では今週もジャンプ感想ですよ。
ここ何週か簡易版で続けてるけど、元々1年続けるという計画の通り、10月一杯で少なくともジャンプ感想はやめる予定。
少し考え中ではあります。


マッシュル 34話

相変わらず決めゴマと演出は強いが理屈が弱いのが気になるゥー!

特に今回は「条件反射の説明」がね……。
「脳を介さない神経伝達」って自分で言ってるのに、「そんなにシュークリーム取られるのが嫌なのか」って脳を介してるじゃん!
あと「嫌なものは反射で拒否できる」が通じるなら、前回のフィン君はマッシュを殴るのは嫌じゃなかったの……?

セコンズの避け方も「魔法の説明をしなければ対策される事もなかったろうに」って感じだし、シリアス純度が高いとこういう所が気になるなー。

甲本先生、理屈っぽいのが苦手なのは痛感したので、今後は無理せずにノリと勢いと演出で推していって欲しいです。

チェンソーマン 88話

黙ってバトルしてるだけなのに面白ェー!

とにかく絵とカット割がとても上手い。
タツキ先生はコマの中で動きを出すんじゃなくって、「動画の中で良い構図のシーンを描き出す」ような印象。
3次元的なダイナミックバトルが面白いです。
で、ところで来週この後どうするの?

ブラッククローバー 267話(ページ267)

前回は「片腕無しでどうやって戦うんだ」と思ったもんだけど、アスタの答えは「ずっとお世話になったし、悪魔って悪い奴とも限らないので話がしたい」か!
ヌルいって言う人もいそうだけど(私も他の作品なら言ってるかもしれない)、なんというか本作に関しては「これだよ!これぞブラクロの主人公!」って感じてとてもスッとした。
何かとてもブラクロらしかったよ。

で、予想外のタイミングで過去回想。
というか回想の女性、アスタに似てるよね……。

考えてみたら退魔さんはグリモワール状態で保管されていたワケで、今まで私は全然考えなかったけど、そこらへんの背景事情は普通にありそうだもんね。
それこそ、うしおととら的な感じで”何か”へのカウンターとして備えてくれていた可能性すらある。

Dr.STONE 169話(Z=169)

科学王国残留組とアメリカ側との交渉。……交渉?
相変わらず交渉事を力技で済ます漫画だ!

直近はまぁこの力業で積極的に騙されるとして、復活する100万人はほぼ全員アメリカ側になる訳で、科学王国残留組はドンドン肩身が狭くなるよね……。

別に和解していたワケでもなく、独裁思想であるゼノが戻ってきたら人口100万人の大帝国が敵に回るからねコレ。
来たるべき対立の時に備えて、私がアメリカなら並行して近代兵器も作っておくし、科学王国残留組の発言権もドンドン奪っていくよ。
この流れは武力・人数で両方劣る残留組には止められんだろうしなぁ。

実際は途中でゼノと和解してこの問題は解決されるんだろうけど、現時点で取れる戦略ではないとは思います。

という事で、今回のコーンシティ編は戦略決定に疑問符だらけなんだけど……まぁいいや!次だ次!
南米では石化光線の謎に迫る話になるだろうし、かなり盛り上がってくれる予感。
先述の通りゼノもどこかで協力してくれると思うし、現代科学を結集させて難題に当たってくれるだろうという期待感がある。

呪術廻戦 125話

釘崎さん飛び散っとるやんけ……これは無理でしょ……

と思ったんですけど、顔半分の表面が削れてるだけに見えるので、脳まで達していなければ生存の可能性はあるかな?

でも反転術式使いが周りにいないし、虎杖が覚醒する?……にしても、現状で虎杖は術式自体が使えないもんな。
やっぱりこれはもう……

にしても、読者的には数週間空いてるけど、虎杖主観で見るとあまりにも短時間で人が死に過ぎている……。

さて、今回のエピソード挿入の意図は何でしょうね。

「田舎はクソ。沙織さんとふみちゃん以外頭おかしい」
からの
「沙織さんも実は普通の人だったし、他にも自分の人生の席に座ってくれる人達はいる。」

という思春期思想からの脱却?
でもふみちゃん視点ってのも少し不思議で、釘崎さんの最期のエピソードとはちょっと考え辛いんですよね。
来週に期待しちゃうな……。

番外編:鬼滅の刃

恐らく映画公開に合わせてであろう、平野稜二先生による煉獄さんの番外編だ!
相変わらず吾峠先生のテイストをしっかり出しつつも絵が抜群に上手い……本当にすごい……。
甘露寺さんがエロ可愛いし、煉獄さんもかなり格好良いな。

僕とロボコ 12話

くそ、面白い……!

よくある「アイツは普段何してんだ回」なんだけど、それでも面白いのは前回私の中で「小ネタで笑える良い話」という読み方が確立してしまったからだよね……。
モツオがイケメン枠入ってるのも、今までなら違和感あるはずだったんだけど、前回の話があるから納得しちゃったよ!

あと「生まれた年のワインを贈って20歳になったら飲む」っていうのも、まぁオシャレプレゼントとして聞かなくはないんだけど、吹き出し外にある「それまでずっと友達だ」で心動かされてしまった。
小学校の友達って離れる事もあるけど、コイツらの友情は続いて欲しい。
我ながらギャグ漫画とは思えん感想だ。

夜桜さんちの大作戦 54話(作戦54)

読者投稿ネタの結果報告回。
結構作者さんの実力とか特徴が出る回だと思うんだけど、やっぱ権平先生は新キャラ量産できるだけあって、素人の登校ネタをプロのキャラに仕上げてくるのが抜群に上手いですね。
個人的にはやもりん(投稿ではヤモリスパイ)が名前含めてかなりメジャーな感じになってて感服しました。

夜桜さんちの大作戦 ヤモリスパイ 読者投稿版
これが
夜桜さんちの大作戦 やもりん
こうなるのすごい

あと全員の目を一番引いたと思うんだけど、今回の敢闘賞はIカップガトリングスパイだよね……

  • 「編集部賞」にするという、編集部から権平先生への信頼
  • 編集部の信頼に応えてちゃんとキャラに落とし込む権平先生
  • ハガキを見るにまだ若いのに、原液煮詰めたような性癖キャラを本名で投稿してくる前田航汰くん

誰一人が欠けても実現できなかった、三位一体が起こした奇跡ですよコレ。

さておき。
権平先生、素人の作った投稿でここまでちゃんと”キャラクター”に出来るの、現ジャンプ連載陣の中でも文句無しで上位だと思いました。
そりゃ新キャラ沢山出すワケだわ。

別にこういうキャラクタービジュアル作成能力は私の求める漫画の魅力にはないんだけど、それでも「やっぱり1周年突破するだけあるね」と変に納得してしまった回でした。

アンデットアンラック 35話(No.035)

  • フィルの否定能力は「不感」であり、古代遺物の記憶流入の影響を受けない
  • この世界はループしている

一応どちらも初出情報なんだけど、これまでに散々ヒントは出ていたので、答え合わせで正解したような爽快感だぜ。
考察してない人も普通に衝撃の情報開示!って感じで楽しめてるのかな。

あと風子に流れる記憶の見開きが無限の噛み応えがあるな!

ジーナがアンチエイジングしてないの、アンディと出会ってないから若作りする必要がないからだよね?
そして割と創設メンバーっぽかったヴィクトール。
短髪のジュイスは、恐らくコレ”性別”が追加される前の姿だよね。芸が細けぇー!
あとみんな忘れていたヴォイドさんの活躍ね。

あとアークって何なんだろう。
北欧神話からはズレるけど、やっぱり想像するのはノアの箱舟。
次ループに行くための装置かな?
でもビリーの目的が神殺しなら次ループに備える必要はないし、「先に手に入れる」って表現が分からんのよなぁ。
とにかく今週も出し惜しみ一切無しで面白かったよ。

仄見える少年 7話

本作、一般人ヒロインの怪異退治モノという事があって興味の対象が「どこまでもつか」だったんですが、想定外によくできるなって状態がずっと続いてますね。
ヒロインが招き手の特色を活かした上で、キャラクターとしても空気になってないし、無気力系だけど決める所は決める主人公もカッコいいです。

極めつけがお姉さん。
「刺激すると増える敵」に対して「圧倒的力で消し飛ばす」ではなく「無かったことにする」という格の違いを見せつけた対応!
お姉さんは1話からずっと強キャラ感を出してきてたんですが、上がり過ぎたハードルをしっかり越えてくれたのはとても良かったです。

ぼくらの血盟 5話

ちょっと待ってすげぇ分かりにくい!

『西山君は妹さん(初登場)を人質に脅されている』
これは冒頭の描写ですぐわかった。ただ、
『妹さんが吸血鬼だった……のではなく、先週登場したイトコの京華が吸血鬼。』
これが分かりにくい!
ていうかもう描き分けの問題もあって初出キャラの区別がつかん!

いや、だってホラ先週の最後のページを見てくれよ。

ぼくらの血盟 4話 泉生


兄弟と接触するように脅された一般高校生の振舞いじゃないでしょ。
普通に仲良いんですよね。
これを演技とか……読者も悪い意味で騙してない?

ていうかこれ、今週から唐突に話を起動修正してません?
ZIPMANの名刺回並みに前後の繋がりが無視されてる気がする。
そうでなければ、あまりにも作者の頭の中だけで話が進み過ぎている……

ぼくたちは勉強ができない 177話(問177.)

手術後の成幸君が遊園地行ってるって事は、数ヶ月経ってんな。

快復祝いに宴会!?何ヶ月やってんだ!?

親父さんギプスしてるやんけ!
成幸君なんで「もうすっかりいいよ」とか言って遊園地行ってんの!?

読んでて翻弄されたけど、治りの早さは開腹手術>骨折なの?
基本的に今回良い話だったんだけど、冒頭からメチャクチャ気になってしまった。

あとの内容は本当に「ファンが見たかったもの」という感じで、私が事前に覚悟していた以上のイチャイチャっぷりで大変な幸せ風景でしたね。
朝起こしてネクタイ締めからのキス。
二人仲良く出勤して、まさか子作り宣言までするとは……。
もう腹ァいっぱいだ。

あと私のラブコメ耐性が上がった為だと思うんですけど、恥ずかしそうに「なりくん」って呼ぶシーンがとても良かったです。グッときた。
初めてあすみ先輩見て「かわいい」と思ったかもしれない。(それ褒めてんのか?)

灼熱のニライカナイ 14話(depth:14)

先週、「このカオス展開には意味があるんだ。次の話の伏線が散りばめられているに違いない!」という苦しい擁護をした私を嘲笑うかのような全く無関係な話!

というか唐突に最後を良い話で締めるの、なに……?
この話単体で見ても何をされたか分からないし、それに加えて先週の回がマジで何の伏線もないカオスであった事が分かって絶望している。

武芸道行NERU 4話

電子限定連載の最終回。
色々粗削りな所もあったけど、基本的に面白かったなぁ。
4話で終わるのが勿体ない奥行きと設定で、これで連載終了ってのは良く言えばもったいないし、悪く言えば4話に収める設定と舞台ではない……

本格的な連載でこの話を読みたかったです。
お疲れ様でした。

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