買われたら感想書くリスト企画の第3弾、メイドインアビスの初読感想 4巻です。
リアルタイムに読みながら実況したTwitter企画をリライトして纏めています。
前巻はナナチが登場と、ミーティとの悲しい別れ。そしてボンドルドへの怒り。
色々な感情が混ざり合ってかなり揺さぶられてしまった。
いよいよ本領発揮という感じで、4巻も楽しみでありながらちょっと怖い。
表紙を見るに、またもや新キャラか。一気に三人も出るのね。
この子達は悲しい目に遭わなければいいんだけど……
メイドインアビスの感想一覧はこちら。
25話
リコ快復。
早速ナナチと仲良くなってるね。まぁ心配はしてなかったけど。
ミーティはずっとリコにくっついてたけど、どうやら精神的にも傍にいてくれていた様子。
そうか……うん……(3巻のダメージが後を引く)
ところで記憶を失う前のレグは、白笛ライザと同行していたっぽい?
ライザが残した手記と矛盾するんだけど、何だろうね。
途中でリコがレグと裸で水浴びをするというサービスっぽいシーンが挟まれてるんだけど、なんせリコが12歳のロリっ子なので、イケナイ感じしかねぇな……。
しかしまぁ、ナナチのケモ描写もそうなんだけど、作者さんの癖がもう読んでると確定的に明らかですよね。
いや、悪いとは言わんけど……
26話
リコの治療完了。
手先は動かないけど親指だけ動く、か。シ、シビア……
そんな感じでシビアな世界観は健在だけど、ナナチが補助具を作ってモノを持てるようにしてくれてるので、作劇上の負担は実質ナシかな?
という事で、ナナチ正式加入。
元はただの素人の子供とは思えないぐらい知識が豊富だし、アビスの力場も見える。
良いパーティだ。
4層中部・不屈の花園到着。
うおお!きたッ!ボンボルドの探索隊『祈手(アブラハンズ)』と遭遇だ!
相変わらず展開早いなオイ!早々にボンボルドとの邂逅もありそう。
ただボンボルド、個人的にはクソだし死んで欲しいけど、白笛を倒すような大義名分も実力もリコ側にはないんだよね。
どう関わっていくのやら。
27話
やっぱりアビスの生態とそれを攻略していく探窟家の話は、深い設定でシビアな世界観が描写されて面白いなー。
祈手、紛失していた無尽槌も返してくれるし、普通に会話もしてくれている。
確かにミーティとナナチの恨みはあるものの、同じ探窟家ではあるので、即戦闘っていうような明確な敵じゃあないんだよなぁ。
ところでナナチ、
前話から食事中に含みのあるリアクションしたり、レグとリコの仲に照れた反応してたんだけど、”一緒に探窟する仲間”がとても嬉しいんだろうなぁ、と。良かったよね。
これからナナチに沢山良い事が起きて欲しい。
28話
6層に行くには、ボンドルドのいる前線基地を通る必要があるのか。
これ、思ったよりも早くボンドルドと遭遇する事になりそうね。
てっきりラスボスみたいな扱いになるかと思ってた。
そして道中の食事描写、ナナチがリアクション担当に。
ほぼ1ページまるまる、複数のコマ使って表情豊かにリアクションが描かれるの、完全に作者のお気に入りキャラだな。
で、あっと言う間に五層下部の前線基地に到着。相変わらず早い!
そして4巻表紙の新キャラ登場って……
パパ!?!?
え、ボンドルドの娘!?アイツあんなクソ野郎なのに娘いたの!?
29話
速攻でボンドルドが登場。
「娘がいるって事は、もしかしたらマトモな要素もあるのかなぁ」と一瞬思わされたんだけど――
登場直後に即刻クソみたいなコメントかましてきやがった。
3巻の記憶が新しい私としては、そりゃ怒り心頭ですわ。
というか普通に接してくるあたり、悪人というか良心の呵責が一切無い人間なのがよく分かる。
ナナチの名前は実験の成果としてしっかり覚えてるあたり、もう本当にコイツ、キャラクターと性格が一貫している。
ただボンドルドの娘、プルシュカはまぁ普通の女の子っぽいんだよなぁ。
どういう事なんだろうか。
さて、レグの頭に出てくる謎の模様が”火葬砲のリミット回数”である事が発覚。
残り3発とは心許ないな。
この段階でこの説明を入れるって事は、逆説的にこれから火葬砲を使う機会があるということ。
今の所はアッサリ通してくれそうな態度だったけど、ひと悶着ありそうね。
30話
夜、リコが目が覚めるといなくなっている二人。
嫌な予感しかしねぇって思ったらうわあああああああ!!!
レグがもう当然にように祈手(アブラハンズ)に即刻拘束・実験されてるのはいいとして、レグの腕をいきなり切り取りやがった!
なにコイツらいきなり!イカれてんのか!?
いやイカレてるんだよ!!知ってたけど!
31話
何とかレグを救出し、脱出。マジで急転直下だな。
そしてレグの腕が切断されてしまった事に罪悪感まみれのプルシュカ、
本当に普通の子供だねこの子は。
このまま退避一直線かと思いきや、五層の危険な生物を利用した罠で追手のボンドルド達をハメる。展開が早い!
え、マジでこの状態でいきなり戦うの?
心の準備がまだできてない。
32話
ボンドルドとの直接対決。
ちょっとナナチが賢過ぎるぐらいの素晴らしい作戦を立ててくれて、アッサリ撃破。
……と思ったら、部下の祈手と頭をすげ替えて普通に復活。え、何コイツ……?
に、人間じゃないの?
ボンドルド、言動もそうなんだけど普通じゃなさ過ぎて、ムカつく通り過ぎて気持ち悪くなってきたな。
そしてボンドルドに連れ帰られたプルシュカが、明らかに解体される一歩手前みたいな状況になって4巻終了。
いやダメでしょコレ。プルシュカ死ぬの?
なんでこのタイミングで?娘じゃないの?
もう全然分からんし、ちょっとボンドルドはコレ人間じゃないな。
得体が知れなさ過ぎる気持ち悪さだ。
4巻振り返り
4巻終了。
相変わらず展開が早い!
まさか4巻でボンドルドと遭遇するとは思わなかったし、それどころか一戦交えてしまうまで進むとは。
出し惜しみ無しで怒涛の展開を見せてくるので、一度読みだすと止まらなくなるね。
あと、レグの腕が取れた時はビビりまくってしまった。直ればいいんだけど……
さて、風のウワサで「5巻で一区切り」と聞いていたけど、本当にそうなる予感がするね。
ボンドルドという驚異への対抗や、「6層には自分専用の白笛が必要問題」の解決策とかの問題は次の5巻で解決されそう。
これらをどういう風に切り抜けるかによって、本作のテーマや作品の実力みたいなのが見えてくる気がする。
展開が早い作品なので、5巻は想像がつかない。
さて、とにかく結論としてこの漫画は面白い。
どういう要素が面白いのかをちょっと考えてみる。
- アビスの奥深い設定
- 展開の早さ
- 絵柄に似合わぬ容赦ない展開
表層的な特徴はこんな感じなんだけど、それだけではない、何か夢中になって読んでしまう魅力がある。
その正体、現状は「期待感」が強いんだけど、5巻の出来によってそれが言語化できるかもしれないし、霧散するかもしれない。
さてカバー裏。
危険生物の紹介と、上半身裸で苦しんで泣いている恐らく実験体であろう少女たちと、泣いている上半身裸のプルシュカ……。
もう作者さんの”癖”が全力全開なんだけど、これに関しては私には全然響かないな……。
ただ、こういう本編外で全力で”癖”を追求してくる姿勢自体には、好感が持てる。
つづく!
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