いつも以上に遅れてのジャンプ感想。
ハイキューがついに最終回だったけど、良かったですねぇ。
そしてミウラ先生が早いご帰還。
嬉しい反面、もう少し休んでもらってもいいんですよ?

さて、いつものようにほぼ掲載順です。


ワンピース 985話

カン十郎、「仲間としての信頼」を根拠に何の証拠もないのに襲撃に備えてるの、普通に良かったな。
カン十郎って私目線だと唐突に裏切った感があるんだけど(実際伏線があった可能性はある)、裏切り者としてのムーブがかなりちゃんとしてるというか、キャラとして良い確立の仕方してるよね。

そして注目のヤマト。
「君の方がおでんかもな」「おでんなのに僕は”自由”じゃない」とか、普通なら言ってる意味が分からないんだけど、過去編見てる私レベルの読者でも言ってる意味は分かるよ。
ヤマトの中でおでんはそういう、漢としての憧れの概念的存在って事だよね。
私もおでんは好きだったので共感できる。

島を離れたら手錠が爆発するらしいけど、全員が超人的な耐久力を持つワンピース世界なので、「爆発ぐらいいいじゃん」って思っちゃうのはちょっと辛い所。
何とかスルーしよう。
さてヤマト、素直に考えると仲間になりそうね。
キャラ的にも、麦わら一味の中にいても面白い化学反応が起きそうだし。

さてビッグマムとカイドウの同盟。
当然私の記憶からは抜け落ちてるんだけど、ビッグマムがワノ国に来たのって偶然だったよね?
カイドウの決断は戦略予定にはなかったはず?
そりゃオロチもびっくりだ。
でもオロチ、間違いなく生きてるでしょうね
私のワンピース知識に賭けてもいい。

Dr.STONE 159話(Z=159)

ゼノのトンデモ計算で身長を計測!
実際は音声分析装置無しで無線越しに出来る訳ないんだけど、千空を彷彿とさせる暗算ポーズにいい感じの”それぽいハッタリ用語”があるので違和感なし!
しかも最後の決め手はスタンリーの「狙撃に反応した切れ者が科学者」なので、敵ながらアッパレという感じ。
ここまで上手くやられると読者としても「積極的に騙されにいける」よね。

千空のダイラタンシー流体防御、思考の瞬発力が相変わらず高い!
これ、普通のライフル弾だと確実に貫通するんだけど、船体を突き破っている上に弾丸が砕けて散弾になっているので、貫通力は大幅減衰してるから大丈夫そうですね。
ここらへんの生存への説得力もさすが。
ただ衝撃はあるので肋骨と内臓は痛めそうだ。

これでアメリカ側は「千空は死んだ」と思ってくれそうで、結構な情報アドバンテージが取れそう。
狙撃装備のスタンリーは一時撤退するだろうし、恐らくゼノはここから無線で降伏勧告を出してくるかな。
「少し時間をくれ」とでも言えば、そこから司達ゲリラチームによる反撃に繋がりそう。

稲垣理一郎 (著), Boichi (著) 集英社 (2020/7/3)

僕のヒーローアカデミア 278話(No.278)

作画がすげぇー。
ギガントマキアを初めとした巨大個性のダイナミックさに加えて、周囲のヴィラン・ヒーローの細かい攻防まで描かれてるので、かなり緻密。
ただ私は当然のように雄英講師以外のプロヒーローやヴィラン連合の個性をあまり覚えてないので、誰か細かく解説して欲しい……。

プロが死力を尽くした上での、納得感のある感じで生徒チームが出陣。
ミッドナイト先生、「判断に委ねる」という言い方をしながら、本人は最後まで避難を命じてたのは良いバランスですね。
ここが生徒達の見せ場でもあるし、逆に言うともうココぐらいしかもう活躍の場がないようにも思えるので、生徒達の集大成お披露目回になるかもしれないですね。

堀越耕平 集英社 (2020/7/3)

呪術廻戦 115話

読者が漏瑚に感情移入し過ぎて、前半の宿儺にボッコボコにやられるシーンでも「ざまぁみろ感」は一切ないし、ましてや極ノ番「隕」のトンデモ火力を見て「漏瑚はやっぱり強いぜッ!」となるの、本当にもう主人公の風格である。
確かに宿儺の術式って切断系だと思ってたんだけど、指の数N本毎に術式増えたりするんだろうかね?
もしくは「考えた事が全部出来る」みたいなトンデモ術式。

そして完全に引き立て役になってしまっている呪術師・呪詛師達よ。宿儺の理不尽な命令でも言う事聞いちゃうあたりも、今回は一貫して宿儺無双でしたね……。
さて、漏瑚が一矢報いちゃうと呪術師チームが宿儺を敵に回して全滅しちゃうので、宿儺が伏黒に対して何かアプローチをして状況が動くのかな?

あやかしトライアングル 6話

戦闘面では頼もしい祭里だけど、友達付き合いをやってない上に女体化したから、学園パートではすずの方が優位なワケね。
なるほど、良いバランスだ。
内容としては「友達ができたよ!」だけなんだけど、基本的には総合的なキャラの美麗さを楽しむ漫画って印象なので感想もクソもないな!

本作に関しては私の「ラブコメ用ガバ読者スイッチ」がONになっているので、躊躇なく無断撮影を繰り返してくる友人も全然気にならないですね。

チェンソーマン 78話

もうやめてくれよー。
この展開自体にはそりゃ前回あたりから覚悟はしてたけど、「アキの意識はあってデンジと一緒に遊んでいるつもり」みたいな描写を入れるのはやめろ!
過去最高にシリアスなデンジに対して、過去最高に楽しそうなアキを描写するのは……もう……やめろ……。

市民に配慮してアキを説得しながらの戦いなので、当然のようにやられるデンジ。
これは次週パワーが参戦か……?
でもパワーもデンジに殺される予言なんでしょ?

最初は「アキを倒した後パワーを乗っ取るのか?」と思ってたんだけど、これで次回あたり「アキを拘束したパワーごとデンジが貫く」展開がきたら、自分より他人を優先したパワーの成長描写も重なって、さすがに泣くかもしれん。
絶対やるなよ!

僕とロボコ 3話

連載開始1話目から「不覚にも面白い」なんて感想を3週連続持ってしまう、私史上初の漫画。

私は宮崎先生の作品が過去本当に合わなかったので、最近は『お約束のネバーランド』含め読み飛ばしてたんだけど、最近はこんなに良くなってたの?
それとも連載に合わせて本気度が上がったの?

もう「Z戦士の降り方」も例の”シュタッ”って効果音が脳内再生できたし、「夜凪景です」に対してパンツに”羅刹女”をかぶせてくるのはズルいよ!
こんなにジャンプパロディが面白いの、『太臓もて王サーガ以来で何か懐かしいな。
大亜門先生、お元気なんだろうか……(急にシンミリしてきた)

アンデッドアンラック 25話(No.025)

もう扉絵の可愛さと幸せさから「あ、今回ヤバいな。感情揺さぶられるぞ」と覚悟をさせてきがやる。
本作、私は「理屈の強さ」から入って好きになったんだけど、最近は「感情の強さ」でも強力に読者を揺さぶってきますね。
本当に隙がない作品だ。

タチアナとの友情。
うーん、やっぱり風子は良いですね。
等身大の優しさと一生懸命さがしっかり伝わってくる。
タチアナとの握手シーンは本当に感動的で、「否定能力がなくなった後の希望」をしっかり描いてくれました。
あとビリーが「ありがとう」って言ってるシーン、めちゃくちゃ良くない?
あのシーンの有無で全然良さが違うからね。

タチアナと風子の友情で気持ちが高まった所を、そのままバトルへの盛り上がりに移行。
ここらへんの構成力が戸塚先生は素晴らしい。
UTエリアという事は、やはりタチアナは非接触(Un Touch)か?
というかこの流れ、次回は「タチアナの素顔が公開されると共に能力名の公開」が絶対あるでしょ。
これ絶対盛り上がりポイントだって。
超楽しみ。

ハイキュー!! 最終話

今回「さて読むぞ」と読む前から気合を入れたんですが冒頭のカラーよ!
日向や影山の主要メンバーをドンとアップで描くんじゃなくて、各学校の色んなキャラを出してる。
しかも細かく色々リアクションしてるんですよね。
これ絶対大変だって。
キャラを大事にする、古舘先生らしい最後のカラーだと思う。

ここで怒涛の各キャラの進路紹介。
天童、前に登場した時に「どこで何してるんだコイツ」と思ってたんだけど、フランスでショコラティエかよ!
意外過ぎる!

あと及川さんがアルゼンチンに帰化したのも意外。
「ほぼ無名の選手」というアナウンスに「あぁそうだった。でもこの人はすごいんだぜ?」と思う読者。
しかし及川さんにも壮絶なドラマが絶対あるよね。
頑張ったんだな……。

オリンピックで日向と影山が活躍して編集のアオリで「ご愛読ありがとうございました」。
「終わったー」と思って次のページ開いたら世界クラブで日向と影山の対決!
わーやられた!
映画でたまにある、エンディング後の追加シーンだ!
漫画でやりやがった!編集もグルかよ!

この演出を挟んでくることで、「漫画としては終わったけど、二人の挑戦と戦いはまだまだ続く」というメッセージが強烈に伝わってくるな
いやぁ、素晴らしい読後感だった。
この最終章はずっとすごかったんだけど、最後まで演出で殴られた。

さてハイキュー。
長くジャンプのスポーツ漫画を牽引してくれた偉大な作品でした。
後続のスポーツ漫画がないので歴史が途切れちゃうのは少し残念ではあるんだけど、終わるべきタイミングでしっかり終わってくれたと思う。

なんいうか、単なる部活スポーツ漫画じゃなかったですよね。
「”勝ったら次へ、負けたらそれで終わり”じゃないんだよ」という描写がとにかく徹底してました。
プレイ自体にもその人それぞれの人生が反映されているし、部活が終わってバレーを辞めてもその後の人生にしっかり影響が出ている、素晴らしい作品でした。
誇張じゃなく、部活スポーツ漫画の一つの頂点を見せてくれた作品だと思う。
お疲れ様でした。

灼熱のニライカナイ 4話(depth:4)

あ、やっぱりタコ人間はチャコの妄想具現化能力が原因だった訳ね。
4話にして公開かー。
テンポは遅いけど、「設定の公開」よりも「作風の公開」を優先したのかな?
これでようやく話の全体像が見えた訳で、一段落。
じゃあそろそろ七瀬さんの水着回が来ますかね?
(毎週言ってる)

「決闘と見せかけて銃ブッパ」「この体勢背ビレめっちゃ痛いから2度とするな」とか、小ネタは相変わらず面白い。
絵も読みやすいし、キャラクターも奇抜なのに分かりやすい。
全体的にライトな楽しみ方ができる作品ですかね。
ただこの方向性、少し前ならまだしも、今はジャンプ誌上でライトな漫画が急速に増えてきてるので、どう生き残っていけるやら。

ミタマセキュ霊ティ 45話(code45)

撮影中にドンドン乗せられていくハゼレナ、表情の変遷もあって何か……エロ可愛いよね……。
もちろんそんなハゼレナに読者全員がゾクゾクした事は間違いがないんだ。(強制)

というか霊って写真や動画にこのレベルでクッキリと映るんだ。
ソウヤさん、カメラ越しにコミュニケーション取ればいいのに……。

読切:こちら葛飾区亀有公園前派出所

うわ、こち亀だ!
連載当時は「あって当たり前」で正直空気みたいな感じだったんだけど、久しぶりに見かけたら何かすげー嬉しい!

もう1コマ目から時事ネタの解像度が高いもんな。
秋本先生、ご高齢なのにトレンドを押さえる力は健在なんだな。
それだけで嬉しくなってしまう。

ページ数は少ないんだけど、しっかり「読者が見たいもの」を読ませてくれて満足感が高かった。
ていうか数えたら5ページしかないのか!
いやぁ、5ページでこの満足感はすごいな。
久しぶりに”ジャンプの定番”を享受できたのでとてもテンションが上がった。
たまに帰ってきて欲しい。

破壊神マグちゃん 5話

ナプタークが見た目も中身も可愛くないのが不思議だったんだけど、やられ役をするためか!
かわいそうだけど!
そしてその分、眷属のヤドカリが可愛い……。
マジで可愛い。
マグちゃんの登場が少ない分の可愛さを抜群に補ってくれているの、隙がなくてすごいな……。

今回も安定のジャンプ癒し枠であり、安定の面白さ。
私は鳩胸先生は好きなんだけど、正直言うと癒し枠として見るとミタマよりも平均値は高いですね。
他にも打ち切られて欲しくない漫画は沢山あるけど、マグちゃんが打ち切られるのが一番悲しい気持ちになる気がする。すごく「作品好感度」が高い。

読切:銀色のセブン

ミウラ先生、早すぎるご帰還。

「人型で自立思考・高度な計算・自己修復可能で戦艦落とせる火力」と、普通の新人さんなら「主人公の能力こんなに盛っちゃダメじゃん」って絶対なるよね。
先生への抜群の信頼があるので、全く問題ないと思えるし、実際に問題はなかった。
これは本当にスゴイ事だよなぁ。

対する敵もいきなり「空間歪曲を操る」というチートっぷり。
それに対して納得のいく対策方法で撃破という見事さだ!
いやぁミウラ先生、本当にハイスペックの扱いが上手いな。
前作が霊能力モノなのに、SFモノやっても全然違和感がない。自分の”持ち味”を別アプローチでちゃんと生かしてる感じ。

あとSFって見た時に「またミウラ先生、作画カロリーの高い題材を選んだな」と読者ながら引いちゃったんだけど、全く逃げる事なく精緻なメカを描いてるあたりにミウラ先生の真面目さが表れている……!
超重力子砲の作画ヤバいもんね。
でもセブン君の武装形態といい、コレさすがに週刊連載では無理でしょ……

マッシュル 24話

これ絶対サメの人の方が強かったよね。

ぼくたちは勉強が出来ない 167話(問167)

ば、馬鹿な……!
このご時世にLEDではなくフィラメント電球の電飾だと!?

ぼく勉 167話の電球電飾

どこに売ってて いくらで買ったんだ、こんな骨董品!

今のご時勢でこれだけの電球電飾を一瞬で集めるのって、MDウォークマンを一瞬で用意するぐらいの難易度があると思うんだけど、すげぇな。

一応世の中には電球みたいな見た目のフィラメントLEDという嗜好品もあるんですけど、1素子が10円前後のLEDと比べると1個400円以上するんだよな……。
しかも「フィラメントLEDの電飾」なんていう無意味な贅沢品は確実に市販してないので、並列で多数光らせるための専用回路基板とカスタムの定電流電源ユニットを用意する必要あるし、余裕で100万円を超える代物ですよコレ。
かなり贅沢な告白方法だ。

成幸君、男を見せたな……!(借金)

  • LED:電池駆動だし数千円でいける。
  • 電球:電源駆動だし高い発熱が危ない。どこに売ってる?
  • LEDフィラメント電球:確実に市販していないのでカスタム品になる。大富豪。

ただまぁ実際普通に考えると漫画的演出でしょうね。
普通にお手軽でどこにでもあるLED電飾でしょう。
誰か電飾をやってるご家庭から借りたんじゃないかな……。

こういうのにツッコミ入れるのは野暮ですね。
「彼女に思いを伝える時にサプライズを先行させる男は結婚相手に向いていない」みたいな事を考えるのも野暮です。

本編

何か無性に電飾が気になっちゃったんだけど、本編。

「成幸、”漢見せる”とか言いながらサプライズに凝るあまり女性に先に告白させちゃダメでしょ……」
 vs
「今回は文乃が戦う物語なんだから、文乃が勇気を出す為に先に告白した方がいいんだよ!」

私含めて圧倒的に後者の意見が多いと思うんですが、つまりそれは「本ルートは文乃視点で、成幸は攻略対象扱い」という事かなと思います。
別に良いとか悪いとかじゃなくて、文乃ルートは本当に純粋に文乃視点だった。

私なんかは今週、すぐに成幸と合流するもんだと思ってたんだけど、うるかにちゃんと報告を入れるあたりメチャクチャ正々堂々していて驚きましたね。
文乃、ここまでしっかり向き合うか!

理珠とうるかの反応も「土俵になんて上げたくありませんでした」「ムッカつくけど」とか、不自然な良い子反応をしていないのも良かったです。

「心境は複雑だけど、心根が優しい」感じが表情とセリフからも出ていて、今回文乃ルートではあるんだけど、二人の事が好きになれたなー。

うるか「失恋ごときで勝手に不幸なうるかちゃんにされちゃ たまんないっての」
ここ!良い!良かった!!!
本作を真剣に読んだのが最近ってのもあるかもだけど、作中一番刺さりましたね。
そうだよな、本来そうなんだよ!
恋愛が成就したかどうかで不幸かどうかなんて決まらないって、実際。
すごくアスリート的というか、シンプルに尊敬できる性格でうるか推しになりそう。

告白シーン。
私は前回「勝ち確定じゃん」と思ってましたが、文乃はうるかと付き合ってると勘違いしていた訳で、むしろ文乃は「負け確定だけど戦った」認識なのか。
むしろよく頑張ったな!

つまるところ、本人的には意外だった両想い。ボロボロ泣く文乃と、「天文学的な奇跡」というモノローグもあって、素晴らしく感動的。

いやー今回、というか文乃ルート。
良い出来でしたね。
文乃の気持ちだけじゃなくて、他ヒロインの心の整理とか「失恋ごときで不幸にするな」とか、作品全体としての完成度がメチャクチャ高かった。
溜めた分だけのカタルシスが今回にしっかり収束していて、少し読んでいて驚いた。
想定を超えられた感じ。

最後に「また幽霊出とるやんけ!各ルートのノルマか?」と思ったのは内緒だ!
(うるかルートは成幸父、理珠ルートはみさお)

キスシーンは次回にお預け。うるか⇒理珠の成幸インフレを見るに相当な事になるのでは……。
ていうかそうでなくても、次週は甘々になりそうな予感。

アクタージュ 121話(scene121)

最初はよくわからなかったんだけど、皐月ちゃんは「演技をしていない普通の自分」「憧れの対象」を今回見つけた事で、「普通の少女が演劇に憧れる」真波像を自分の物差しで体験したことになる訳ね。

皐月ちゃんが自分と向き合っていく所は普通に面白くて可愛かったし、「実は夜凪に憧れてるんだよ」でホッコリとした読後感で終わるつもりだったのに、最後なんだこれ……

今は皐月ちゃん育成ターンだと思ってたら、子供の成長過程も取り込んで自分のものとする夜凪。
本当におっかねぇ!
現ジャンプで”恐ろしい主人公1位”は私の中で夜凪です。

アクタージュ act-age 12
マツキタツヤ (著), 宇佐崎しろ (著)集英社 (2020/7/3)
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夜桜さんちの大作戦 44話(作戦44)

血管から注入(たべ)る事で身体能力を強化させる……

ドーピングコンソメスープ!?
ドーピングコンソメスープじゃないか!!

ネウロ ドーピングコンソメスープ

そして、ドーピング薬”葉桜”。
「私みたいな凡人の適合率でこの程度」とか言ってるけど、明らかに本家の夜桜家と肉体に及ぼす効果が違うじゃねぇか!
夜桜家の人、七悪以外こんな体してないよ!
実際の夜桜家の能力と、要素としての”夜桜の血”の効果が乖離してない……?

この漫画のリアリティラインを私はかなり低めに配置してるんですけど、それでも
・スイート行きのエレベータに乗るとパンチを食らう
・スイートルームでガラス割るレベルの痴話喧嘩している(見つかりたいの?)
とか、「普通のホテルとしてこれでいいのか感」が凄まじかったな……。

ブラッククローバー 258話(ページ258)

ついに悪魔と契約か。
「悪魔の真の力」っていうからには、今までとは違うものを見せてくれそう。
「自分の体を代償にする」ってのはかなり心配ではあるんだけど、この作品は主要キャラにそんなシビアな想いをさせないので大丈夫だよね……。

田畠裕基 集英社 (2020/7/3)

タイムパラドクスゴーストライター 10話

何がビックリしたって佐々木君、前回あんな感じで「勝負だ!」とやっておいて、描写無しで惨敗してて笑っちゃうよね。

未来からのメッセージと同じく、藍野さんを「伊月ちゃん」と呼ぶおじいさん登場。
「全人類が楽しめる漫画を描きたかった」と言うあたり、佐々木君が時空を超えてきたみたいな想像をしちゃうんですが……
そうだとすると、佐々木君の元に未来のジャンプが届くのも納得できる。
そうなんだけど……ちょっと世界観が小さくなってしまうので、漫画の面白さとしては微妙。

老人と出会うまでは藍野さんは漫画を知らなかった訳で、藍野さんの漫画論はこの老人がベースになってるんでしょうね。

「僕はね、全人類が楽しめる漫画を描きたかったんだ」
「なんだよ、それ。描きたかったって。諦めたのかよ?」
「うん。残念ながらね。漫画家は期間限定で、老人になると描くのが難しくなるんだ」
「なんだ。それならしょうがないな」
「うん。本当に、しょうがない……」
「しょうがないから、俺が代わりになってやるよ。任せろって。爺さんの夢は、俺が叶えてやるよ」

というどこかで見たような夢の託し方なんでしょうか。
それだと遠まわしにこの老人が藍野さんの死の原因になってしまうので、「老人=佐々木君説」だった場合、展開がマッチポンプ過ぎてダメですね。

あと全人類が楽しめる漫画は既出概念だから良いとして、「透明な漫画」って概念は急に出てきたな。
よく分からんぞ。

藍野さん、全人類共通の恐怖として夜とオバケをテーマに選んだり、なるべく間口の広いアプローチをする子ではあった。
ただ今回のように強迫観念的なストイックさが発揮される下地は無いように思えたし、もっと言ってしまうと「死ぬ為に唐突に用意されたキャラ設定」としか感じられない。
私は「死の源流」についてどんなアンサーが来るか期待してしまっていたので、この”取って付けた感”は正直、肩透かしかなぁ……

うーん。先の展開は読めないし斬新だと思うけど、「漫画の面白さ」という意味では結構底は見えてきた感じがしましたね。
少なくともプロットに対しての調理方法はあまり上手くはないです。
話の流れだけは把握したいけど、面白さへの期待感はもうあんまり無いかな。

それにしても年間50冊×50年分=約2,500冊を公園に持ってきて投棄する老人、ヤバ過ぎる。

ボーンコレクション 12話

うわー、掲載順最後か。ちょっとショック。
白羅さんって本当にカザミに惚れてるんだね。
感情の動機が示されてないので、普段は作風もあってスルーしているものの、真剣な恋愛話になると違和感が出ちゃうな……。

全力のシリアス展開。
ちゃんと絵で雰囲気が伝わったので、ちょっと良い意味で意外。
九尾も今回はダサさは少なかったぞ。
大ボスの威厳はないけどな!

今週のベスト3

  1. ハイキュー
    そりゃそうでしょ。お疲れ様でした。
  2. アンデッドアンラック
    関係性の構築が理屈だけでなく感情面でも上手い。
  3. 銀色のセブン
    評価されるべき作画力とSFバトルの説得力。

☆昔のゲーム仲間に誘われたので久しぶりにやる予定。
初回特典で追加機体を1機入れられると、予約購入するしかないじゃん。ズルい。

限定バナパスポートカード & プレイアブル機体「ガンダム・バルバトスルプスレクス」が入手できるプロダクトコード(封入)2020/7/30バンダイナムコエンターテインメント
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