さて、Twitterに設置した匿名質問箱の要請で設置した買われたら感想書くリスト企画の第一弾、五等分の花嫁の8巻感想です。
いつものようにTwitterで実況的にやっていたものをリライトしつつ纏めています。

現時点での感触は「恋愛が本格化しそうで怖いけど、ここまで来たなら最後まで見届けたい」ぐらい。

あと、冒頭のキャラクター紹介が毎回凝ってるんだけど、今回は五つ子全員が五月に変装した格好になってて、説明文も「五女。今度こそ五女で相違ない。ほとんど五女。五女よりも五女。」とか書いてて面白い。
しかもコレ三玖の説明文。


69話

一花「家賃を五等分にする」
おー、早速一花のフッ切れた一面が!
これは本当に当然の事で、むしろ今まで一花は無理をし過ぎていたのだ。

三玖も「好きになってもらえる私になる」と前向きだし、人間的に成長している……!
そして二乃が上杉君と同じバイトになったんだけど、有利過ぎて大丈夫か?謎の心配。

70話

五つ子揃って同じクラス!?なんだこのご都合主義!
と思わせた直後に「お父さんの差し金です」と早々に説明してくれる春場先生、信頼できる。

新キャラの武田君。

よくある「中盤のユルみに登場してくる少し嫌なキャラ」の気配がすごいんだけど、まぁ前田の例もあるしな。
見守っておこう……

五月「あんな人を好きになるなんてどうかしてます」

五月は現状においてもやはり上杉君を恋愛対象に見てないね。
9巻においてもキャラ全員が恋愛一直線じゃなくて他の主軸も入っているのは本当助かる。
先生になるって話と、あとは”何か隠し事”の話が五月の縦軸として用意されている感じ。

71話

二乃の初バイト回。
なんか普通にバイト姿可愛いな。

普通のラブコメだと、「何か告白してから避けられている気がする……」で何週か引っ張るイメージがあるんだけど、上杉君も「どう話せばいいか分からなかった」と早々に伝えて告白の返事を伝えようとするの、私好みのスピーディさだ。
(そして多分コレ、断ろうとしているんだよなぁ)

五等分の花嫁9巻 デレる二乃
五等分の花嫁9巻 投げキッスする二乃

まずいぞ、普通に可愛いと思ってしまった。
バカな……この私が……こ、こんな!こんな感情を……ッ!

72話

う、うおぉ!四葉ッ!

学級委員として上杉君との仲を疑われて、「これはようやく四葉が上杉君を意識する回だな!」と思いきや……
上杉君の恋を「全力で応援します!」宣言に加えて、上杉君との仲を怪しむクラスメイトに「ありえません」(冷めた表情)ときたもんだ。

本当に四葉は何なんだ。
こんなラブコメヒロイン、いる?
作者は本当に四葉をどうしたいんだろうか。

今週なんかもう、「ありえません」のシーンちょっと怖かったもんな。
五月は男性全般に対してだけど、四葉については上杉君自体を認めた上で、「上杉君とは絶対に恋愛関係にならない」みたいな意思を感じる。
四葉が出てくる度にずっとモヤモヤするな……

73話

おー、武田君がガッツリ話に絡んできたな。
よくあるタイプの「一方的にライバル視してくる2位のヤツ」だ。

にしても、「全国模試10位以内に入らなければ家庭教師解任」とは、上杉君も大きく出たもんだ……。
でもこのハードルさえ超えれば、さすがにお父さんも認めてくれるでしょ。

74話

一花も消極的ながら、毎朝の登校を一緒にするようにしたり、他の4人の話をし出したのに対して「私だけを見て欲しい」とか、彼女なりの乙女っぷりを発揮してきたなぁ。

「今日はサボっちゃおっか」って、テンプレ的なヒロインの誘惑なんだけど、普通に「ダメっしょ」と袖にする上杉君、さすがだ!
今回は一花の話だね。


う、うわああああ!!!
一花ッ!おまっ、お前!
乙女っぷりとか言ってたらお前!やりやがった!
一転してやりやがった!!!!

三玖に変装した上で「一花、フータローの事が好きだよ」「私 応援するね」とか言うのアリなの!?

・一花を恋愛対象として意識するように仕向ける
・三玖に「応援してる」と言わせ、恋愛対象から外す

自分を引き上げる、ライバルは蹴落とす。
一石二鳥で驚くほどに効果的だ。
まさかここまでするとは……

五等分の花嫁9巻 変装一花の嘘じゃないよ

最後のページとかゾクリときてしまった。
一花、闇堕ちじゃねぇか……

75話

う、うおぉ……マジか……

完全に戦う事を決めた一花、間髪入れずに「上杉君の誕生日プレゼント中止を4人に提案」⇒「自分だけプレゼントする」計画を実行。
一気に容赦ねぇ!

まぁ結果的に全員が後日渡すという着地になったんだけどね。
二乃の本気も強かったけど、一花の本気はまた別方向でスゴいな……

ただ冷静に関心するのが、一花の本気に対して「急に性格が悪くなったな」という感じにはならないんですよね。
「本気になると目的達成に対して手段を選ばないタイプ」って、得てして後天的な倫理観の獲得によりだからこそ本気にならないよう抑制している事があるのだ……。

一花、早ければ2巻から、どれだけ遅くても4巻から恋心の自覚はしていて、結構早かったのよね。
そんな気持ちを今までずっと抑えていたのが不思議だったんだけど、「なるほど、だから今まで抑制していたのね」むしろ腑に落ちた感じだ。
テコ入れによる性格改変とかじゃなくて、最初から一花の性格を考えて行動させている事が分かる。

76話

おー、上杉君全国3位!すげぇ!

というか普通ここまで成績上がるか!?
今まで全国何位だったんだ!
これが「守るべきものを持った者の強さ」か。
強くなれる理由を知ってしまったな……。(最近流行りのやつ)

あと武田君が予想通り男を見せてくれたのが良かったです。(読者として心配はしていなかったけど)

77話

家庭教師継続。
お父さんにはこれで認められたでしょ。

上杉君も73話の「俺にしかできない自負がある」に加えて、「あいつらの夢を見つけてやりたい」なんて言葉まで飛び出すし、前向きになったなぁ。
彼も恋愛とか関係なく、五つ子と関わっていく事で色々成長しているのが分かる。

全員の思惑や目的が収束しつつ、修学旅行へ。

三玖は上達した料理を上杉君にアピールしたい、二乃は決着をつけたい、一花は……具体的な行動が全く想像できないけど、仕掛けてくるだろうね。

あと、五月が零奈か?という描写あり。
描写通り五月なのか、もしくはブラフなのか……。
私はブラフと予想!

9巻振り返り

いやー、9巻は面白かったな!

まず前半は二乃の可愛さに不覚にもドキリとさせられてしまったし、後半は一花の予想を超えた”本気”に別の意味でドキリとさせられてしまった。

という事で、9巻ハイライトは先に画像を上げた一花と二乃の2シーンですね。

現在の感触としては「早く続きが読みたい」

一花も二乃も三玖も、一言でいえば「恋愛」なんだけど、あくまで「人間描写としての恋愛」って感じなのよね。それぞれ描かれているものが全然違う。
私はドロドロした恋愛がダメなのに、一花の本気の出し方には人間的に共感できる所があって、嫌じゃないのも不思議。

まぁ……でもアレだよね。
メタ的な視点なんだけど、改心イベントでも発生しない限りは、一花がこのアプローチ方法で上杉君をゲットしてお嫁さんになる事はないだろうね……。
これで勝利するような展開になったら、ラブコメのヒロインじゃないもんな。ラスボスだもん。

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