さて、2週間ぶりのジャンプ感想ですよ。
やっぱり日常って感じですねー。

あ、単行本が発売されてたので一応上げときます。
連載終了作品の単行本も沢山あったので、ここで公開。

古舘春一 (著) 集英社 (2020/8/4)
Yahoo!
坂野旭 (著)集英社 (2020/8/4)

魔女の守人、既に懐かしい……。
でもアレですね。表紙キレイで格好良いですね。


僕のヒーローアカデミア 279話(No.279)

雄英生徒達による総力戦!
……なんだけど、今回私がグッときたのはマウントレディのプロ意識。
森の中をあんな感じで引き摺られるの、痛いなんてモンじゃないでしょ。
(実際ボロボロになってるし)

その上で生徒達が「口に何かを入れようとしている」事を少ない情報から察知して、ボロボロの体から頑張ってサポートするの、本当に言葉通りのプロヒーローって感じだった。

Dr.STONE 160話(Z=160)

千空、「即死はさせないだろうから腹を狙うはず」とは、さすがの切れ者っぷり!

心を動かされて涙を流すルーナ。
漫画的展開としては、千空を助けてくれる流れになると思うんだけど、肝心な事はその行動に違和感がないようなキャラ付けが既にされてるんですよね。

ルーナって、薄っぺらい気持ちじゃなくて真剣に「デキる女になろう」と色々自分に言い聞かせて頑張ってる子なんですよね。
だからそのベクトル上にある「知的で強い意思」を体現している千空に心を動かされるであろう事が、少ない描写の中でも理解ができる。
さすが稲垣先生はキャラ立てが最速最適で抜群に上手い。

後半はまさかのトンネル工事!
イメージ映像の掘削ロボの作画がドン引きするぐらい凄まじくて笑ってしまう。
Boichi先生は本当に良い仕事をしますね……。

そして千空が負傷につき、科学のトンネル工事を託されるクロム。
キャラを満遍なく活躍させるための導線と盛り上げ方がうめぇ~!
間髪入れずの展開で、来週も気になる。

ワンピース 986話

意外にも戦闘描写を省いてカン十郎が敗退。
泣いている仲間もいたり、錦えもんもカン十郎に笠を被せてあげて「辛かったな、お前達」か……。

私なんかはカン十郎をアッサリ敵として割り切ってたんだけど、そりゃ割り切れない辛さがあるよね。
少ない言葉でこの情感描写、さすが尾田先生って感じの無駄の無さだ。

ただ、カン十郎という数年単位で仕込んだキャラの最期としてはアッサリし過ぎなので、もう少しカン十郎関係のエピソードがありそうですね。
「本当は裏切りたくなかった」「逆スパイだった」みたいな展開があるのだろうか?

「やめろヤマ男」
「この決戦を始めるのは俺達じゃねぇ」

ルフィのこのセリフ良かったなー
男としてあろうとするヤマトの意思と、カイドウへ討ち入りする赤鞘たちの意思を、ちゃんとしっかり汲み取ってるんですよねー。
元々ルフィはこういう意思を汲み取るキャラなんだけど、久しぶりに見た気がする。

アクタージュ 122話(scene122)

環さん、確かに今回の合宿に参加している中でも、

・自分の為になる事をしているように見えない
・夜凪の化け物描写を見ても余裕

な感じで疑問だったんだけど、強者と先達の余裕って事か!
今作では珍しい「間接的な格の上げ方」で、一気に環さんが際立ってきたね。上手い!

アクタージュ、私は最近“魅せ方”に注目してるんですよね。
何か作品が進んでいくに連れて、「魅せるシーン」のバリエーションと説得力が増していってるんですよね。
最近は作画の宇佐崎先生の画力を信用した”魅せ方”も多くて、今回の環さんはどのようにスゴさを”魅せて”くれるのか、
また新しい表現が出てきそうで楽しみなのだ。

さて、真美さんが意外な登場。
確かにドラマ化において「遺族の許可」は必須。
という事は真美さんも了承していたのか……。

これ、何か色々事情というかドラマがありそうですね。
全然予想は出来ないんだけど、黙って去っていく様子から、真美さんなりの目的があるように感じた。
予想はしてたけど、真美さんは「認めてもらう相手」ではあっても「倒すべき敵」ではないんだろうなぁ。

マッシュル 25話

うーん、セコンズの設定分かりにくくない?
「基礎⇒固有⇒条件」の段階も今回初出でピンと来ないのに、その上で「セコンズ」って言われても輪をかけてピンとこない。

マッシュル25話 魔法の設定

しかも図のピラミッド、8段あるじゃねーか!
この設定ならピラミッドは4段にしとかないとダメじゃない!?

本作の魔法バトル、今まで魔法の強さ描写って”威力”と”性質”しか描写されてないから、設定が浮いて感じましたね。
ランスは重力、ドットは火しか使ってないけど、あれが多分固有魔法?
授業でやるようなやつが基礎魔法なんだろう。
そこまでは分かるとして、前回時限(条件)魔法を使ったドットはランスより高等魔法駆使してた事になるぞ!

まぁ魅せゴマは格好良いし、ランス君の相手を認める心意気も格好良かったので、この作品はそれで良いのかな……

私なんかは理屈バカの設定厨なので、半端な感じで設定を出されても「よく分からんがすごいぞ!」とはならないのです。
「え、その設定活かせてる?」みたいに冷めてしまう。

甲本一 (著) 集英社 (2020/8/4)

僕とロボコ 4話

ガチゴリラ、まさかの”無敵キャラ枠”だ……!

あの高度から海に落ちて怪我の一つもしてないなら、そりゃ熊なんか怖くない遠くにフッ飛んでも帰ってくるよね……。
本人は「偉そうにしている」と言ってるものの、そんな場面をあまり見ないので、優しくあげてほしいぜ。

読切:アオのハコ

お、おぉ、そうか。憧れの先輩と実は両想いだったみたいで、良かったな……。
爽やかな汗や、ちょっとのすれ違いとか、「青春の空気」を出そうとしてて、それは成功してると思いますよ。
うん、こういうのってどう楽しむんだろうね。
一緒にドキドキしたらいいのかな……

チェンソーマン 79話

もう扉絵から落ち込ませるのやめろよ……
「共に暮らし 共に生きた」とか過去形にしてるの、何なんだよ……。
いかにも「あの頃の楽しい写真」みたいな感じの扉絵にするの、やめてくれよ……

さて、デンジ対早川先輩という1対1で進めるかと思いきや、一般市民を出して「助けて」と言わせたのはタツキ先生のスゴい所ではある。
「早川先輩を正気に戻すつもりが勢い余って殺した」と、「市民を守る為に家族を殺した」では、その主体性を含めてデンジに降りかかる絶望感が全く違うんですよね。
本当にデンジにとって最悪の配置だったと思う。

倒した時の喪失感に溢れた表情がキツい……。
未来の悪魔、「お前これで”未来最高”とか言ってたのか」と殺意が芽生えてくるもんですが、「パワーも殺される」っていう予言は一体何だったんでしょうね。

辛い展開の多い本作でしたが、デンジの明るさでバランスが取られてきました。
ただそれだけに、今回のこれは……
次回、デンジがどんな様子になってるのか、考えるだけでも憂鬱だ。

藤本タツキ (著) 集英社 (2020/8/4)

破壊神マグちゃん 6話

この漫画がチェンソーマンの後に掲載されている事が何よりの救いなんですよね……。
来週も頼むぞ。な!

「マグちゃんのための祭りじゃないよ」で大衝撃を受けて震えるマグちゃんの様子からもうホッコリするよね。
自分の為の祭りだと思って楽しみにしてたのか。

あとマグちゃん、自然に子供を探すのに協力したり、流々の為に爆発してあげたりと、馴染んでるのが良い。
あと感動の花火シーンで、ちゃっかりナプタークがゴミを漁ってるのも、可哀想だけど一笑いって感じでバランスよかったですね。

アンデッドアンラック 26話(No.026)

タチアナの過去が想像以上に辛かった。

いやだって、当時5歳ですよ?
誕生日を祝ってもらう幸せから、一転して自分の謎能力で両親殺すのキツ過ぎるでしょ……。
「早くパパとママのところに行ってごめんなさいしたいの」でもうダメでした。
私はこういう子供がかわいそうなのはダメなんだ。

そこからの、UN TOUCHABLEの能力開示とタチアナの素顔公開。
この演出自体は前回から殆どの読者が予想・期待してたと思うんだけど、あんなに辛い境遇だったタチアナが「決意を秘めた強い表情」になっていた事で、更にダメ押しですよ。

タチアナ、こんな表情をするぐらい立派になって……!
もはや完全に親目線である。

そんな感じでマッハでタチアナに感情移入したモンだから、その影響で私の中でビリー評価もウナギ登り。
オークションに現れたシーンも格好良いし、事前に情報を調べてロングケーキバーを用意するの、メチャクチャ優しくない?
いやー、本当にこの漫画、最近感情を揺さぶってくるんだよなぁ。

呪術廻戦 116話

第二の主人公、漏瑚が退場……。

呪術師含め、過去の死亡者の中でもその内面と最期にかなりの描写が割かれましたね。
漏瑚は以前から”集団”としての意識が強くて、私からしたら「人間らしいな」と思ってたんだけど、宿儺からしたらそれが「矮小さ」になるのか。
手厳しいな。

でもそんな宿儺から「オマエは強い」と認められて涙を流すの、やっぱり漏瑚は最後まで集団の中で生きる存在だったね。
宿儺は下らないといった「寄り合いの中の価値」だけど、彼に認められた漏瑚は気持ちとして救われたんだろうなぁ。
漏瑚、退場キャラの中で最大の扱いだったのでは?

芥見下々 集英社 (2020/8/4)

あやかしトライアングル 7話

あやかしトライアングル 7話 祭里疑似パイズリ

今週このシーンで「なんでいきなり説明なく疑似パイズリしてんの!?」と狼狽えてしまった。
考えてみれば「封印の巻物を守るために肌身離さず持っているんだよ」という、全読者が納得できる完璧な理屈が用意されてたんですね。
矢吹先生はやっぱりすごい。

ブラッククローバー 259話(ページ259)

これは息を呑むような熱いバトル!
前半「”力そのもの”とか言ってたけどいつもと変わらなくね?」と思わせといて、最後の決め手にちゃんと悪魔の力を活かしてくるのやべぇ~!
ヤミ団長が「敵前で自分の刀をアスタに投げる」って、本当に“信頼の証”って感じがして震えましたね。

灼熱のニライカナイ 5話(depth:5)

チャコ、まさかのアラレちゃん属性!

急にイルカになった上に地上で変身する意味が全くないの笑っちゃったし、相変わらず「強いっぽいキャラ」を描くのも上手い。
最後のオチも独特で悪くはないんだけど、「では好きですか」と言われると、うーん、難しい。

ただ「チャコ=アラレちゃん」として「離島=ペンギン村」にすると、この漫画はかなり幅広く展開できそうな事が分かる。
色んな宇宙人の変わりに色んな海洋生物を出せるし、チャコと同年代の友達とか同じように特殊な子供も出せるもんね。
肝心の田村先生が”アラレちゃん”をやるつもりなのかどうかは分からない。

私なりに田村先生は「ユルいギャグとユルいシリアスのグラデーション」が魅力だと思ってます。
ただ今の誌面バランスの問題か、あまりそれは求めていない。
では、私は何を求めているのか?

そう、七瀬さんのおっぱいです。
早く水着回来い。(毎回言ってる)

AGRAVITY BOYS 30話

「無茶して学校には怒られたけど、絆は深まりした」というテンプレ展開なんだけど、この漫画のキャラや雰囲気と合った明るさがよくて面白かったなー!
周囲から孤立しているっぽい当時ゲラルトとの出会いも、普通に気になるぞ。

うーん、やっぱりこの漫画は”未開惑星”という設定のデメリットの方が目立っている事をしみじみと実感した。
“未開惑星”ってロケーションも色んなメリットはあるはずなんだけど、あんまりそれは有効活用してないもんね。

ぼくたちは勉強が出来ない 168話(問168)

大方の予想通り、文乃ファンもニッコリ納得の幸せ回でしたね。
まぁ私が一番ニッコリしたのは理珠のHカップなんですけど水着なんですけど。

ボリュームもさる事ながら、表情が煽情的で……良い!
筒井先生、ラブコメとしての青春的な表情が抜群に上手いのは周知の通りですが、「こういう表情も描けるのだぞ!」って感じ。
(あまりラブコメ本編中にヒロインがする機会のある表情ではない)
あとうるかの胸、増量してね?
お前まさかこの4か月、海外で「何かあった」のでは……ッ!

「最後の回はラブラブしまくってるんだろうなぁ」と雑に思っていたら、二人のキャラクター通り「周りを気にしながら恐る恐る」ってあたりが「ちゃんとしてるな」って感じでした。
何か文乃編、そういうリアリティが一貫してましたね。
最後のモノローグも笑顔も素敵で、非常に良かったです。

ところで急に思い立ったんだけど、なんで真冬先生とあすみ先輩は一緒にプールに来てたんですかね?
しかも結構攻めた水着で。
あんまり考えちゃダメなのかな……。

筒井大志 (著)集英社 (2020/8/4)

ミタマセキュ霊ティ 46話(code46)

冒頭といい最期といい、普通に聖光霊破弾で遊んでるのジワジワ面白いな……。

今回はター坊とピーちゃんのほのぼの話。
確かに癒しではあるんだけど……ちょっと最近読後感が普通になってきたな!
もしかしたら慣れてきちゃったのかもしれん。

何だろうなー、今のキャラクター達で出来るドラマがある程度固まってきた感じ。
かといって、新キャラを1~2人投入した所で面白くなるかっていうと、それも違う気がする。

ジャンプ癒し枠としての存在は、正直マグちゃんのクオリティの高さもあって貴重さが失われつつあるのだ。
私は鳩胸先生が大好きなので、何とかならんかなぁと考えてるんだけど、難しい。

鳩胸つるん (著) 集英社 (2020/8/4)

夜桜さんちの大作戦 45話(作戦45)

辛三兄さん久しぶりの活躍!
何か久しぶりに見たら、バッキバキの肉体含めてカッコ良いですねぇ!
ちょっとギャグ調で雰囲気を緩和しつつ、太陽君がすぐに「やるべき事」を察知して行動してたり、久しぶりにプロっぽさを感じたので良かったです。

権平ひつじ (著) 集英社 (2020/8/4)

ボーンコレクション 13話

掲載順は奮わないけど、個人的に光る所を感じる漫画。
今回「すげぇな……(ゴクリ)」と思ったのはこのコマね。

ボーンコレクション 13話

主人公とヒロインが危機に駆け付けるシーン。
二人ともシリアスな表情なんだけど……なんか、なんかダサい!

  • 駆け付けて一発目の攻撃でこんなバレエみたいなポーズになる?
  • 何で二人とも同じ表情・同じポーズになるの?
  • ていうかこの攻撃軌道だと、どちらか一人の蹴りだけで人形壊せてない?両側からやる意味ある?

みたいな複雑な気持ちが一気に押し寄せてくる。
そうだよ、こういうのでいいんだよ!
(あくまで個人の見解です)

あとネームセンスも高い。

カザミ「妖力強化で白羅さんも戦えるようになるんだね!」
ナレーション「そう、白羅が今まで戦わなかったのは~(説明)~つまり!白羅が!戦える!」

「いや最初にカザミが言ってたから……」

あとエネルギッシュなやり過ぎ白羅さんからの「へいおまち」「寿司!」の意味分からなさも、「どんな漫画遍歴したらこんな発想出てくるんだ」という感じで最高。

あと真面目な話、アクションに大ゴマを取りつつ、1話の中で塔を5つ全部破壊しているのが見事。
これがZIPMANなら5話以上かかってただろうから…

雲母坂盾 (著) 集英社 (2020/8/4)

タイムパラドクスゴーストライター 11話

うーん、掲載順が最後か。
残念ながら、作中展開的にもそうなって然るべき時期ではあると思う。
話の着地点は未だ見えないけど、方向性と底は見えてきたんですよね。
今回も佐々木君視点で藍野さん死亡までの経緯を追い直しただけで、漫画として面白いかと言われると厳しいものがある。

佐々木君「過労で死ぬならなぜホワイトナイトで勝てという予言にしたんだ」
これについては本当に言う通り。
ただ疑問の提示タイミングと回答のテンポがやっぱり遅いんですよね。
このツッコミは前回の話を読んで読者が疑問に思った事ですからね。
他にも、読者が疑問を持ってから数話後に問題提起される事があったして、非常にもどかしい。
ストレートに言ってしまうと、シリーズ構成力の問題でしょうね。

最後にタイムゲート出現。相変わらず先は読めない。
でも本作で私が魅力に感じている”SFミステリ要素”に対して、今まで示されたようなシリーズ構成力では漫画としては厳しいか。
プロットは個性的、伊達先生の絵も力が入っているだけに、残念ではあります。
ただプロットは気になるので、最後まで見守りたい。

市真ケンジ (著), 伊達恒大 (著)集英社 (2020/8/4)

ブンキテン

「私が彼女なんて考えられない」「優しいから”こう”なった」という気になるセリフもそうだし、付き合ったかどうかについての質問だけ回答を避けてるんですよね、妹さん。
多分これは付き合ってる訳ではないって事かな。
どういう事だろう。お試し期間中で、主人公は良心の呵責に耐えられなくて記憶喪失になったのか?

今週のベスト3

  1. アンデッドアンラック
    タチアナの過去にやられた……
  2. チェンソーマン
    悔しいけどお前に夢中
  3. ボーンコレクション
    今回、普通にテンポも良くなかった?
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