春場ねぎ 講談社 (2019/9/17)

Twitterに設置した匿名質問箱の要請で設置した買われたら感想書くリスト企画の第一弾、五等分の花嫁の11巻感想です。
いつものようにTwitterで実況的にやっていたものをリライトしつつ纏めています。

さて、ついに明かされた「6年前に会った女の子の正体」。
もう当然のように先が気になっているぞ!
ハマッてきてる!


87話

うぉ、四葉視点でのガッツリ過去編だ。

6年前に会った女の子の正体が分かった直後にコレか。
相変わらず出し惜しみがないな。

お母さん、子供にも敬語なのね。
五月が誰に大しても敬語なのはそういう事か。
で、お父さんとはまだ結婚してないワケね。
というか教師のお母さんに大して「ファン」って何……?

88話

五等分の花嫁 88話扉絵の悲劇
88話扉絵

うおおおぉぉ!!み、三玖ッッッ!!
なぜ神(作者)はこのような過酷な運命を彼女のみに与えたのだ……


さて、やっぱり昔会ってた女の子は四葉で確定。

じゃあ修学旅行で「本当に会った」と言っていた一花は?って思ったら、なるほど夜だけ一花が入れ替わってたのか!
この時から似たような事やってんな!(やめたげて)

そういえば8巻の旅行編でも、一花は昔は好きな子を横取りする子って言われてたもんね。

四葉も今と結構性格が違う。
現在の「全体幸福主義」では全然なくて、「自分だけ特別でいたい」って気持ちが強いのね。

そしてお父さん、結婚すらしてなかった……!
うーん、というかこれ、本当に恋愛感情か?
なんか義理人情的なもので引き取ってるような気配がするぞ。
義理人情でも、五つ子を引き取るとか相当な大冒険だと思うけど。謎だ。

89話

なるほど、四葉は「五つ子の中で特別になりたい」という気持ちが強かったのか。
そして苦手な勉強から逃げて、周囲に望まれるまま得意な事だけをやり過ぎる、と。
思春期にリアルにありそう~!

ここで他の4人に助けられた事で、今の全体幸福主義になる訳ね。
じゃあ四葉は1巻の出会う直前で今の考え方になったワケだ。

90話

さて、現在に至るまでの四葉の気持ちがこれで全公開か。

これまでの描写で、四葉の精神構造や考え方が何となく分かってきたぞ。

上杉君は四葉と違って本当に勉強で成果を出していたので、四葉からは言い出し辛かったのね。

その間に三玖や一花が上杉君に惹かれているのを見て、家族幸福主義に宗旨替えした四葉としては自分の気持ちを封印して過去にする選択を取った訳だ。
「私が特別なんだ」と思っていた過去を反省した事で、「特別になってはいけない」って考えが今の四葉か。

一花の時もそうなんだけど、反動で性格が逆方向に振れてしまう現象を上手く使いこなしてくるなぁ。
ウェット感をここまで少なくしながら、納得のいく心変わりを描写するのはすごいわ。

いやしかし……この漫画のラストはどうなってしまうんだろう。

現状のベクトルで進むと、一花or二乃or三玖の誰かと付き合う事になりそうだけど、この流れだと四葉が救済されないんだよなぁ。
でも現在進行形で自分を抑えている四葉がここから巻き返して上杉君と付き合ったとして、果たして私は納得できるだろうか。

う~~~ん、わからん。

91話

作中では夏休みか。

偶然クラスメイトと遭遇するという宇宙意思は一旦置いといて、クラスに馴染む上杉君にニッコリ。
これも成長だよね。
あと前田も、最初は出てくるだけで微笑ましいキャラになるとは。

で、五つ子不在の寂しさから、上杉君から五つ子をプールに誘う、と。次回は水着回だ!

92話

プール回。
二乃はもちろん、修学旅行で色々フッ切れた三玖が積極的。

五等分の花嫁 92話の水着

このコマには流石の私もニッコリ。
(ちょっと水着外すの反則じゃない?)

93話

二乃クローズアップ回。

押してダメなら引いてみろ作戦が直球過ぎたり、それで上杉君が焦ってくれた事で喜ぶ二乃が結構魅力的。
あと「中野父がそっけない問題」には将来的にメスが入りそうね。
二乃も少し勇気を出してお父さんにアプローチするんだけど、届かず。
というかお父さんが5人を引き取った理由がまだ分からんのよ。

94話

うお、一花はマジで学校辞めて一人暮らしするつもりか?

サブタイも「分枝の時」だし、なんか文脈的にも「暴走した一花をみんなで説得する」って感じじゃないぞ……。
過去の反省もあって「自分が許せなくなる」って事だけど……もしかして一花は恋愛レースから脱落するって事?
いやまだ早いでしょ!!!

五等分の花嫁 11巻94話のアクティブ三玖

ちなみにこれは物語の演出上、急に身体能力が向上して身長より遥かに高い塀に登りだすアクティブ三玖。

95話

上杉君も諦めずに色々手を尽くした事もあって、一花は退学せずに、休学。
でも一人暮らしは避けられないか~!

モノローグの「卒業まであと少し」といい、少しずつ不可逆の変化が起き始めていて、終わりの始まりって感じ。

そうか、五等分の花嫁……もうすぐ終わるのか……。

11巻振り返り

過去の問題や疑問もも全部開示して、少しずつ話が収束し始める巻だった。
現在の感触としては「何か終わりそうで寂しい」。
ラブコメが終わる事に関して寂しいという気持ちになるとは思わんかったぞ。

あと四葉の救済をどうするのか。
そりゃ結婚したら救済になるけど、今から急に巻き返せるか?

ハイライトは先程の水着コマと、あと93話の二乃。

五等分の花嫁 11巻93話の二乃

「冷たく接する自分に上杉君が焦ってくれていた」と知った時の喜びが、本当に嬉しさ全開という感じで魅力的であったなぁ。

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