買われたら感想書くリスト企画の第二弾、かぐや様は告らせたい 10巻感想です。
Twitterでリアルタイムに読みながら実況したものをリライトして纏めたものです。
ちなみに過去のかぐや様感想の一覧はこちら。
ありがたい事に6巻→8巻→10巻と続刊を贈って頂いていたのですが、ようやくその打ち止めとなる10巻。
何か表紙も最終回っぽいけど、まぁ本作の評価は正直固まってきていて、相変わらず素直に読んでいきます。
最後に本作を総じて振り返っています。6巻・8巻でも振り返ったけどね。
続刊がこんなに贈られてくるとは思わなかったんだ……。
92話
四宮さんが向けてくれている好意はlikeかloveか、白銀君が確かめる回。
それを四宮さんが習得したルーティーンで冷静さを保つ事で回避してるんだけど、四宮さんってルーティーン習得して以来 メチャクチャ濫用してんな……。
まぁでも、何か最終的に二人がニコニコできたので良かったよ。
10巻まで読むと二人に愛着も湧いてくるのだ。
93話
おー、白銀君が交流会と見せかけた合コンに駆り出される回だ。
なんか普通の同級生と白銀君が絡むシーンって新鮮だな。
それを阻止すべく早坂さんが駆り出されるんだけど、本当にこの子は大変だな……。
早坂さん「人は演じないと愛してもらえない」
ギャグ回かと思った所から、急に繰り出される早坂さんの本音。
確かにこの子、ギャルモードと付き添いモードで全然性格が違って、どっちが本性か分からんかったのよね。
常に相手に求められる外側を演技してたって事か。なるほど、そういう人生哲学か。
以前の「白銀君を落とす」の続きをするという事で、急遽白銀君と二人きりで密室になった所で次回へ続く。
うおぉ……予想と全然違う方向に進んできたな。
何か白銀君を見直したシーンは挿入されたけど、ちょっと早坂さんの意図が分からんぞ。どういう事だ。
94話
あれ?
おぉ……うーん?
結局白銀君がド下手なラップを披露する事でギャグ的な感じで有耶無耶になったんだけど、早坂さんはどういうつもりだったんだろう。
「四宮さんに痛い目を見て欲しかった」ってのはまぁ有るんだろうけど、前回の話の流れ的には、そういう要素だけには見えなかったんだけどなぁ。うーむ……
95話
イヤホンジャックが中途半端に刺さっているせいで周りに音がダダ漏れの伊井野さんを石上君が守ろうとする話。
優しいな石上君!
というか伊井野さん、ラクダの声とかイケメンが励ますCDとか聞いて癒されるタイプの子なのか!
なんかイメージと違ったので、一瞬引いちゃったけど、面白いな。
自己犠牲も空しく伊井野さんの趣味がバレてしまうというオチだったんだけど、特筆すべきは石上君の人の良さだなぁ。
自分がわざわざ同じ失敗をして、伊井野さんにバカにされてまで助けようとするとか、9巻でもそうだったけど本当に心配になるぐらい損な性格だ。
石上君、私の中で結構気になるキャラになってきた。
96話
炒飯対決だ!
感動も爆笑もないけど、それぞれのキャラクターがしっかり出た良い日常回だったよ。
石上君の炒飯が一番現実的に親近感がありました。ウェイパー、美味いよね……。
あと伊井野さんが全部の炒飯を完食した上に、おまけページで弁当食っとる!
もしかして伊井野さん、食いしん坊キャラの片鱗が出てきてない?
97話
おー、恒例の柏木カップルの相談会か。
一緒に買い物に行っただけで浮気と断ずる柏木さんと四宮さん、やはり面倒くさい女……!
でも「一緒にカラオケに行く」だけセーフジャッジを下す四宮さんに笑った。
この前、早坂さんと白銀君がカラオケ行ったばかりだもんね……
オチは「実は浮気じゃなくて付き合って半年記念のプレゼントを買っていたのだ」という、もう相変わらずしゃらくせぇ着地だなこのカップルの回は!
しかし、おまけや画面の隅でいつも泣いてた女の子、柏木さんの彼氏にプレゼントとか相談をされるぐらいには仲良いんだね。
98話
お、ついにきた!
いつもカップル回の度に隅っこでダメージを受けていた女の子の名前が公開!
ていうか四宮家の血筋か!申し訳ないけど面倒くさそうだな!
と思った直後に如実に表れる、受け継がれし四宮家の要素……!
しかも四条さんの方は急に素直になるという要素が加わってるので、情緒の変化が激し過ぎて怖いな。
99話
合コンでよくやる「10円玉ゲーム」を生徒会メンバーでやる回。
「石上君が嫌いな人」に(恐らく)伊井野さんはYES入れてるのに、「伊井野さんがウザイと思う人」には石上君はNOを入れた上に、「まぁ要るんじゃないの」って肯定的な事を言ってるのよね。相変わらずいい奴だ。
そんな石上君と対比されるのもあって、伊井野さんが石上君に相変わらずキツいのはちょっとだけモヤモヤ。
でもこのシーンのチョロさとか、イケメ励ましCDとかを見ると、色々幼い所があるキャラ付けなのかね。
石上君とはまた別方向で、今後成長が描かれていくキャラなのかもしれない。
うお、最後2ページの白銀君と四宮さんのシーンだけ急にシリアスラブコメになったな!
「合コンに行った事には事情がある。四宮だけには信じて欲しい」か。
しかしこういう話題を持ち掛けるって事は、実質もう殆どお互いの気持ちは通じている状態では?
しかしまぁ、すごく情緒的な演出なんだけど、相変わらずこういうシーンになると全然私に響かないな……。
100話
おー、100話おめでとうございます(多分実際は何年も前に通過した道)
何かいつも違う、シリアスっぽい冒頭からスタート。
今回は四宮さんのガラケーの話か?何かいつもと違う予感がするぞ。
学校紹介用の写真撮影回……と見せかけて、屋上から落として壊れてしまう四宮さんのガラケー。
スマホならともかく、ガラケーのメモリからデータを取り出すのって難しいんよね……。
四宮さん、思ったよりショックを受けている自分自身に驚きつつも、みんなとの思い出が消えた事に泣いてしまう。
そしてそのまま次回に続く。
うおお、マジか……
101話
やっぱり古いガラケーだとメモリが取り出せないかぁー!
普通に振舞いつつも、瞳からハイライトが消えて元気のない四宮さん。
この展開はもうラブコメとか関係なく普通に可哀想なので、見ていて辛いものがあるな。
そして、他の生徒会メンバーとのグループアルバムでの写真共有!
おー、なるほど!そういう事か!
「四宮さんが大切な皆との思いでは、みんなが大切にしている思い出」って事ね!
何か不思議と思いつかなかったなけど、いやぁ良かった!
それをモノローグで読者に気付かせる演出手法が相変わらず上手い。うん、恋愛じゃないから私にも響くぞ!
そして最後に笑顔の四宮さんで終わり!10巻読了!
いやぁ、最後にとても良い読後感で終われたね。良い最終回だった(違うの?)
10巻および、作品振り返り
これにて「かぐや様は告らせたい」の初読感想終わり!
6巻読了時、8巻読了時にもこれが最後と思っていたので既に総評はしちゃったんだけど、やっぱり恋愛系が絡まない回ほど私には面白かったですね。
しかし振り返ってみると、自分が本当に恋愛に無関心なのを思い知らされた作品だった。
本作、「恋愛を主軸に色々やる」というタイプの漫画としてはとても質が高いんだけど、それにしたって「恋愛を主軸」というだけでここまで私に対して不利が働くとは思わなかったな。
キャラもギャグも良かったんだけどなぁー。
これは本作がどうとかじゃなくて、明らかに私の方に問題がある。
だから、何か悔しいというか申し訳ないというか、そんな気持ち。
あと「オムニバスものは感想が書き辛い」という知見も得てしまった。
まぁ初読感想、適当に自由に誤字も気にせず書き殴ってるんだけど、やっぱりストーリーが1本ある方が感想やりやすい。
まぁ、「白銀君と四宮さんの恋愛」という一本軸はあるんだけどね。本当にラブコメ弱者で申し訳ねぇ……
ただそういう事を言いながら、総合的には読み進めるごとにどんどん楽しめた。
作者の赤坂アカ先生のコメディセンスが非常に高く、またキャラ好感度がどんどん増していくので、巻を進む毎になんかこう、「うんうん、良かったね(ニッコリ)」みたいな心境で読む事が多かった。
こんな所かな。
私が「かぐや様は告らせたいを10巻まで読む」って、多分人生を何回やり直しても自分から経験する事はなかったと思う。
やはり、自分が普段やらない事をやるのはいい……!
五等分の花嫁の流れで作った「買われたら感想書くリスト」ですが、こういう出会いがあるのは良いですね。
贈って下さった方に感謝しつつ、終わりだ!
後日
えーとですね、普通のチョコも入ってたんですが、かぐや様は告らせたいの11〜14巻も入ってました。
— トドオカ (@todooka) January 31, 2021
うおぉぉぉ、まさかこんな事が……ッ!ありがとうございます。 pic.twitter.com/zKvvCy2Hwz
もうちょっとだけ続きます。