買われたら感想書くリスト企画の第二弾、かぐや様は告らせたい 11巻感想です。
Twitterでリアルタイムに読みながら実況したものをリライトして纏めたものです。
ちなみに過去のかぐや様感想の一覧はこちら。
6巻まで、10巻まで、そして今回は14巻まで贈って頂き、まさかの延長3回目。
いつものように素直に読んでいきますが、私にクリーンヒットしないであろう事は何となく分かっているんだけどなぁ。
果たして……という気持ちで読んでいたんですが、今回最後で引き込まれました。
102話
前回でガラケーからスマホに変更した四宮さんが、自宅で白銀君のLINE返信に悩む話。
私自身、あまり意識した事なかったLINEの既読システムに対しての攻防が何か「新しい若者達の心理戦」って感じで素直に唸ってしまった。
実は10巻から11巻を読むまでの間に1ヵ月ぐらい空いてるんだけど、何かこの漫画の空気感久しぶりだな!懐かしい!

何らかのネットミームが乗ったスタンプを送ってくる石上君、メチャクチャ絵文字を駆使してくる伊井野さんと、ここらへんのキャラ付けの「それっぽさ」はさすが赤坂先生って感じだ。
103話
石上君と伊井野さんの仲を、白銀君が取り持つ回だ!
私が結構引っ掛かっていた「伊井野さん、さすがに石上君にキツすぎないか問題」なんだけど、今回を見るに別に明確な理由がある訳ではないのか……?
今回も石上君から歩み寄るシーンはあったんだけど、伊井野さんが台無しにしてるんだよなぁ。ちょっとモヤモヤ。
せっかく考えた仲良し作戦に文句言われまくる上に全然上手くいかない事でションボリする白銀君に笑ってしまった。

ちょっとかわいい。
104話
な、何ィー!?石上君、好きな人いたの!?
お前まさか恋愛するキャラだとは思わんかったわ!いやこの漫画ラブコメだけどさ!
何か謎のガッカリ感があるわ!(ごめん)

子安つばめ先輩。
そうか、応援団の時の人か。
登場時は顔に斜線が入ってたのに、まさかのレギュラーキャラ化だ。
四宮さん、「石上君に自信がないのは成功体験の少なさ」と考えて、つばめ先輩との仲を取り持とうとする。
うん、四宮さんらしい着眼点からの良い先輩ムーブだ。
石上君の告白計画が全部ストーカー的な気持ち悪さがあるのも面白かったんだけど、このシーンで笑ってしまった。

この漫画の「自分の事を棚に上げてド正論言う」やつ、たまに見るけど言葉に重みがあり過ぎていつも笑ってしまう。
105話
石上君の知力を上げてつばめ先輩に見直してもらおうという事で、期末テスト回。
本気で50位以内を狙った努力も空しく、177位⇒152位というあまりにも厳し過ぎる結果。
思った以上にめちゃめちゃシビアだな……。
でもここで諦めずに「次こそは」となる石上君は立派だし、発破をかける四宮さんも偉いな。良い話。
いやぁそれにしても、
白銀君:生徒会室だと四宮さんを目で追ってしまって勉強に集中できない
四宮さん:家だとスマホの連絡が気になって集中できない
ちょっと(私は)スルーしがちなんだけど、白銀君と四宮さんの関係、少しずつ進展してるよね……。
ところで、おまけページの成績変動。

基本的にみんな変わってないんだけど、柏木さんが大きく順位を落とし、柏木さんの彼氏が大きく順位を上げてるので、また何かエピソードがありそう。
ていうか名前が”柏木さんの彼氏”って!!
やっぱ名前無いよな!何で!?ひどくない!?
106話
藤原さんと四宮さんのお泊まり回。
白銀君とのテレビ通話やら対・藤原さん仕様で男装する早坂さんとか色々あったけど……
それよりなによりコレですね。

色気がなさ過ぎるお風呂シーンにブチギレですわ。
藤原さんに至っては谷間すら見えねぇ。
むしろ絶対にお色気は描かないという赤坂先生の強い意志を感じる。
そしておまけページはハーサカちゃん・校内早坂・男装ハーサカ・メイド早坂の4つの早坂さんを紹介。
なんだけど、全てのモード説明が「…という設定。」で締められている。
ううむ、メイド早坂も設定なのか。
前に「演技しないと愛されない」みたいな事言ってたけど、本当の早坂さんはどこにいるんだろう。
107話
とか言ってたら、早速お節介な白銀君がそんな早坂さんに想いを伝えようとするみたいだ。ただしラップで。
という事で、久しぶりの白銀苦手克服回だ!やったぁー!私の一番大好きな回だ!

まずは、音楽は出来てもラップは知らない藤原さんに対して一度立場が逆転して白銀君が藤原さんにラップを教える。
そして藤原さんがラップを習得した後で満を持して藤原さんが白銀君にラップを教えるという複雑構造が面白過ぎた。
苦手克服回、毎回藤原さんのリアクションが面白いんよね……
108話
おぉー!白銀君のラップの努力が通じて早坂さんの本音が出てきたぞ!
ええ話や。良かった……
こういうのを読んで「良かった」という感想が出る程度には、私はこの漫画に感情移入が出来ている。
しかしまぁ、この2回に渡ってのラップ回。
ラップの台詞がメチャクチャしっかり韻を踏めていて、赤坂先生の言語センスの高さを改めて実感してしまうな。
「ラップはダジャレじゃない」って側面もちゃんとやってくれたので、音楽知らない民としてはそこらへんも読んでて感銘を受けたよ。
109回
久しぶり、柏木カップルのイチャイチャで心を痛め続ける四条さんの相談回だ。
この子は根が普通に良い子なので、傷付いてるの普通に可哀想よね……
そして相談に乗るのが白銀君と石上君という「告白できないコンビ」で、相変わらず自分の事を棚上げして正論言ってるのが安定して面白い。

いやこれ地獄でしょ。む
こういう事をする人って、今の法律だと殺しても無罪放免になるんじゃなかった?(過激派)
さて、柏木さんの彼氏が翼君って名前なのがようやく判明したけど、四条さんに対してこんな残虐行為が平然と行える翼君の名前なんか覚えてもなぁ……(過激派)
110話
白銀君と石上君が読んでた漫画、『桃缶』がアニメ化する話。
「変な意地を張らずにアニメ化を喜ぼうぜ!」みたいなオチなんだけど、これって本誌ではもしかしてかぐや様がアニメ化決定した時の話だったりする?(後日教えてもらいましたが、そうらしいです)

しかし『桃缶』の説明にみせかけた自作品への自虐ネタ、今回は特に切れ味が鋭過ぎて笑ってしまった。
欠陥ラブコメはひどいwww
111話
三者面談。
そうかー、もうそんな将来の話とかをする時期か。
体育祭も終わったし、2年生も後半っぽいもんな。
というか本作、サザエさん時空じゃないっぽいね。
ところで早坂さんが親に期待してないと言いながら、親がきてくれて喜んでるの可愛い。
少しずつ素直さを読者に見せてくれるようになったね。

え!!??!
な、なにィィィ!!!
白銀君、告白の期限を「文化祭で四宮さんに告白されていなければ」と決めやがった!!マジか!!
しかも文化祭って時期的にもうすぐじゃないの!?
こういう漫画って無限にダラダラ告白を後ろ倒しにしていくんじゃないの!?大丈夫!?
11巻振り返り
いや~、マジかぁ~……。
こんな事言っておいて、告白したけど居眠りしてたりキムチでも良かったり(ジャンプラブコメが残した根強い偏見)、色々後ろ倒しをする可能性は……この漫画だとちょっと考えられないんよね。そういう裏切りをしない信頼がある。
だからこそ、この宣言はどうなるんだ。
前からずっと言っていた恋愛が主軸の話ではあるんだけど、さすがの私もこれは気になるわ。
今回久しぶりに11巻読んで、意外な事に「そうそう!このメンツとノリだよ!」とちょっと嬉しくなったのよね。
全体的にキャラの弱点がコミカルに描かれているので、話数を重ねる毎にキャラに親しみが持てるようになってきている。
早坂さんの本音ラップ回も「良かったね」と素直に思えたぞ。
本作の感想前半で「コイツらが付き合おうが興味ない」みたいな事を言ってた私だけど、そんな感じでキャラに愛着が湧いてきたので、今回の白銀君の決意に対して「上手くいって欲しい」という応援の気持ちを少なからず感じているんですよね。
恋愛とか関係なく「幸せになって欲しい」気持ちが発生してきている。
いやぁ、全く予想外に食いついてしまった。
- 白銀君を応援したい
- こんなタイムリミットを設定して漫画的にどうするの?
これらの気持ちがあって、本作初めて「先が読みたい」と思った。
12巻が俄然気になってきた。
シチュエーションコメディをずっと続けるんだと思ってた私が甘かったかな。
ただ私自身「これから先、どういう展開になったら自分が満足するのか」が全然分かってない。
恐らく普通に告白成功して、付き合ってイチャイチャされても……興味が下がるんじゃないかなぁ。
でもキムチでもいい?になってもガッカリしちゃう気がする。
14巻までに文化祭編がきてくれるといいんだけど。
という事で、期待と不安を抱えつつ、12巻へ。

かぐや様は告らせたい~たちの恋愛頭脳戦~ 11 集英社 (September 19, 2018) Amazon楽天
