コロナウイルスで自宅待機が増えている事もあってか、各雑誌で無料キャンペーンやってる所が多いです。
ジャンプもゼブラックで1~13号が無料でやってるので、今月あたりに単行本が出てる漫画は、本誌に追いつけるんじゃないでしょうか。

では感想スタート。基本的に目次順です。


Dr.STONE 141話(Z=141)

カラーが相変わらず上手い。
氷の砕ける所もキレイだし、やっぱりBoici先生の肉体描写は独特の美麗さがありますね。

さて本編。
石化装置、エネルギー切れかぁ。
電池式なら交換ができるはずだし、このレベルの科学なら太陽光発電とか振動発電とか備わっていても良いのでは?と思ってしまう。
ホイホイ石化が使えると緊張感が薄れるので漫画的には良いんですけど、この漫画の科学ハードルを高く設定してしまっているせいで、ちょっとツッコミはしたくなる。  

みんなで手を合わせての石化解除や、千空との分かり合う空気感、石化ヒビの共有など、ちょっとオッサンにはエモ描写があからさまでウーンとなるんですが、少年漫画的にはこれが正しいんだと思います。

さて、次週からガッツリ科学パート。
月へのロードマップ公開ですね。
既に紙が何束もあるし、凄まじいロードマップになりそう。

鬼滅の刃 196話

あーヤバい。禰豆子が人間に戻った……。

メタ的な視点で禰豆子がこの状態で現場に来る作劇上の意図を嫌でも考えてしまうなぁ。
最初は 禰豆子が苦戦した状況の突破口になるのかなと思いましたが、人間に戻っちゃうし、 禰豆子の加勢がなくても無惨様が追い詰められてきました。
となると、次に予想される展開は……

夜明けが近づくほど、無惨様がピンチになればなるほど、禰豆子吸収による太陽克服&パワーアップフラグが強化されていく気がします。
頼むからこれ以上悲しい展開にはしないで。

僕のヒーローアカデミア 262話(No.262)

ミルコさん、単純な強さだけじゃなくて判断の速さや覚悟のキマりっぷりが正真正銘のプロヒーローですね。
堀越先生もノリノリで描いてるのがよくわかります。
イキイキしてるなぁ。

でもこれ、ミルコさんはハイエンド脳無と戦って格を上げた上で、パワーアップした死柄木にやられるパターンじゃないですかね。
私も漠然と読んでいるのでミルコさんはここ数話で知ったクチなんですが、これだけ縦横無尽に大活躍してくれると好感度も上がるというもの。
堀越先生も気に入ってるみたいだし、無事でいて欲しい……

ミタマセキュ霊ティ 27話(code27)

まず掲載順が爆上がりしてるの、嬉しいですよね。
これで続いてくれるといいんですが。

今回は霊とのコミュニケーション回。
この漫画、爆笑はないんですがほっこり温かい気持ちになれるので貴重です。
しかし後半の見開き、電子版で1ページずつ読んでるせいで「もりがとう タマ」と最初に目に入ってしまって感動できなかったんだ。

鳩胸つるん 3月4日発売

約束のネバーランド 169話

本シリーズ冒頭にイザベラがピーターさんと出会うシーンが描写されていた時から、「あぁ裏切るな」と思ってたので、ある意味順当。
でもピーターさんの言う通り、ここで殺しても事態は全然収まらないんですよね。
この後、イザベラと協力して事態を収束させていくのはアツい展開なので、楽しみです。

白井カイウ / 出水ぽすか 3月4日発売

呪術廻戦 97話

猪野さん、死んでるんじゃないの……
一撃目で既にグロッキーだと思うんですが、その後何発も殴られてるもんな。
覆面も取られてしまった以上、術式での反撃もできないよね。
漫画的にも虎杖&伏黒コンビと戦うってのはかなり面白そうなだけに、次週あたりで死体になってそう……

おじいちゃんの能力あべこべが、しっかり考えられていて良かったです。
私なんかは漠然とダメージ反転かなーとまでは思ったけど、確かに単純にそれだと空気抵抗で死んじゃうもんね。
上下限の設定というのは全く想定もしておらず、なおかつ納得できるものなので良かったです。

芥見下々 3月4日

マッシュル 6話

ノータイムで教頭をブッ飛ばして、「僕もいつでもあなたを埋られる」はちょっと予想外のスピーディさで良かったです。

試験の時から「学園長だけ良い事言ってるけど、試験官といいクズが多いから萎えるなぁ」と思ってたんですが、「そう、今の世界は腐ってるんです。学園長はそれを変えたいんです」という展開になるとは思いませんでした。

なんだかんだで筋力で無双するだけの漫画だろとナメてたんですが、これで「権力者である学園長のサポートを得ながら、腐った現体制に挑んでいく構図」ができて、これが結構新しい視点ではあるので、少し興味を持って読めるようになったかもしれません。
そして時間をスッ飛ばしたかのようなホウキスポーツ展開。
1年で選ばれるのは難しいようなので、これも学園長権限ですかね。
ところでこれ、ハリーポッターのパロディなんです?
観たことないので分からない。

チェンソーマン 60話

なんじゃこら、クアンシがシンプルに強過ぎる!
プッチ神父の『メイド・イン・ヘブン』並みの加速っぷりなんですが、これが身体能力ってのは考え辛いので、悪魔の力ですかね。
それこそ空気中の酸素濃度を変えるとか搦め手を使わないと、デンジ君とか普通の戦闘力では太刀打ちできないのでは……?

藤本タツキ 3月4日

アンデッドアンラック 7話(No.007)

あー、やっぱ面白いですね。
こんなバトル見た事ないです。既視感がない。

空気の手を動かせる割には移動用の穴に自由がきいてないとか少し引っ掛かりはあるんだけど、「まあ良いか」と思わせてくれるのは面白いからです。
「自己対象と他対象は二者択一で両立できない」という事も明言されたので、今後の能力考察がますます捗りそうでワクワクします。

“変化=ホレさせる・死ぬ”と定義する事で、“不変を望むジーナ”と”変化を望むアンディ”のイデオロギー衝突にもっていくのは上手い!
ジーナが一方的に自分の信念を話すより、アンディと比較対立させた方が、お互いのキャラがしっかり立つし面白い。
もちろん棒立ち会話じゃなくて、やりとりの最中もしっかり戦闘しているので無駄がない。

あと何が良いって、風子が単なる”不運アイテム化”してないのが素晴らしい。
特殊能力持ちの一般人って戦闘に主体的に参加し辛いから、単なるアイテムとして扱われがちなんですよね。
でも風子は、「ジーナが走らない事の指摘」、「穴へのアンディ投げ込み」とか、一般人として違和感ない範囲(この調整も難しい)で戦闘にも参加してるんですよね。

戸塚先生、さすがにこれは意識しないと出来ない芸当だと思うんだけど、だとしたらしっかりとした漫画理論を持っている気がします。
どこかでインタビューしてくれないかな。

しかし「UMA・星のない夜空・UFO」ときてるんで、最終的に話の縦軸は宇宙規模の何かとか、外宇宙からの侵略とかになるんでしょうかね。
今回ジーナが「組織に入っても辛い」という話をしていて、まぁこれまでの描写からも健全な組織には一切見えないんですが、こうした要素をミックスさせてどう展開していくのか全く読めないですね。

アクタージュ 103話(scene103)

これが演出だ!と言わんばかりの黒山さん大活躍回。
千代子ちゃんの特徴もそうですが、阿良也の特徴も最大限に生かしてるのが良い。
そしてこのシナリオに説得力を持たせる絵の力よ。

なかなか演出の力って一般の人には伝わりにくいんだけど、ここまでの違いを見せつけてくれると、舞台演出の啓蒙にもなってるんじゃないかな。
素晴らしい。

魔女の守人 5話(#5)

うそだろ、典型的な”棒立ちターン制バトル”じゃないか!
何なの?ファフナは相手が攻撃してからじゃないと動けないの?すばやさが足りないの?

ダメージ描写にも疑問を感じてて、「裁キノ槍」も「鋼の処女」も押しつぶす系の攻撃描写なんだけど、どう防げなかったらかすり傷みたいなダメージ描写になるんだ……

今回謎を深めるのは、ゲンのファフナへの評価です。

前々回:魔生息地の最前線を守っていた有名人
今回:僻地で魔戦闘しかした事のないやつ

えぇ……どっちなんだ。

これに整合性をつけるとすると、 トリコの世界観みたいに中央だけが人間界で、ファフナの国は人間界の境界にある僻地だったのかも。
境界には魔が沢山押し寄せてきて、魔との戦闘においてファフナの国は最前線。
ゲンの国は中央の人間界で、人との戦争に魔女と騎士を使ってるのかな?これなら話が通る。

でもこうして人間同士の戦争兵器として使われているとなると、魔女をなくすという発想自体が厳しそうな気はしますね。

ブラッククローバー 241話(ページ241)

バネッサによる回避支援がある事で、アスタは魔法無効・攻撃回避・自動追尾で防御貫通攻撃を繰り出してくるチートモンスターになるんですが、こんなもの普通なら攻略不可ですよ。
敵がどういう原理で回避出来ているのか分からないけど、相変わらずバランスを保ちながらインフレしてるのがすごい。

ぼくたちは勉強ができない 149話(問149)

うおぉ……他のヒロインルートの可能性なんか一切なかったかの如く、思っていた以上にストレートに告白して付き合ったな。
成幸の性格的に「邪魔をさせてくれ」に辿り着かせる説得力を構築するのは難しかったと思うんだけど、それもしっかりと描写できてたので違和感なかったです。素晴らしい。
その後のイチャイチャも良い雰囲気。 
そうなんだよな、若者なんだからあんまり細かい事考えずに恋愛に素直になれば良いんだよ。 

……と、思うのは私がヒロインレース予想にも参加しておらず、推しヒロインという概念を持たずに今までボ~っと読んでいたから?という気持ちもあります。
真剣に他ヒロインを応援していたファンは、この他ルートの可能性を一切排除したような展開に断末魔を上げてるのでは……?
と、余計な心配をしてしまいますね。

AGRAVITY BOYS 11話

久しぶりに1話に近いノリで、クリスのサークルクラッシャーぶりが面白いです。
でもここ最近の、全力で勢いよくバカやるノリではなくなったので、最近の展開が好きだった読者はちょっとイマイチかもしれませんね。
しかし新キャラというか新チーム、私の感触では今のところあんまり歓迎できる感じでもないですね。
これから面白くなるぞ!って感じが今のところはない。

夜桜さんちの大作戦 26話(作戦26)

どういう導入になっても、中盤・終盤でドタバタバトルで混ぜっ返しちゃうのは、もう権平先生の癖だ思って流すようにしたい。
六美との久しぶりのイチャイチャで、ようやく最初期のノリが戻ってきたなと思いつつも、次回からまた超人スパイものに戻りそう。

ZIPMAN 12話(012)

いやぁ、今回の展開には度胆を抜かれましたね。
先週「また後ろのシルエット4人と1話1人で各個撃破したら面白いなぁ」と冗談で思ってたんですが、まさか本当にやるとは。

この漫画、名刺回といい闇堕ち?といい、結局シナリオパートは蛇足だったり意味ナシな事が多く、連載開始から実質ただ単に戦っているだけの印象しかないのはとても残念ですね……。

一般人が多数襲われているのに味方陣営のマスクの人が「社長が生きてるかもしれないのに今すぐ確かめなくていいんですか」っていうのも展開上の作為性を感じますし、新しい敵もこれ、勇者の中の人と同じって言われても違和感ないですよ。
キャラが全然特徴的じゃない。

これはちょっと芝田先生、残念ながら圧倒的なストーリー力不足かなぁ。

あと10万馬力って、単なる技名だと思ってましたが、純粋な出力スペックだったんですね。
本当に数字通り100倍の出力なら勝ち目がないと思うんですが、このスペック差を策略とか技で覆したりはしないんだろうなぁという、悲しい信頼がある。

でもそれを裏切って、何とか挽回して欲しいですね。
ウォーズマン理論を使えば12倍の120万馬力まで上げられるけど、それでも1,000万馬力には全然足りていない。
ここで新たにZIPMAN理論を打ち立てる事で、伝説に残して欲しいです。

サムライ8 40話

ストーリーのツッコミは相変わらずなんですが、連載当初に指摘されていた「絵が読みにくい問題」はもう解消済みといってもいいんじゃないでしょうか。
大久保先生、漫画の絵がかなり上達してると思います。

屍界、まさかのデジョンか!
相手の練度関係無しに異世界に吹っ飛ばすのは強力過ぎますね。

アタは予想外に悲しい過去ではあったんだけど、八丸=箱の鍵が手に入ったらマンドラの箱で世界を滅ぼす計画のはずなので、何十年も拘束して試し切りする事はないでは……。
さっさとマンドラの箱を開ければ良いのに、何か問題が残っているんでしょうか。

またとても残念だったのが、アタがアンを即刻で1~7角にあてがった事。
これにより岸本先生が姫を「侍のブースター」として認識しており、姫の意思とか無視しても事足りるって事(姫の意思が本当に侍の強化に重要な要素なら、アタはこんな事をしない)が間接的に伝わってきますね。
先週の展開がより盤石なものに感じられて、アンが更に不憫に……

最後にナナシ登場!
本来ならアツい展開なんですけど、八丸達が宇宙に出てからどう考えても1ヵ月も経ってないはずです。
免許のダウンロードに3週間かかるので、さすがに免許持ちではない=技は打てないでしょう。
これで次週活躍されたら設定的におかしいし、活躍しなかったら漫画的におかしいし、地獄では。

岸本斉史 / 大久保彰 3月4日発売

★2月26日発売予定。18~19話収録。ヒノカミ神楽の収録回である19話は、映像・音楽もそうですが、冒頭からの構成も見事でした。

【完全生産限定版特典】 ◆特製三方背ボックス ◆キャラクターデザイン・松島晃描き下ろしデジジャケット ◆特典CD(椎名 豪 劇伴音楽集4) ◆オーディオコメンタリー 第十八話:花江夏樹、松岡禎丞 第十九話:花江夏樹、鬼頭明里 ◆蛇腹ブックレット12P ◆特製花札4枚 ◆第十九話「ヒノカミ」ノンクレジットエンディング映像 ◆第8巻・第9巻連動『鬼滅ラヂヲ』公開収録 観覧無料招待応募券

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