巻頭カラーはアクタージュ。
連載2周年おめでとうございます。LINEスタンプも発売したみたいで、見たけどクオリティ高かったです。

読み切りでMY LITTLE MARS掲載。
持ち込み作品の掲載という事ですが、現状で既に面白いし画面構成にセンスを感じるので成長が楽しみです。

あとはぼく勉が結構衝撃の展開。
ラブコメが苦手な私なりに、長文で色々考える所を書いてみました。


アクタージュ  101話(scene101)

扉絵も綺麗なんだけど、その手前のカラー1ページ目の色合いが素晴らしい。
ページ全体が薄めの色なんだけど、千代子ちゃんの瞳だけすごく鮮やかで目を引くようになっている。
宇佐崎先生、カラー漫画もめちゃくちゃ上手いな。

羅刹女編始まる時から思ってたんですけど、今回のシリーズって夜凪vs千代子の構図にしながらも、作中で実力が明かされていない黒山さんの手腕を見せる目的もあるのかなと思ってます。
黒山さんは当初から「夜凪で映画を撮る」事を目的にしており、いずれその機会があると思うんですけども、その時の期待感を高めるためには強力な敵として登場した方が実力の印象が付きやすいと思うんですよね。

敵として強大であればあるほど、いずれ一緒に映画を撮る時に頼もしい味方になりますからね。
味方になるとこんなに頼もしい事はないぜ!みたいなアツい展開。

あとLINEスタンプ発売と同時に作中で効果的にスタンプを登場させるの、商業が上手い。
これファンは絶対欲しくなるでしょ。
しかも見てみると最後の一つを除いてすごく使いやすそう。
恋ワンピとは大違いだ。

アクタージュ 10巻
宇佐崎 しろ, マツキ タツヤ 2月4日発売!
Amazon

ワンピース 971話

おでん、「おれは生きねばならない」と言いながら、一人で釜茹でに入って部下を救うの凄すぎて尊敬しかないよ。
普段の自分なら「どうやって耐えてるんだ」とか言っちゃうけど、不覚にもおでんの好感度が上がり過ぎてしまったので読んでて辛い……
家臣が生きてる事を考えると、おでんは自分の命を犠牲に1時間頑張ったんだよな。
すごいよ、本当に立派だよ。

自分は最近までずっとワンピースの展開に冷めてたんですが、このおでん過去編だけはダメだ。
完全にやられてしまった。
だってロジャーとか白ひげとか、オールスター登場で面白かったんだよー。
仕方ないじゃないか。

それにしても、意外とオロチが覚悟キマってて驚きました。国主であるおでんには、守るものが多過ぎますね。
こんな破滅型が相手だと分が悪い。

鬼滅の刃 194話

猫生きてた!良かった!
「普通の鬼でも死ぬ無惨様の毒で平気なの?」とか、そういうのはどうでも良いんだ。
誰も無惨様の格を保つ事なんか気にしてないから大丈夫!
後遺症とかなく元気に復活して!

伊黒さん復活で喜ぶのも束の間、ページをめくると顔と目をガッツリやられてました。
うん、吾峠先生がそんなに都合良くノーリスクで復活させてくれるワケないよね……。
「蛇との意思疎通どうやってんの?無惨様の攻撃に反応出来るの?」とか、そういうのはどうでも良いんだ。
殺しきれない無惨様の格落ちなんて誰も気にしてないから、生き延びてください。

そして浮き上がる古傷。 縁壱さんの功績は本当にデカいね。
それにしても古傷が痛むって、正に老化の真骨頂じゃないか。あぁ恐ろしい。

吾峠 呼世晴 2月4日発売!

Dr.STONE 139話(Z=139)

なんだこれ。面白いしか言う事がない。

地球全体石化をかまそうとした事でホワイマンが地球にいない事は予想してたけど、まさか1話でホワイマンの場所を特定して月を目標にするとは思いませんでした。早い。
千空が月に行く夢を持っているのは当初から提示されてて、ちょっと前に連載されていた外伝でもレイが宇宙で生存しているので「将来的に宇宙に行くのかなぁ」と漠然と思ってました。
でもこのタイミングで月が目標になるとは……!

恒例のロードマップを描くだけでも事前の下調べとか大変だと思うんですけど、漫画的にどう説得力を出して面白く描いていくのかが全く想像できない。
例えば自分が漫画原作をやるとして、「原始時代からロケットで月に行く話を面白く描いてください」って言われたら絶対無理だし即断りますよ。
でも稲垣先生なら面白く描いてくれるという信頼がある。

石化装置も入手した事でジョーカー扱いだった司も復活しますし、「科学チームの目標」も「バトルチームの戦力」もガッツリインフレするので、これから一層楽しみです。

Boichi, 稲垣 理一郎 2月4日発売!

魔女の守人 3話(#3)

大増23ページらしいけど、最初の3ページの無駄ゴマ感すごくないですか?

1ページ目:「ここまでくれば追手はこなさそうだ」と景色全体を移す
2ページ目:大ゴマで「外だー」角度を変えて「これが外…!」
3ページ目:マナスファ大ゴマで「こんなに広いんだ…!」

増えたページ数を持て余したんだろうか。
と思いきや、その後の「魔女を人間に戻すための情報」では文字をガッツリ詰め込んでいる。
どういう事なの……

敵騎士が魔法を使う描写を見せたので「え、騎士も魔法使えるの!?」と驚いたんですが、隣の魔女が魔法を使っただけでした。
じゃあ何でこの子はこんなにイキってるの……
最初の敵の強さ描写としては失敗してるんじゃないかなぁ。

今から君が戦うファフナは、ロープを付けた鞘を投げて10m以上ある塀の上に取り付けた鐘をフッ飛ばす正真正銘の化け物だからね。
マナスファも高火力だし、あんまり苦戦する気配がしないのがすでに不安です。

他にもツッコミ所は多いんですが、うーん……これもう、わざわざ挙げない方が良いのかなぁ。
一応箇条書きにしておきますと――

  • 唐突に挿入される「!?」
    別に主人公が魔を斬ってるだけなので、本家でもこんな使い方はしないのでは……
  • 明らかに魔の侵入が防げない村。
  • 数ページも尺を取った割には変装がしょぼい
  • 何で敵はファフナ達の行き先が分かるの?
  • 何で敵も”最初の村”って呼んでるの?固有名詞なの?

一つ一つは小さい事なんですよ。
私も必死にサゲてアンチ活動をしたいワケではないんですが、とにかく読んでてひっかかるんです。
困ったな、これからどう読んでいけば良いんだろう。

意外だったのが、魔女と騎士のコンビ戦闘が話の主軸になりそうって事ですね。
ファフナの説得力のない強さを見るに、バトル漫画にする気はないんだと思ってました。

でも前衛としての騎士と、後衛としての魔女というコンビバトルは、上手く描ければ結構面白くなるとは思うんですよ。
不安はあるけど期待してよう。
挽回してください!

でも敵の能力が鉄を出すだけなら、マナスファは広範囲高火力の炎なので相性勝ちでは?
アンデッドアンラック並の能力バトルになったら手のひら返します。

ハイキュー 383話

何が良いって、ここでロメロがベテラン世界プレイヤーの凄みを見せてくれるところですよ。
普通、成長した日向やみんなの大活躍を見たいじゃないですか。でも安易にそうしない。
もちろん良いプレーや成長は見せてくれるけども、今回ロメロが更にその上を行ってくれてるワケです。
“世界が閉じてない”んですよねー。本当に素晴らしい。

ぼくのヒーローアカデミア  260話(No.260)

扉絵からそうですが、ミルコさんのイキイキっぷりがすごい。
堀越先生もノリノリで描いてるなーってのが分かる。
そういう漫画は読んでいて楽しいですね。
先週に引き続き、絵の力が強かったです。

クライストも駆けつけてくれたけど、ハイエンド脳無が5体ですか。
エンデヴァーが相当苦戦して倒した敵だけど、緊急起動でどこまで弱体化してるかですね。

マッシュル 4話

自分が想定していた通りの授業内容で、全体的に既視感に溢れた内容でした。
でもまぁ「パワー全振りのキャラが魔法学校で生活する様子」なんてこういう書き方しかできないと思うので、仕方ないといえば仕方ない。
でもツッコミの既視感もすごかったし、感想が書き辛い。

あとマッシュは「じいちゃんとの平穏な暮らし」というハッキリとした目標はあるものの、掴み所のないキャラで超然としているので感情移入し辛いですね。
かといって周りの人達も別に良い奴ではない(これも想定通り)ので、申し訳ないけどどう読んでいけば良いのかまだ全然見えませんね。

ただ一つ分かるのは、シュー生地を失敗せずにキレイに焼ける時点ですごい器用で努力家という事。
あれ難しいんですよ。
フィクション恒例の都合の良い難聴やボーッとした態度から適当に見えるかもしれないけど、結構繊細な事できるじゃないか!
作者が意図した描写かは分かりませんけど。

ぼくたちは勉強ができない 147話(問147)

成幸君が悪そうな顔してるのは置いておいて、今週の展開は完全に予想外でしたね。
まさかのうるかルート一直線だとすると、1話目の扉絵にヒロインが載っていないという新たな伝説が生まれます。

となると現在の展開は筒井先生が当初想定していた展開でないと思うので、「読者の声を反映した?」と邪推して人気投票を読み直してみました。

1位:桐須 14,598票
2位:古橋 3,259票 
3位:うるか 2,980票 
4位:緒方 1,803票
5位:あすみ 1,488票

他ヒロインが束になっても構わない桐須先生のスゴさは置いておいて、古橋2位でうるか3位か。
うーん、この結果ならうるかルートに路線変更する理由にはならないか。
まぁ、人気投票で展開を決めるなんて事はそもそも作り手の立場で考えるとあり得ないお話です。

あと一応、まだうるかエンドではない?という可能性もほんの少しだけ残ってますかね。
成幸君は現時点で「うるかに会いたい」としか言ってないので、「うるかは妹の恩人で、大事な友達だ」の線も理屈としては残っていると思うんですよね。
ただ本当にそれをやってしまうと読者からのヘイトがすごい事になるだろうなぁ。
集英社、また作者と連名でお詫び出さないと……

冗談はさておき、以下、少し真剣に考えたいと思います。

シンプルに今回の話だけで読んだ場合

とても良い話だったと思います。

緒方さん、人に心に疎かったらこんな行動取れないし、そんな表情もできるワケないじゃないか。
古橋さん、ここ最近作中で一番心情が描写されてたけど、色々経て”心のままに”行動した結果が「成幸を全力で応援」とは、なんて優しい結論なんだ。
古橋と緒方の二人の笑顔が悲しくて健気で、とても魅了的でした。

二人とも成幸君のことが好きで、成幸君の事を第一に考えて行動してるのがいじらしい。本当に優しい二人です。
自分はラブコメ苦手なんですが、今回は青春漫画として心を動かされました。

ぼく勉という漫画全体で読んだ場合

私はここ数話でラブコメから青春漫画にジャンル変更したと解釈しています。

「ヒロインレース」「勝ちヒロイン、負けヒロイン」という言葉の存在が示す通り、ラブコメの終盤では主人公の心を誰が射止めるか勝負するような形になります。
通常のラブコメの場合、基本的にヒロインに関して不戦敗はなく(告白するか、主人公から物理的・精神的に離れる)、明確に判定が下される事が多いです。

私はこうしたラブコメ終盤の雰囲気が苦手でラブコメにはあまり感情移入しないようにしているのですが、真剣にこの漫画に入れ込んだファンであるほど、ラブコメとしてどのような結論に至るか期待しているだろうと思います。

今回で少なくとも緒方と古橋は、「自分の思いを告げる事よりも成幸君の気持ちを優先する事」を選んでおり、いわゆるヒロインレースから下りる事を選択しています。
これは一般的なラブコメの文脈を無視した展開であり、一方で若者の恋愛として考えると十分あり得る展開です。

私が青春漫画にジャンル変更したと判断する理由はコレで、入れ込んでいない私のような読者だとジャンル変更が受け入れられるのですが、ラブコメとして真剣にこの漫画を楽しんでいた読者は裏切られたように感じるのではないでしょうか。

まだうるかルートが確定したとは言い切れませんが、逆にここでラブコメ(=ヒロインレース)にジャンルを戻してしまうと、緒方と古橋の「覚悟と笑顔」が無駄になってしまいます。
それはラブコメと青春漫画、どちらのジャンルでも漫画として破綻してしまう可能性が高く、真面目に考えるとその線はないと思いたい。

本当にジャンル変更で確定なのか?
それとも、ここからラブコメとして納得のいく着地を見せる事ができるのか?
この漫画がどのような結論に辿り着くか、見守りたいと思います。

アンデッドアンラック 5話(No.005)

扉絵アオリに「第1話から連続主人公裸体記録更新中!」と書いてますね。
なんてくだらない記録を……とページめくって「あれ、でもズボン履いてるな。」と思ったら次のページで早々に股間だけ見えてて笑った。
信念を感じました。

アンディ「殺す。俺が入る為に俺がな。」

ここらへんの配慮よ!
そして間髪入れず嫌いな食べ物の話と打ち上げの話を振って、”用事”が終わった後の期待感を高めつつ、「うじうじしてねーで楽しめよ」と別行動させるとか、本当にイケメンじゃないか。
そうだよなー、股間丸出しの男が一緒じゃあせっかくのロシアも楽しめないからね。

新たな世界観描写?

アンデッドアンラック 5話

で、なにこの描写……。星ないの?
「学校で習いました」って事は、風子の勘違いじゃなくて本当に星が存在しない世界観なのか。

普通の新人さんなら「また急に突飛な設定作ってきたな」と思うけど、既に作者の戸塚先生は「この設定がどう繋がっていくんだろう」と思わせるぐらいには私の信頼を獲得しています。

5話の時点で敢えて最悪の敵を出す

JKもどきが組織の人間だとは思ってたけど……50年前にアンディ捕まえたヤツか!
前回「こいつが出てきたらヤバい」と言っていた敵をピンポイントで即刻出してくるあたり、戸塚先生はやっぱりモノが違いますね。本当に新人?
少なくとも普通の新人さんならジーナ登場までもっと勿体ぶらせると思います。
まだ5話ですよ?このスピード感と展開の読めなさはとんでもない。

しかし前も言いましたけど、能力を「〇〇を否定する」、名前を「不〇〇」に制限する事でむしろ想像力とワクワクを膨らませる否定者システムは本当に優秀ですね。
ジーナは何の否定者なんだろう。
今回の描写から反射で「不変」って言いたいけど……もうちょっとしっくり来るモノがないか、ずっと考えてしまう。

ミタマセキュ霊ティ 24話(code24)

ミタマセキュ霊ティ 24話のデート

オイなんだこれ!完全にデートじゃないか!もっとやれよ!
この漫画は霊含めたみんなでほのぼのしてるだけで、とても癒される良い漫画ですね。
ジャンプの癒し枠になってる。

熊ペーンは大丈夫でしたけど、魚拓ができて「でもだから何?」でダメだった。
今回も面白かったです。
次回センタ―カラーらしいので、生き残り確定かな。良かった。

鳩胸 つるん 2月4日発売予定

約束のネバーランド 167話

エマが鬼の攻撃を軽々避けて後ろに抜けていった所で、何故か残念な気持ちになった読者は私です。
なんというか、某ロングランのゾンビドラマで、最初は一体のゾンビでパニックになってたのに、後半になっていくと2~3体程度は軽い障害物程度で扱われてるのを見た時の気持ち。
いちいち苦戦してたら話が進まないし、作品のテンポが大事なのは分かってますよ!
だからこれで正解だとは思う。思うんだけど……

そういう描写も手伝い、あまり緊張感も無く楽々と鬼を無力化。
ノーマンの優秀っぷりが久々に見れたのは良かったですね。
これを1話で処理したという事は、ピーターさんとの対決に山があるのかな。

呪術廻戦 95話

まさか伏黒パパへ変身するとは……。
天与呪縛の身体能力と呪い耐性はあるとしても、さすがに呪具まではコピーしてませんよね。
だとしたら、苦戦はしても勝てない敵ではないのかな。
今の所、猪野君はホーミング飛び道具だけなので、残り3つが楽しみ。

MY LITTLE MARS

初めての長編漫画でこのクオリティか、すごいな。
初持ち込みを本誌に載せるのも分かる。

プロットだけ見るとそこまで奇抜ではないんですけど、表情とか間の持たせ方が上手いのでスラスラ読み進めていける。
絵も上手い。というか表情がテンプレ的じゃなくて良いですね。
映画を漫画に落とし込むような珍しい描き方が、 タツキ先生を少し思い出しますね。
漫画としての具体的な書き方は全然違うので、恐らくアプローチの方法が似ているだけだと思います。

夜桜さんちの大作戦 24話(作戦24)

ヒナギクさん、なんで自分まで一緒に落ちたんだ……

傭兵3人の足止めが必要なら新人の太陽君に任せるべきで、副総理の救出と伝説のスパイの相手という重要任務こそヒナギクさんがやるべきでは。
漫画的都合以外で、太陽君に任せる理由が思いつかない。

終わりに向かってると思いきや、次回センターカラーという事は、まだ続くのかな?
単行本結構売れてるんでしょうか。

ゆらぎ荘の幽奈さん 195話

冒頭から数年後となったので「マジか、エピローグ入った!?」と焦りましたが、コガラシ君が彼氏として出てきた時点で「何だ夢か……」と、安心しました。

幽奈さんが何か対策を打ってくれたっぽいので、コガラシ君消滅は結果的には回避できそうかな。

ミウラ タダヒロ 2月4日発売!

ZIPMAN 10話(010)

前話でZIP全開放とかやってたので、覚醒したスーツの圧倒的パワーに期待してたんですが、ただ耐えながら敵に迫っただけなのは残念でした。  
「攻撃を全部食らうけど歩みを止めない」っていう演出が効果的な場面もあるんですけど、その前に勇者が「スーツ関係なく中は熱い」と言ってたので、ただ「主人公我慢したんだな」って受け止め方になってしまったなぁ。

ちょっと闇落ち感を出してるけど、これからどうなっていくのかあんまりハラハラしないのは、漫画的に弟の存在が大きくないからかも。
いや、弟がいなくなったら辛いとは思うんですけど、読者的にはあんまり活躍していないのでウェイト低いんですよね……

サムライ8 38話

まだ大したエピソードもないのにアンが八丸を「好き」と言ってしまう展開に“大いなる意思”を感じますが、岸本先生は「八丸の人格問題」と「アンとの関係性の希薄さ問題」をここで解消するつもりですね。
話の縦軸には関係ないものの、この問題は読む上でずっと引っ掛かってたので、ここで整理してくれると読みやすくはなるかな。

八丸が一貫してクソガキに描かれているのは、その後の成長と対比する為というのは分かってるんですよ。
「より成長描写を印象付けたい」というのが岸本先生の狙いのはず。
ナルト時代も得意とする描写でした。

ただそのせいで八丸の好感度がマイナスのまま進むという問題が起きていたのは、先を見過ぎて足元が見えてなかったと思います。
好感度の高い未熟なキャラなんて沢山いますから、魅せ方の工夫だとは思うんですけどね。

このように「八丸の好感度問題」を感じつつも、このタイミングで切り込んでくるのは正直意外でした。
恐らく終了へのカウントダウンが始まっているであろう中、岸本先生は話の進行をメインにしてこの問題は放っておくと思ってました。

だから「こんなタイミングでやる事か?」という気持ちもあるのですが、面白さは別として、作品の完成度を考えると整理して欲しかった要素です。

「姫は新たな侍と契りを交わせる」について

初めて明言された話ですが、設定的には一人の姫に対して侍が複数いて当然なんですよね。
姫はロッカーボールをいくらでも探知できるワケですからね。
アンも八丸と一緒に一つ見つけてたし。
むしろ作中においてペアで当然みたいな扱いになっている方が不思議です。

ちょっとここまで書いて思ったんですが、サムライ8の侍と姫の設定ってむしろ少女漫画に向いてる気がしますね。
発掘したロッカーボールの数だけ自分の侍が出来るので、個性的で魅力的な侍達が競って主人公の姫を守ってくれるんですよ。
誰が次の侍になるかって争いもあるし、侍になった後も「でも運命の侍は一人に決めなきゃいけないの」みたいな展開ができますからね。しゃらくせぇ


★2月26日発売予定。18~19話収録。ヒノカミ神楽の収録回である19話は、映像・音楽もそうですが、冒頭からの構成も見事でした。

【完全生産限定版特典】 ◆特製三方背ボックス ◆キャラクターデザイン・松島晃描き下ろしデジジャケット ◆特典CD(椎名 豪 劇伴音楽集4) ◆オーディオコメンタリー 第十八話:花江夏樹、松岡禎丞 第十九話:花江夏樹、鬼頭明里 ◆蛇腹ブックレット12P ◆特製花札4枚 ◆第十九話「ヒノカミ」ノンクレジットエンディング映像 ◆第8巻・第9巻連動『鬼滅ラヂヲ』公開収録 観覧無料招待応募券

にほんブログ村 漫画ブログへ