巻頭カラーは鬼滅の刃。
第2回人気投票も開催と、かなりの盛り上がりっぷりです。
今回感想書いてませんが、ジャンプ+限定で短期連載が始まりました。
新しい試みではあるんですが、ジャンプ+で定期購読している読者に限られてしまうので、ジャンプ+での通常連載よりも間口が狭いんですよね。
果たしてどうなるのか……
鬼滅の刃 193話
#鬼滅本誌
— トドオカ (@todooka) February 10, 2020
人間の千空が石化解除の投げ方を複雑な計算で出した時は「これぐらい出来るだろうな」と普通に受け止めてたけど、脳が5つある無惨様が9,000年老いている事を計算した時は「よく計算できてえらいなぁ」と感心しました。
自分の中で無惨様の知能ハードルが低い。#WJ11 pic.twitter.com/NtwRrD7D8c
無惨様、長生きしているし脳も5つあるので本来は頭良いはずなんですけど、そう思える描写が皆無なので老化9,000年の暗算しただけでも「よくできました」ってなるよね……
炭治郎は負傷前でも無惨様との戦えるか精一杯でしたが、“死の淵で扉を開いた”+”無惨様の弱体化”で何とか戦えるというのが吾峠先生らしかった。
別にサイヤ人的なご都合パワーアップをしたワケではないですからね。
珠世さん「無駄に増やした脳味噌」ワロタ。
無惨様が的確に煽られる度に大喜びする自分は、紛れもなく無惨様ファン。
次のコマで間髪入れずにグシャっと潰してる煽り耐性の無さも素晴らしい。
無惨様の白髪、イメチェンじゃなかったんですね……
顔も体もどんどん変わるので、そこには引っかからなかったよ。
しかし無惨様でも老化は一応あるんですね。
脳が複数あったり無茶苦茶ではあるんだけど、死ににくいだけで生物の概念みたいなのはあるのか。
でも実際、「1分につき50年老化する毒」はメチャクチャ恐ろしいですよ。
最終的に時間をかければ解毒できるのかもしれないけど、それでも進んでしまった老化は元に戻せませんからね。
ハンターハンター、ネテロの薔薇で表現された「人間の悪意」を思い出しました。
DrSTONE 138話(Z=138)
あー、面白い。
石化解除一つとっても「順番が大事」とストーリーやドラマを入れてくるの良いですね。
その上で、最初に復活させるのがクロムって所が素晴らしい。
千空がクロムを相棒として信用しているのが分かる。
気が緩んだ所にホワイマンが無線で割り込んできたのもゾッとしましたね。
緩急利かせてくるなぁ。そして“本章”突入!これはアツいですよ!
しかしホワイマン、再び地球全体の石化をしないのは
「敵対していない」or「敵対するがホワイマン自身が巻き込まれる事を避ける為」だと思っていましたが、今回の描写で「敵対しているが、石化装置を持っていない」という事が分かりましたね。
でも石化装置の存在と起動方法は知っている、と。
どういう事だ。謎が広がる。
また、ホワイマンが地球全体の石化手段が取れるという事で、
①石化無効化手段を持っている
②地球にいない
のどちらかである事も分かりました。
千空達が石化装置を手にした以上、無効化手段があった方が漫画的にパワーバランスが保たれると思う。
一方、千空の夢が”宇宙に行く”である事は当初から描写されてましたし、外伝でレイの存在も出てきたので、宇宙への伏線も貼ってあるんですよね。
という事で、どちらでも良いし両方でも良いですね。
そういえば「”地球の直径ちょうどの12,800km”を石化範囲にすると、地球の裏側半分は地面に埋まってない限り光線が届かないんじゃね?」と思って調べたら、地球の直径は厳密には12,742 kmなので58km多めに取ってるんですね。
1秒で地球の裏側の海ばつ58km以上の高さに逃げるのは無理だし、そもそも今回の目的は科学王国の石化全滅なので……うん、数値設定としては十分でした。
僕のヒーローアカデミア 260話(No.260)
2週続けて丸太の驚き顔で次週へ。
それにしてもトゥワイスの2倍も複製済みですか。
本当に厄介な個性だ。これで本格的に物量差が無くなってしまうのか。
そしてミルコさん大活躍!
構図のカッコよさと衣装のエロさ、スピード感も合わさって爽快感すごい。
でも次回、パワーアップした死柄木のお披露目会の予感がして怖いな。
ぼくたちは勉強ができない 146話(問146)
うるか回もクライマックスに関わらず、真冬先生のお色気センターカラーだと!?
そして「これが人気投票1位の力だ」と言わんばかりの強力なグッズ展開……ッ!
それでも本編は真冬先生が本命競争に参加してないあたり、作品には誠実だなと思います。
そして本編については、うぉぉ……成幸君の気持ちについては結論を出した上で、「うるかにとって一番の幸せとは」が焦点になるのですか。
よくある恋愛漫画とは違うルートになってますね。
でもこれ、付き合ったら漫画終わるし(遠距離恋愛状態で続いたら逆にすげぇ)、このフリで「僕たち、ずっと、友達だよね」 (CV保志総一朗) ってのもダメでしょ。
どう展開したら自分は納得できるんだ……
これでうるかと付き合って遠距離恋愛になって、諦めきれない他のヒロインとズブズブやっちゃう「ただれた大学生活編」に突入したら伝説になれるな。
卒業したら人気投票1位の真冬先生とも”教師と生徒の関係”ではなくなるから、やりたい放題だぜ!
ジャンプ+には既に遠距離恋愛の彼氏が浮気しまくる『さっちゃん、僕は。』って漫画もあるし、これはコラボ待ったなしですわ。
マッシュル 3話
主人公が別アプローチで試験攻略した時の周囲の反応が「試験意図から外れてずるいから帰れ」は斬新で笑いました。
それに対する主人公の反応が「帰りたい」なのも重ねて斬新。
そうだよな、こんなに周りから言われたら普通帰りたくなるよな……。
自分はこの漫画をなろう系のよくあるやつにカテゴリしようとしてたけど、この流れでちょっと認識を改めた方が良いかもと思いました。
今回の展開、主人公すごい系の漫画だと周りのモブも「なんて発想だ!」みたいに主人公をアゲてくるし、主人公だって周囲のブーイングでヘコんだりせず堂々としてると思うんだけど、そうではないんだね。
こういう脱力感を楽しむ漫画なのかな。ちょっと分かってきたかもしれない。
ただそれはそれとして、校長先生の「強き者としての資質」も単独で聞くと良い話なんですが、その前に試験官が「底辺臭がするので落とす」をやってるのであんまり響かないんだ……
今後この学校が良い事をする度に、「でもクズを試験官にするような学校なんだよなぁ」って思ってしまう。
「所属する組織にクズがいると色々台無しになる」ケースは多々あると思うんですが、この学校もそうなりそう……
約束のネバーランド 166話
おぉ、良いミスリード!
自分も「どう逃げるんだ」とばかり思ってたので、占拠とは予想外!
でも「在庫保管室」かー。食糧はあるんですかね。それに弾薬とか色々大丈夫なんだろうか。
エマの方針的には無いんだろうけど、 持久戦だと意外に鬼側が不利かもしれませんね。
鬼側の戦力って、常駐30~40匹と王兵2,000匹。
急な行軍なので兵糧の備えもないでしょう。
しかも鬼は人間を食わないと退化する条件付き。ガチれば籠城は結構アリかもしれません。
いや、エマの性格的にないとは思いますけども。
魔女の守人 2話(#2)
てっきり2話目の段階で逃亡完了してると思ってたんですが、想定より丁寧に描写してきましたね。
確かに「どう死ぬか」を考えていた中で急に「魔女化を治していきましょう」と言われても困るし、そんな急に切り替えできないのがリアルな話。
マナスファもナータも今回でしっかり前を向きましたし、必要な回ではあったかな?
でもファフナの投てき技術とんでもない。
10m以上下から投げてるのに鐘を吹き飛ばす威力といい、 針の穴を通すような精度(鞘の先端は入るけど根本が抜けないぐらい穴が狭い)といい、投げ槍させたら狙撃手として大活躍できるレベルじゃない?
ファフナの説得力のない強さ(素振りで到達できるレベルとは思えない)とかバトル系の描写は正直適当なんだけど、人物の心の動きとかについては1話から丁寧で、描写に大きく差があるんですよね。
今回の話を見ても、作者の坂野先生は世界観の中で、人の心の動きとか描写をじっくりやりたい人なのかな、と思いました。
バトルをしっかりやるつもりなら、脱出に使った投てきのスゴ技を1話でもやった騎士剣刀術の技として繰り出してるはずなんですよ。
多分そういう所からも、バトルはあんまり力入れないんだろうなと思う。
チェンソーマン 57話
パワー「同僚の車をむりやり無免許運転(免許あるとか絶対ウソでしょ)して過失致死で偶然敵と主人公を轢き殺しました」って、少年誌でやる解決方法じゃねぇ!
悪役が意図的に車で轢く事はたまにありますが、ちょっとこれはワケが違いますよ……
TVドラマでは犯罪者ですら道交法を守る昨今、アニメ化の可能性を自らブン投げていくスタイル、最高です。
あと、ストーリー上は敵だけ轢いてれば良いのに、ついでにデンジ君も一緒に轢かれてるの可哀相だよね……
あとこれ、最後生き残った三男が後半で結構重要な動きをする予感。
どんな顔してたか覚えておこう。
呪術廻戦 94話
虎杖君の屋上ダイブすごい。身体能力も精神力も尋常じゃねぇ。
さて、久しぶりのまともな戦闘でしょうか。
伏黒君とのコンビ戦闘となると更に久しぶりなので楽しみ。
さすがに次週で決着ついてる事はないでしょう。
アンデッドアンラック 4話(No.004)
うん、今回も面白い。
実力の高さは間違いないですね。
ただ子供にウケるのかは不安です。生き残ってくれよ!
いずれ”不壊”は出るだろうとは思いましたが、モノを対象にできるのか。自分とか他人もできるかもしれないし、相当強力ですね。
実際、アンディの戦法だとすぐに部位切断できる刀は便利なので、敵の説明を兼ねて刀の壊れない設定を早めに開示するのは良かった。開示の仕方もさりげなくて、やっぱり上手いですね。
そして安定して構成が上手く無駄がない。
クルーザー破壊というピンチからの脱出が、海底火山の発見と心肺蘇生による接触⇒不幸発動と、次の展開にスムーズに繋がってるんですね。
再生抜刀、グロいけどナルホドと思ってしまった。
手垢のつきまくった再生能力で、これだけ独自の応用例を見せてくれるの凄い。
「不運の種を見つけてそれが発動する程度の接触をする」ってのも、本来4話で出てくる回答じゃないでしょ。なんて密度だ。
でもやっぱり風子が組織のメンバーを殺して組織に入る事に疑問を持ってないのは引き続き気になりますね。
1話で、人に迷惑を掛けたくないから自殺を考えようとしてるし、アンディの自傷にも常に痛そうな反応をしている優しい子として描写されてるだけに、これだけは違和感あります。
アクタージュ 100話(scene100)
デスアイランドの手塚監督、お久しぶりです。
「そういえば苦労人だったなぁ」と一瞬で思い出すほどの振り回されっぷり。
最近は王賀美さんとか花子さんとか、動じない人の究極形態みたいなキャラばっかりだったのもあって余計に目立ちますね。
「意図的に瞬間(クライマックスを)作り出す」という少年漫画的成長フラグで盛り上がる!
……と思いきや、イマイチ自分が乗り切れてないのは「本当に映画が売れたのは千代子ちゃんのクライマックスのおかげか?」と納得していないから。
ジャンプ感想とかやるような私だと信じ難いんですが、大衆って驚くほど役者の好感度と雰囲気で映画観てるんですよね。
特に邦画はその傾向が顕著だと思ってます。
一緒に映画を見た友人が「泣いてるなー」と思って後で聞いたら、細かい内容まであまり理解していない。
それっぽい演出と音楽の力とか、完全に”雰囲気で感動してる”んですよね。
映画を見に行く動機も「好きな役者がやってるから」が悲しいぐらい多い。
アニメ映画でワケ分からんキャスティングになるのも、その方が動員数が増えるからってのは有名な話。
要は原作ファンは放っておいてもある程度観に来るんだから、原作ファン以外が観に来るキッカケとして有名人キャスティング等でフックを作る訳ですね。
そして残念ながらそれが有効に機能している。
でも少年誌の演劇漫画において、この事実は「作品の質が動員数の支配的要因ではない」という絶望に繋がってしまうので、確かに描写しない方が良いのかもしれません。
だから自分が感じたこの違和感は、努力してスルーした方がいいのかも。
ゆらぎ荘の幽奈さん 194話
「こんな俺に惚れてくれた女たちのためだ」とノータイムで自分の死を選択して皆を守るコガラシ君、紛れもなくハーレム王の器……!
いや実際、男気あって超カッコいいですよ。男でも惚れた。
次回から、コガラシ君復活のためにみんなが奔走していくのかな。そうであって欲しい。
コガラシ君復活編で半年ぐらい続けてくれてもいいですよ?
ブラッククローバー 239話
「普通に生きてました展開」と思ったら、真面目に瀕死でしたね。
穿った読み方をして申し訳ない。
ヴァンジャンス団長の世界樹魔法すごいですけど、本人が姿を現してないのが怖い。
この展開で死んではいないとは思うんですが……
他の漆黒の三極星も動くみたいですが、先週ユノ様を圧倒した強さならどうしようもない感じはしますけどね。
ヤミ団長はるろ剣の比古清十郎のようなジョーカー的存在なので、展開的に単純にやられる事はないとも思うんですけど。
AGRAVITY BOYS 8話
今回面白かったですねー。
スピード感のある絵と演出での追跡シーンをメインにしながら、依然下を履いてないババと明らかにヤバいドーピングをするゲラルドなどのお笑い要素もバッチリ入ってた。
クリス不在でツッコミがなかったのも、むしろ良い方向に作用してましたね。
あと、2話前のオチに使われていたスペースエロ本が伏線として活かされていたのも良かったです。
SFギャグだから意思疎通手段なんて何でもできるんだけど、過去のネタを活かして説得力をギリギリ出してくれるのは好き。
ジャンブロー君が普通に可愛い上に個体差もあるので、今後のマスコットやネタ要因としての活躍にも期待が持てますね。
ミタマセキュ霊ティ 23話(code23)
本当にハゼレナが闇堕ちしたと思う読者は実際いなかったと思うんですけど、ボロボロになりながら懸命にハゼレナの所に向かうミタマは描写として普通にアツくてカッコ良かったです。
この漫画は霊を交えたほのぼのコミュニケーションと、ミタマのカッコ良さ、ハゼレナの可愛さと、強みがハッキリしてきましたね。
自分は好き。でもこの方向性がどこまで飽きられず続くのか……
夜桜さんちの大作戦 23話(作戦23)
話を畳みにいってるからか、これまでと違う話展開で新鮮に読めました。
相手が伝説のスパイと分かっててルーキーの太陽君にスパイさせる意味は分からんのですが、まだ未公開情報が多いので次回を読んでの判断ですかね。
サムライ8 37話
前回の花一「五空構えろ!奴らを呼ぶ!」
今回の花一「争う気はない」
えぇ……なんで構えさせたんだ……。
五空が剣出してたから危うく斬り合いになる所だったぞ。
というかなってた。
今週は淡々と普通に進みましたね。
花一、1話に出ていた達磨師匠と戦った侍だったというのは感慨深い要素だと思いました。
岸本先生も本当はもう少しじっくり描写したかったんだろうなぁ。
そして五空に嫉妬してサゲようとする八丸の安定したクソガキムーブ。
八丸はどこにでもいる少年として描かれているので、五空に嫉妬する感じも、性格としては一貫してます。
一貫してますが……キャラとしての魅力を考えると現状アレですね。
将来的に挽回するような成長シーンをセットで描く予定なのは分かるんですけどねぇ。
自分は先週、竜が鍵というのはミスリードで本当は三打だと思ってたんですが、侍にならないと八丸のレーダーには映らないみたいですね。
という事は侍で五空、竜、八丸と、侍になってないけどイチゴ、三打(暫定)で箱の鍵は現状5人ですか。結構揃いましたね。
八丸は鍵としてはイレギュラーなので、残りは3人。
このペースで間に合うのか。
それにしても「いい心眼」って何だろう。
もう37話なのに、未だによく分からない……。
ZIPMAN 9話(009)
ついに最後尾か。思ったより早い。
鋼士郎が大して活躍しないまま魂を抜かれてしまいましたね。
頭脳と肉体が二人で一つというのがこの漫画の個性だったので、大丈夫かな。
といいますか、唐突なパワーアップを見るにそろそろ終わりが見えてきたのか……?
★15~17話収録。 17話の霹靂一閃 6連は本当に良かったですねぇ。