今週は番外編として約ネバと鬼滅が掲載。
ついこの間まで本誌を賑わせてくれた2作品だけど、やっぱりジャンプ誌上にいてくれると安心感が強い……。
今週はワンピースも急遽休みだし、新連載ブーストキャンペーンも始まってるし、本当に若返りしたよね。


アンデットアンラック 34話(No.034)

まずは巻頭カラーがめでたい!おめでとう!

さて、見開きカラーでビリーの否定能力が「調査中」に変更。
なぜかユニオン限定でのコピーなのね。
不治を発動せずに攻撃しているし。もしくは複数発動が無理なだけ?
リップとは初対面?な雰囲気も出してるし、複雑なコピー条件なのかねぇ。
にしても、反則的だ。

タチアナのUTエリア開放。
オークション編で示された通り、タチアナは「大切な人を守る事が正義」で、ビリーがまだ”大切な人”の中に入っているのね。
「ビリーが好きかによって作戦を決める」ってそういう事か……

それなのにビリーお前、「何故止まらん」とか言ってんじゃねぇよ!
まだ大事な人扱いされてんだよ!

ただ一方、少しだけ思うのが、「タチアナがビリーに攻撃できる理由、分からない人も当然いるだろうなぁ」という事。
私はガバ読みしている人の気持ちも分かるので、ここで疑問に思う人は普通にいると思う。
まぁ分からなくても面白いし、グダグダ説明してもテンポが損なわれる。難しい判断だよなぁ。

次週にアンダー側が取る手段は、

  1. 円卓だけ盗んで離脱
  2. 黙示録の再奪取を試みる

の二つなんだけど、どうなるだろうね。
本作の話のテンポを考えると、やっぱりここでアンダーは退散するかな?
それで円卓不在のまま、とりあえずクエストを進めていく流れと予想!

僕のヒーローアカデミア 286話

おぉ!……お、おぉ?
爆豪君の安否も分からん中、OFAの謎の世界にダイブ?どういう事だ。
AFOの個性剥奪に対して、OFA側で抵抗をしている?
ここで負けたらOFAの個性が奪われるとか?
あんまりヒロアカ世界に詳しくないから、何が起きてるかよく分からんぞ!
とりあえず来週を待つ!

呪術廻戦 124話

真人の戦略、良い意味でプライドやコダワリがないの、本当に性格通りだよね……。
この漫画ってキャラの性格設定に沿った戦略決定をかましてくるので、とても好き。
そして真人のこの判断は、実際かなり効果的なんだよな今回も。

あと真人が破裂して逃げたシーン、無惨様がリフレインされて「逃げるなああぁぁぁ!卑怯者!」となり笑ってしまった。

釘崎さんピンチの中、唐突に挟み込まれる過去回想。
何故このタイミングで!

  1. 死ぬ前の最期の一言を遺すための前フリ
  2. 「釘崎さんに真人の力は効かない」を説明するための前フリ
  3. 覚醒フラグ

アニメも始まったんだ。
1だけは……1だけはやめてくれよ……!

チェンソーマン

ラスボス戦のような迫力で描かれる圧巻の戦闘シーンから、ギャグマンガのテンポで繰り出される「うん 勝てる気がしない」で複雑な気持ちになってしまった。
なんだこの得も言われぬ読後感は……。

そしてマジでこの漫画のゴールが分からない。
勝っても負けてもしんどいよなぁ。

そしてその上でなんか面白いという不思議。
ここ何週も、ずっと先が読めずに夢中になって読んでる。

番外編:鬼滅の刃

お、劇場特典を読ませてくれるのか!ありがたい。

久しぶりの『鬼滅の刃』だけど、相変わらず「人の命を重く描写した上で、軽く散らせる」という、感情移入する読者の心を砕くような展開だな……

しかし根底には人間賛歌や優しさがある。
懐かしい、吾峠先生独特の読み味だ。

相変わらず鬼の能力が超強力なクソゲーっぷりで、仲間の死と協力がないと勝てないような強さ。

しかし煉獄さん、「誰かの為に最期まで戦える人になりたい」か。
これ映画の無限列車編の時に配布されるんだよね?
なんて劇場来場者への火力が高いエピソードを入れてくるんだ。
すごい…いや、ひどいな……

Dr.STONE

今回の決断、初見では「合理的かこれ?」って感じでかなり疑問が強かった。
この戦略に横たわる前提として「司や氷月がいたとしても、スタンリー率いるアメリカ側には絶対に勝てない戦力差がある」という考え方があって、それをベースにすれば理解できる。

でも本当に「全滅必至の戦力差」なの?
何とかならない?
というか本当にそこまでの戦力差があるならスタンリーが追ってきたら対処できないよね。
「スタンリーを躱しながら次へ進める」という確信を持ってこの戦略を選んでいる以上、逆説的に「戦力差はそこまで離れてない」という事になるような……。

仮に前提通り「全滅必至の戦力差」だと仮定したとして、アメリカ側が科学王国残留チームを丁重に扱う為の担保が弱くない?
既に「人質交換なら人数が違う」って言われてるワケで、「お互いが人質を無事に扱いましょうね」は交渉材料になってない。
つまり、復活液作成のコツを知ってるだけなんですよね。
人質を無事に扱ってもらえる担保としては、とてつもなく弱い。
残留チームは大丈夫なの?

何かちょっと乗り切れないんだけど、和平が出来るとは思わなかったし、これで良いのかな……?
キャラも増えすぎてたし、間引きとしても丁度良いタイミングだったのかもしれない。
来襲から気持ちを切り替えて読みたいとは思うけど、やっぱりこの漫画は情報戦が弱くて少しモヤモヤ。

読切:静子ブルジョワジー

最後のアオリで「だが じじいは死んだ」とかあるけど、生きてるよねこれ。雑ゥ―!

うん、まぁ……ギャグに関しては、私は対象年齢である少年じゃないので評価できないんだけど、何かこういう感じのなんちゃってお嬢様のギャップ漫画に対する既視感がすごい。
いや、具体的にどこでと言われたら困るんだけど、すごく見た事あった。

ブラッククローバー

おぉ、「そのうち退魔の悪魔と向き合うかな」と思ってたけど、いきなり悪魔とのバトルか!
展開が早い!
本当に従えられたら強くなるだろうね。

にしても、アスタ側が片腕&武器無しとかキツ過ぎる……。
相手の悪魔も魔法無効化で攻撃力はない?
いやいや、そんなワケないでしょ。
どうやって勝負するか分からんな。

ぼくらの血盟

冒頭から「兄の武器は手袋だってみんな分かってますよね」で始まるの、相変わらず作者の脳内設定をためらいなく既知の情報にしてくるぜ……!

手袋の武器、多分2話で助けにきた時にしか使ってなくない?
今回の冒頭で「へぇ、あの手袋って武器なんだ」って思わなかった読者、何%いるんだ……。

しかしまぁ……やっぱり絵はキレイ。
顔は正面とナナメ横と、特定の角度ばっかりになってるのはご愛敬として、この作者さんは「自分のために描く」タイプの人なのは明らかなので、絵の上達には相当力が入ってるんだろうなと思う。
その分、吸血獣の作画は普通。(ダメではない)

最後に申し訳程度の縦軸として、西山先輩登場。
それよりも男子学生が弟と一緒に歩いているクラスメイトを見つけて、「デート?」って聞いてくるワケねぇだろ!
作者ブレないな!

なんかもう典型的な「女性作者による男友達描写の勘違い例」を見た。
女性作者だって違和感なく友情を描ける人は沢山いる中で、ここまでのズレは最近珍しいぞ……

マッシュル 33話  

う~ん、悪くはない。悪くはないんだけど……

私はこの手を作劇を見る度に「右ストレートでまっすぐいってブッ飛ばせよ」と思ってしまう。
絡め手を使う敵に対して、身体能力で勝ってる方が棒立ちする必要なんかなくて、相手の術に受けてから破れる力があるなら最短即撃がベストでしょ。

他にも、ただのコインをブーメランのような軌道で飛ばしつつ紐を全部切れる技術と身体能力があるなら、自分が動いて紐を切った方が良いよね……
この間の、飛んできた剣を椅子にするみたいなギャグ調の展開だとスルーできるんだけど、真剣勝負でこういう動きをされても単なる舐めプに見えてしまうんだよね。

理屈バカな読み方をすると、この漫画にノれないのはかなり前から分かってるんだけど、読んでいてすぐ素に戻ってしまう。
絵や演出の力を使ったスカッと描写の力は明らかに高いので、マッシュルはもっと感情優先で読むべき。

僕とロボコ 12話

5ページの約ネバPR漫画もちゃんと手を抜かず描いてるの、宮崎先生やっぱすげぇな。

ちょっと前に「良い話=笑える話ではない」と言ったけど、今回シンプルに「良い話として面白い」な!

良い話の中に、所々小ネタとしてのジャンプパロが入っててそれは面白いし、こんなに最後の「友達とバカ話をして笑っているモツオ」で感動できるとは思わんかったよ……。
マジで良い話だった……。

灼熱のニライカナイ 13話(depth:13)

最初読んだ時はなにこの話と思ったんだけど、カオス展開の中に実は伏線が入っているって作劇を目指しているのかな、と。
前回も「人魚と海底に行こうとした1話まるまる意味ねーな」と思ったけど、最終的に人魚お嬢様と水中呼吸の設定が、ちゃんと後の展開に活きてたもんね。

そう考えると、下着泥棒の松崎さんも「海の教団が来てから変わった」というセリフの後、ジュゴンに連れ去られてる。

「海の教団の手先であるジュゴンに命令されて何かをさせられていた」っていう展開が後にあれば、今回の話も活きてくる訳だもんね。
さすがに連載3作目、無策で今回の話を繰り出しているとは思えん。

まぁこのやり方が果たして面白いのか、何より「週刊連載で勝てるやり方」かは分からないんだけど、最近のジャンプって早期打ち切りないもんね。
色々試している?

「あ、違います⇒ビンタ」の流れは面白かったし、「後に伏線回収もされるカオスギャグパート」と考えれば、個性的な前振り回として理解できるかもね。

ぼくたちは勉強ができない 176話(問176.)

うん、良かったよ……普通に良かった。
約6年前に断られた遊園地のチケットを財布に入れてる成幸君が重くて笑ってた私だけど、あすみ先輩も同様に6年間気持ちが変わってなかった事が分かった事で、両方が重くなったのでバランス取れて良かったです。(そこ?)

来週は意地を張り続けていたあすみ先輩が素直になるシーンが出るはずなので、私が苦手な甘々展開になりそう。
耐ショック体勢で挑みたい。
そして「それそろ先輩・後輩って呼び方を変えない?」って話は間違いなく出るよね。
あすみ先輩が成幸君の名前を呼んでキスシーン、そしてオス顔の成幸で締めだ!

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