしつつサガが活躍したのも予想外且つ爽やかな着地で良かったです。

そしてついにタイムマシン製造という大目標の設定。
私としてはずっと無軌道にバカをやるより、ある程度方針は欲しかったので嬉しい。
タイムマシン製造後も、きっと地球滅亡の原因を取り除くパートも入ると思うので、連載はまだまだ続きそう。

あと最後のアオリの『天才&前科持ちよ…世界を救え!』に笑わされました。
そうだね、今回で主人公チームの4人に2人が前科持ちになったんだよね……

中村充志 2020/4/3

魔女の守人 9話(#9)

ファフナの家族を殺した魔が元魔女という事が明かされましたが、じゃあファフナは「魔女はいずれ魔になる」って知った事にならない?
1話で魔女がいずれ魔になると聞いて初耳のリアクションしてたような……と悩んでいたんですが、Twitter上でご指摘をもらいましたので掲載。(ご本人了承済み)

1話で司祭から魔女の真実が明かされた時のこのシーンですね。
ファフナの家族を殺した魔が元魔女である事が仄めかされています。
そうです、分かり辛いのです。
いやぁ、これに気付けなかったなー。悔しい。
ひじきさん、ありがとうございました。

この引っ掛かりを除けば、今回は普通だったと思います。
騎士は魔女の魔力を増幅する効果があるんですねー。
わざわざゲンを通して魔法攻撃をしたのはちゃんと意味があったんですね。ようやくわかりました。
なんでゲン戦の前にこの設定を説明しなかったんだ……

夜桜さんちの大作戦 30話(作戦30)

世界観の描写回。
「夜桜家の買い物は独特で危険がいっぱい!」みたいな話で、「あぁ、うん……」としか反応できないのはオッサン読者の自分が悪い。
こういう”非日常な日常”って、少年読者なら楽しめると思いますよ。多分。

ZIPMAN 16話(016)

最期の巨大ラスボス、やっぱり絵には迫力はありますね。

鋼志郎が消失した時も思いましたけど、読者はまだ鋼志郎に思い入れが持てる描写を与えられてないので、今回の話展開に対して関心が低いのが正直な所。

何か良い雰囲気で復活しましたけど、鉄芽と鋼志郎の関係も普通に良好なので、どういう感情がどう改善したのかがあんまり把握できませんでした。

芝田優作 2020/4/3

★ジャンプ+での48巻分無料公開記念。
PS3で出たのは結局この一本だけだったけど、必殺技モーションとか今見てもキレイで凝ってて好き。
さすがに今はもう、中古だとかなり安いですね。

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