巻頭カラーは新連載のあやかしトライアングル。
矢吹先生の新連載ですが、いやー、やってくれましたね。

そして約束のネバーランドが映画化、海外ドラマ化と流れがきている中での最終回。
鬼滅の刃もそうですが、無駄な引き延ばしがなく適切に連載を終了させてくれているという事ですね。

「ジャンプは人気作品の引き延ばしが多い」は昔の話。
健全な入れ替わりが行われているという事なので、素晴らしい事です。


あやかしトライアングル

前半どストレートなテンプレ王道で読者のガードを下げさせておいて、最後に「女体化+淫紋+ふんどし」という強打をクリーンヒットさせてくるの何なの……

最後の仕掛けで中盤までの印象は全部飛んでしまいがちですが、
・構成と情報開示のタイミングが分かりやすい
・キャラが可愛くて魅力的
・妖の作画がちゃんと”それっぽい”

と、さすがベテラン作家だけあって普通に質が高いですね。

でも何か神として祀られた事がある程のシロガネが、目的達成直前に封印される時に考える事が「自分を踏み台にこの後コイツらがイチャイチャするのは許せない」ってあたりが最高に小物で笑っちゃいましたね。
ただマスコットキャラとして今後も出てきそうなので、これぐらいの方が好感は持てる。

「タイトルが”トライアングル”なのに二人しかいないじゃん!」のツッコミに関しては、次回以降の展開待ちですねー。
通常、新連載の扉絵って主要人物たちが揃ってる事が多いけど、本作に関してはこれを「読者のひっかけ」に使っちゃってるので、何も信用できないんですよね。
一先ず次回にも期待です。

ワンピース

敵が責めてきてもずっと余裕だったカイドウ達に対して、一人震えるオロチ。
小心者も行き過ぎると怖いというか、ワンピース世界には珍しいこの慎重さがオロチの怖い所ですね。

飛び六胞のうるティとページワンがルフィと遭遇。
ライト読者の私としては、飛び六胞の格は全然大した事ないので即殺できそうなんだけど、どうなんだろう……。
この後の予定を考えるとルフィに苦戦はして欲しくない所はある。

僕のヒーローアカデミア

爆豪君「用があるんだよ。オールマイトを終わらせちまった男として」
あー、そういえばそうだったよね。
周りは「気にしなくて良い」と言うだろうけど、そりゃ本人としては気にするよなぁ。
爆豪君の物語として考えると、やはりオールマイト引退のきっかけとなってしまった後悔はどこかで乗り越えるべきだ。
堀越先生はちゃんと爆豪君の立場でも考えてるんだなぁ。

そして、デクの個性出力をしっかり把握した上で、追いつく対象として研鑽をしている所に爆豪君のスペックの高さが表れてる。
これプライドの高い彼としては相当業腹なはずなんだけど、負けない為には必要なマインドですよね。
堀越先生の爆豪君の描き方好きだなぁ。

さて、困った時の相澤先生ご登場なんだけど……。
死柄木起動直前も個性の厄介さがクローズアップされてましたし、しかも相澤先生は確か足やられて機動力つぶされてたと思うので、もう嫌な予感しかしないんですよね。
この漫画、必要な人はちゃんと死ぬので、先の展開が怖いです。

約束のネバーランド

なるほど、「食用児の運命を覆した」彼らが、再び「会えないという運命を覆した」という構図か。
これがやりたかったのかー。

「鬼との約束の性質を考えると、記憶が戻ったら都合が良過ぎるなぁ」と心配していたんですが、そんなヒネクレ読者の私も納得できるバランスの終わり方でした。

振り返るとこの漫画、前半の「ママとの頭脳戦パート」で圧倒的評価を得て、それから「vs鬼の狩庭パート」「世界の仕組みを変えるパート」という形で面白さの質が段階的に変わっていったように思えました。
私の中でも各パート毎でかなり評価が変動した作品だけど、ジャンプにおいてこの作風で完走できたのはすごい。

出水先生の作画も独特の美麗さがあって、他に類似作品が全くない非常に独特な作品でしたね。
こういう作品が何年もジャンプにいてくれたというのは、雑誌の多様性という観点で非常に意味があったと思っています。

完走お疲れ様でした。
暫くドラマ等の展開が大変そうですが、また面白い作品を待ってます。

森林王者モリキング

おぉ、掲載順良いぞ~!

黒壌 光(クロツチ コウ)と聞いた時点で、コックローチ=ゴキブリじゃん!マジ!?と驚かされたんですが、長谷川先生がストレートに可愛いショタキャラを描けてるのにも二重で驚き。
しかし、よりによってこんな可愛いキャラをゴキブリにしなくても……

「出自など関係ない」
「能力に合った役割がある」

モリキング、普通に王の資質を見せてくるのが面白いよね。
彼が真っ当に王である事が、むしろ良い感じに狂気成分になっていると思う。
しかしこれで「臣下の虫も人型になる」という例を作ってしまったので、無限に新キャラが出せるな……

Dr.STONE

スタンリー、一切の容赦なく本当に「プロ軍人」って感じの描写ですね。
狙撃銃も本格的で(Boichi先生良い仕事)、まだ殆ど何もしてないのに敵キャラとしての格が圧倒的に高い。
このキャラ付けの鮮やかさ、さすが稲垣先生だよなー。

でも他のキャラは殺すのを躊躇してたり、将来的に仲間になっても支障はなさそうなバランスにしてますね。
スタンリーも別に殺人鬼じゃないので、味方になっても頼もしいだけで問題は無さそう。

あと、今回のように敵の狙撃描写を入れられると、やっぱり周辺索敵要員として耳の良い羽京は必要だったよなー、と改めて思いますね。
先週の感想でも触れたけど、敵が速攻してくるのが読めてたんだから、最初は専守防衛の方が良いと思うんだけどなぁ。

さて、スパイvsスパイ。
と言いながら、実はこの漫画の情報戦が機能した事ってあんまり無いんですよねー。
司帝国の時の電話だって、事前に言っていたような”情報の優位性”での勝利はほぼ無かった。
ただそんな事が気にならなくなるぐらい面白い展開は見せてくれるので、今回ルーナが科学王国に潜入して、どのような影響が出てくるのか楽しみです。

アンデッドアンラック

今回も盛り沢山だ。

  • 移動時に風子を助けるアンディ
  • 移動時にタチアナにしがみついたり、宇宙人の同士討ちに驚くビリー
  • 降り注ぐ宇宙船の破片から風子を守るアンディ

などのニヤニヤ描写もあるし、

  • 「変更点(パッチ)を確認する」という言語センス
  • 直前に言語統一されているので宇宙人とも話せる

というニヤリ描写もある。
無限に語れるな。

一番はジュイスの素顔と能力公開ですよね。
美しいご尊顔と見開き演出でかなり格好良いんだけど、『不正義』はご無体能力過ぎる……
例えば今週活躍したマッシュルのランス君は「妹のために頑張る」が正義(行動理念)だと思うんだけど、ジュイスが能力発動させた瞬間にランス君はノータイムで妹を殺すワケでしょ?
すげーワルの敵が使ってくるやつじゃん。

でも「相手の正義に反する行動を取らせる」という、自らの正義を持った敵に効果的という設定は、従来のバトル漫画と比較しても画期的ですね。
今後ジュイスが相対する敵の手強さを判断する基準が「強い正義を持っているか」というのはとても面白い。
失うものがないチンピラみたいな奴には効果がないんだけど、そんな奴は強敵として出てこないもんね。
ジュイス戦、見た事ないバトルが見られそう。

そして何よりも震えるのが「序列1位の能力と素顔を出し惜しみしない」という、”勿体ぶらなさ”ですよ。
だってジュイスって1位ですよ?
他のメンバーでまともに能力開示してるのってまだシェンだけですからね。
普通満を持して出したくなるじゃないですか。
でもそうしない。
読者はこんな所でジュイスの素顔と能力を公開してくるなんて予想もしてないのでクラクラしちゃう。

これだけの描写を詰め込んでおいて、話の展開としても

罰追加の説明

最期の罰と”ラグナロク”について説明

メンバー補充の必要性確認と、次の作戦目標開示

と非常に濃いんですよね。
もう毎回驚かされてるんだけど、何なんでしょうねこの漫画。
週刊連載で考えられる密度か?

次回からは「不治」の捜索。
そして読者は「不治」が謎の敵対組織として動いている事を知っている訳で、また次回からも未知の展開を見せてくれそう。
そしてようやくタチアナの出番だ!
非常に気になっていたキャラなので楽しみ。
出来ればビリーもついてきて欲しいけど、どうなんだろうな……

チェンソーマン

もはやマキマさんからは味方の雰囲気が一切しないな……。

既にデンジとパワーが早川先輩の急所になってしまった事をいち早く見抜いて、彼らの性格を利用して銃の悪魔戦に参加させるとは。
強い力を持ってる人だけど、こうして最小の労力で自分の望む結論に持っていける描写をされると、別側面の怖さが出ますね。

そして銃の悪魔が各国の戦略アイテム化していたという衝撃情報!
いやぁ、さすがタツキ先生。
銃の悪魔をシンプルにラスボスにする事はないと思ってたけど、全く別の形の恐怖に変えてきたな!

そして「銃の悪魔討伐」という大目標を消失させた次の瞬間、「パワーと早川先輩はデンジに殺される」と物語への新たな注目ポイントを追加。
読者興味を放しませんねー。
これら一連の話を、詰め込み感が一切なく1話にまとめてくれるのはすごい。
そのおかげで気持ちが一切切れる事がなく物語に注目できる。
素晴らしい。

今回の話、出来が良くて大満足です。
タツキ先生の進化を感じました。
前作ファイアパンチ時代から私がタツキ先生に感じていたネーム上での魅力って、「独特のリアル感・リズム感があるセリフ」と「テンプレに収まらない展開」だったんですよね。
ある意味で飛び道具的なケレン味が魅力だったんですが、最近はこれを活かしつつ、読者興味をキープさせるような地に足のついたベテラン作劇も兼ねられるようになっていて、かなり無敵感が強いです。

ボーンコレクション

うん、今週も良いですね!
私が掴めてきたのか、作者さんがこなれてきたのか、独特のユルさが気持ち良い!

S級妖怪を前にしても「硬って!(ぐわ~ん)」の2連発や、逃げ方もコミカル。
白羅さんに至ってはドリルがヒットしてるのに全然緊張感がない。(褒めてます)
でも決めゴマはカッコいい。
この作品独特って感じの雰囲気が既に確立していて、これは明確な強みですよ!

マッシュルとは別タイプの「力を抜いて読める良さ」を感じますね。
「白羅さん骨が硬くても肉は抉れるでしょ」みたいなツッコミも、このユルさに対しては野暮ですもんね。

しかし酒吞童子、プロレスマスクの浮浪者という100%不審者ルックなんですが、これも秋冬みたいに中身いたりするんでしょうかね。
次回に期待。

タイムパラドクスゴーストライター

うーん、こういう方向性かー。
つまりこの漫画、「不本意な経緯で始まった連載。佐々木君は罪悪感と戦いながら、周りの協力を得てガムシャラに漫画家として成長していく」という王道方針をやるって事だよね……。

想定していた展開の中では個人的にワーストケースに近いかもしれない。
なぜなら『真っ直ぐな青年の王道少年漫画として読む上で大きいノイズがあるから』。

ノイズ、つまり本作最大の引っ掛かり要素である  「藍野さんの10年の成果であるホワイトナイトを盗作している」をスルーできるかどうかがポイントですね。
これをスルーできれば今回の王道方針でも楽しめるんだけど……
私としては、スルーして読んでいける自信はちょっとないかなぁ。

盗作問題含めて色々スルー出来たら、今回の話は良かったですよ。
「作画まで完全コピーをしようというのは間違っていて、佐々木君の魂を載せた作画で良いんだよ」という王道の話。
意を決して気合を入れた作画をする佐々木君の魅せゴマは格好良くて、「伊達先生良い仕事!」という感じもありました。

ただそうした魅力を感じる為の「盗作関連の違和感をスルーする」というハードルが非常に高い。
盗作問題のスルーに関しては、当人の「価値観」と「どこに感情移入して読むか」という根幹の問題になるので、他人の意見で変えるのはなかなか難しいんですよね。
「1回嫌になったらもう嫌」ってのも人情なんですよ。

そして、このスルースキルが問われる時点で、作劇としては相当に分の悪いバクチを打ってしまっていると思います。

でも新担当が優秀に描かれてるんだよなぁ。
佐々木君の意見をちゃんと聞いて、期限と条件を設けている。
条件にしたって「間に合わなければ君が一番納得していない第一稿を載せる」という事は、要するに“頑張れよ”と発破をかけているって事ですよね。
そして保険としてちゃっかり最新原稿も回収している。

この新担当の描写って、かなりの配慮がないと出来ないと思うんですよねー。
こういうキャラを出せちゃう事で、「もしかしたら作者の手の平の上で、まだハネるかもしれない……!」という期待感がどうしても手放せない。
なかなか罪な漫画で、今後も注目ですね。

マッシュル  

ランス君、たまに「フクロウ”さん”」って呼んでるの、心根の優しさが見えて微笑ましいですね。

バトルについては余裕の勝利。
過去の例からもう少しもったいぶるかと思ったんですが、コンパクトに面白く纏めてきましたね。
このあとマッシュパートも控えているので、テンポが良い。。
最後の決めゴマもカッコいいですねー!

呪術廻戦

ほらもうアッサリ游雲取られたー!
真希さん良い所がない……悲しい。

伏黒パパの殺戮人形化、最初降霊した時は意識があったように見えたんですけど、どうなんだろう。
ただまぁ意識があるとラスボス張れるぐらい手強くなるので、意識がない方が助かりますね。
伏黒としても辛い展開になるし……

ダゴン撃破?
だけど、伏黒パパの方が遥かに驚異のような気がする……。これどうするんですかね。
現状のメンツだと全滅するでしょ。
領域が解かれて援軍がないとマズいと思う。
今の状況で援軍っていうと……
そうだ、虎杖がまた「存在しない記憶」を埋め込むしかない!

AGRAVITY BOYS

基本的には「まぁ普通に面白い」ぐらいだったんですが、グリスロウが全裸で青春ムーブかます所だけ超面白かったです。
彼は良い意味で気持ち悪くて好きになれる、かなり珍しいキャラですね。
なんでだろうか。
本人が一生懸命でクズ要素がないからなのかな。

夜桜さんちの大作戦

お、道端君再登場。
何かクズ要素の高い善逸みたいなキャラになってきたな。
しかし彼、学校パートだと事情を知ってる数少ない一人だし、ステルス性能高い上に戦闘力もイマイチなので準レギュラーとして結構活躍できる気もするんですよね。
あとは読者好感度があればなぁ……

夜桜夫婦のイチャイチャパートに関しては、この漫画のファンとしてはニッコリ展開じゃないでしょうか。
ちょっとドライな感想だけど。
多分こういう話を適宜挟んだ方が、読者ニーズとしては取れるんじゃないかなぁ。
そして、道端君はその緩衝材としてうまく働いてくれそう。

ミタマセキュ霊ティ

何よりも勇気をもらえたは本編直前の記事ページですよ。
そう、「オリジナル背後霊 再募集」!
終わる作品に対して、こんなに募集かけたりしないですよね?
つまり当面の生き残りは確定ですよ!
「ゆらぎ荘も終わる直前に希望シチュエーション募集してたぞ」とか言う方とは友達になれませんね。

今週のミタマ、「ヒロインの為に過酷な修行をして、ピンチに颯爽と駆けつける」という、完璧な激アツムーブなんですよね。
それが格好のダサさだけでここまで台無しになるとは……ッ!
ハゼレナの「凄まじいスピードで気持ちが冷めていく」で久しぶりに声出して笑ってしまったよ。
ここ数回のタメが一気に爆発したよなー!

アクタージュ

“合格”なんて言葉は一言も出てきてないのに、「当然のように合格してますが?」で話が進められているのすごいな。

読者としても「まだ合格が明言されてないじゃん」と突っ込む余地すらない程の圧勝っぷり。
いやぁ、ここまでの説得力をかましてくれるとは思わなかったです。

ドラマって視聴者の反応が放送後になるので、環さんと対立させたのは緊張感がキープできて良いですね。
環さんに黒山さんとの関連性を持たしてくるのも、前後エピソードとの関連性ができる素晴らしい配慮。
今回の大河編で同時に「夜凪は黒山映画の主役として相応しいのか」も問う事が出来るワケですから、後の映画編を考えると非常に無駄がないです。

にしても最近の夜凪、人外感が如実になってきましたね……。
人間観察の仕方が、クラスメイトとしての感情を徹底的に排除していて、サイコ研究者感がある。
プロ意識と言えばそうなんだけど、日常として提供されている学校で「突き詰めたプロの研鑽」を感情無視で行う事の薄ら怖さがありました。
多分これはマツキ先生が意図してない受け取り方だとは思うんですけどね……。

魔女の守人

こ、このタイミングでこんな話を載せてくるのか……ッ!
アクア、事情をどこまで察してるか分からないけど、そりゃ親元離れる時にあれぐらいの表情はするでしょ。
このレベルに反応してたら、道中全ての魔女を解放して進めないといけなくなると思うけどなぁ。

アオリ文「マナスファの真意とは!?」

  1. 迎えの修道士を全滅させて解放する
    ⇒余計なお世話過ぎて地獄
  2. 最後にお父さんとしっかり話してね
    ⇒何故かわざわざ魔法で飛んだので、正体がバレる。危機管理能力が地獄

いや多分2に類する事だと思うんですけど、本当に何で魔法で飛んだのか分からないんですよね……

あと最後のコマの「…何…アレ!?」が絵面含めて超面白いんですよ。
読者も「よく言ってくれた!」的な所があって、あの鉄腕アトム式飛行、冷静に考えたら良く分からないんですよね。
加えて今回に至っては何でわざわざ魔法で飛んできたのかも分からないから、詰まる所 読者も何も分からないんです。

まさかこんな気持ちで次回に続かれるとは思いませんでしたね……。
非常にレアな読書体験をさせて頂いている。

ぼくたちは勉強ができない

怒りってのは「期待や想定が裏切られた時」に発生する感情なんですよ。

巨乳に縦セーターを着せるという事で「おっ、分かってるじゃん」となるじゃないですか?
でも最後までエプロン脱がないし、巨乳を強調するアングルも映らないから「全然分かってねぇ」ってなるじゃないですか?
こんな事なら縦セーターを着せない方がまだ良かった。
後に残るのは裏切られた事による純粋な怒りですよね。

ええと、そうそう文乃ルートの話。
ロリ巨乳縦セタ寸止め台無しルートじゃないんですよコレ。

文乃のいじらしさや、憂いを含んだ笑顔が非常に感傷的で、他ヒロインと一線を画す優しさが表現された良いお話でしたね(説得力がない)


しかし成幸は極端に紳士というか、この時点では完全に文乃を異性として見ていない様子。
さすがに鈍感ってだけではこの無反応っぷりは説明できないでしょ。
成幸が文乃を意識する展開も後半入るんでしょうが、何週間も一緒にいて、これ以上どんなきっかけが……というのはある。
まぁ理珠の時も同様か。

文乃ルート前半の障害であろう「友人への引け目」だけど、今回の描写を見ても文乃個人では乗り越えられそうにないですね。
今回の話で、改めて思いを秘めておくつもりである事が描かれており、諦めてる……は言い過ぎですが、身を引く気持ちに揺らぎが一切見られてない。

となると、この状況を突破するには周囲の後押しや協力などの”きっかけ”が必要なんだけど、という事は……
うるか、お前また盛大な負けムーブをやらされるんじゃないだろうな。
基本的にヒロインに思い入れがない私だけど、さすがに心配の気持ちが強くなってきたぞ。

あと掲載順最後でしたね。入稿遅れ?
筒井先生大丈夫だと良いんですが。

今週のベスト3

  1. アンデッドアンラック:出し惜しみの一切ない贅沢漫画
  2. ミタマセキュ霊ティ:久々に声出して笑った
  3. チェンソーマン:情報と驚きの詰まった素晴らしい1話

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