ということで、五等分の花嫁 4巻の初読感想実況です。
Twitterで遣ってた企画を、いつものようにリライトして載せてます。
今回はまるまる林間学校編ですね。

ちょっと単行本のあらすじを見てみると、毎回キャラの紹介文が変わってて面白いです。
今回は好きな動物について。
二乃はやっぱりウサギが好きとの事。
2巻の浴衣がリアルウサギだったので、「やっぱりね」という感じ。
当然だけど、ちゃんと最初からキャラを固めて連載してるんだろうなぁ。


24話

林間学校でキャラ崩壊ってぐらいテンションが上がる上杉君に「良かったね」と微笑ましくなるの、私の中で順当に彼の好感度が上がっている証拠だ。

上杉君のキャラ付けは私の中で結構成功してる。
「意地っ張りで優しい」みたいな性格設定自体はありがちなんだけど、イヤミを言ったり責任取ったり、ちゃんと人間的なんだよね。
行動に対して理解が及ぶので、置いていかれたりしない。

さて、「こうしたら見分けつかないでしょ」のシーン、今の私なら分かるかもしれないので考えてみよう。

五等分の花嫁4巻 五つ子見比べ


左から四葉、二乃、一花、五月、三玖だ!
どう?合ってる?
作者さんもちゃんと書き分け出来てるし、私もガバ読みしてないぞ!
自信は90%ぐらいあるんだけど、でも外れてたらすげぇ恥ずかしいな……。

あ、お風呂シーンだけど、巨乳5人という垂涎シチュエーションのはずがあんまりエロくなかったです。
画力も魅力も十分なはずなので、恐らく作者さんがエロく描こうとしてない気がする。
あくまで可愛さで攻める漫画なのだ。(と受け取った)

さて一花。
前々から兆しはあったんだけど、本格的に上杉君に惹かれつつありますね。
一花の心の動きは結構丁寧で、私でもそれなりに共感は出来る感じ。
寝泊り中に一花が上杉君(睡眠中)に迫っている所を五月が目撃。
おぉ、ちょっとずつ色々意識していくフラグか?

25話

肝試し回。
以前の予想通り、仮装の金髪カツラ姿を二乃に見られて「写真の男の子の成長した姿」だと思われる上杉君。
やっぱりこの漫画、伏線ちゃんと打ってくるよね。

あと三玖が一花と上杉君の接近っぷりにヤキモキ。
おぉ……ガチの恋愛描写だ。
あんまり関係こじれると私が辛いぞ?不安だ……。

あと一花に学校で迫っていたやけに「コラコラ」言ってくるガラの悪いやつ、名前が前田君と判明。
普通に再登場してきてビックリしたけど、お前キャラ濃かったもんな……。

肝試しの時にさりげなく他の女の子と回ってて「お前なんやそれ!」とは思ったけど、キャンプファイヤーの時にも出てきたら笑えるな

26話

二乃チョレェーッ!(好きな人ごめん)

上杉君ではなく「写真の男の子という別人が成長した姿」と勘違いした二乃、即効で惚れた上にキャンプファイヤーで踊る約束をしてしまう。
しかし上杉君は一花と約束しているのだ……。

うわー、もう!ほら!ドロドロの予感がしてきたよ!
大丈夫かこれ?うまく着地できる?

27話

「一花は冷静に相談に乗ってくれて頼りになる」という描写の直後、上杉君に「キャンプファイヤーで一緒に踊るのやめるか」と言われて静かに涙が流れる一花。

うわああぁぁぁ!なんだこれビックリした!
なんかこれ「平常心でいようとしてるけど悲しい気持ちを抑えられず涙が流れる」という割とリアルなやつだ!

うわぁー……、今までずっと冷静で気丈な感じでいた一花だけど、やっぱり繊細な所があったり、内心本当は上杉君と踊るのを楽しみにしてた事が分かったりする、ちょっと衝撃的なシーンだったね。
私も読んでてメチャクチャ動揺してしまった。

で、気まずいまま倉庫に閉じ込められるテンプレ展開。
次回どうなる!?

28話

一花は「何故泣いたか」について、まだ自覚がない状態か。
と見せかけて、最後に恋心を完全に自覚してしまう。
二人目陥落ゥ!(言い方考えろ)

しかし一花は本当に描写が丁寧で、私でも心情がよく掴めるね。
あとずっと三玖の事を気遣っていて、自分に関しては不器用な姿勢も一貫している。
報われて欲しい。

29話

うーん?何か三玖がずっと悩んでいる。
事あるごとに「私達は平等」と言い聞かせてるのは、「上杉君は好きだけど特別な関係になったら五つ子が平等じゃなくなる」って考えてるのかな。

ここらへん、まだちょっとよく分からない。また読み進めていくと説明があるのかもしれない。
ないかもしれない。

て思ってたら今回で即刻回収された!
なるほど、三玖はとにかく「五人全員横並びであるべき」という考え方があったのね。
それを上杉君が「努力や経過を否定するハンデは設けず、”公平”でいこう」と、別の話題だけどアンサーを出す。
で、フッ切れる三玖と。

今回の作劇も鮮やかだ。
作者さん、話作るの上手いな。

30話

今度は目まぐるしく五月回。
普段の私ならここらへんで誰がどんな感情か追えずにギブアップしているであろう。
しかし今はちゃんと全員の感情が追えているんだなコレが!

五月、「男性はもっと見極めないと」とか、一花に「お父さんとは違う」とか言われたり、何か父親に問題があるのかな?
微妙な伏線の予感。

お、五月は前回からずっと一花のフリをしていたのか。
そういえば「フータロー君」じゃなくて「上杉君」って言ってたわ。
本当のこの漫画、よく話を作っている。

変装に気付いた上に、みんなにバレないような形で五月の正体を指摘する上杉君。
しかも「悪いな、言い出し辛かっただろ」とか普通に良い男だ…!

五月は何か複雑なものを持ってる予感だなぁ。
意地っぱりというのは分かるんだけど、それにしたって色々ガマンというかストッパーというか、性格じゃなくて理由があっての行動って感じ。
上杉君も風邪が悪化したみたいだし、細かい追及はお預けかな。
そのうち判明するのを待とうか。

31話

おぉー、色々進展した!
三玖が恋心をハッキリと言葉にした上で、ライバルである一花に「負けないから」と宣言!
ドロドロするんだろうなぁと覚悟していたので、とても気持ち良い感じで着地してくれてホッとしている。

で、体調不良で寝込む上杉君の元に忍び込む五月……と思ったら5人全員が集まっていた!って展開には普通にビックリ。

恋愛がどうっていうよりも、「5人の信頼を獲得した」って感じの爽快感があって心地良い驚きがある。
この林間学校編、色々なドロドロを心配してたんだけど、とても読み味が爽やかで面白いな。

そして「キャンプファイヤーで誰と手を繋ぐの?」ってのが主題だと思ってたんだけど、まさか五月が手を繋ぐとは。
一花・二乃・三玖で競っていた所に、大外から急に刺してきたな!

というかこれ、五月と結ばれる展開って事?
え、早くない……?
それとも「しょせん伝説なんでw」で済ませるのか?(炎上しそう)


ところで、最後のページにちゃっかり伝説達成して良い顔で登場してる前田に笑ってしまった。

相手の子、肝試しの時に一緒に回ってた子やんけ!
元はと言えばお前のせいでややこしい事になったのに、なんやコイツ……

32話

「結びの伝説 2000日目」

えええぇぇ!?キングクリムゾン!

私は10巻以上続く事を知ってるから良いけど、前回からの流れだと「五月とくっついて終わりです。めでたしめでたし。」みたいな勘違いをしちゃいそう。
毎週連載で追ってる人、最終回かと思ってビビッただろうな……。

そして前田また出てきとる!

五等分の花嫁4巻 結婚式に出席する前田夫妻

なんだその結婚指輪を見せつける手のポーズ!

「上杉のおかげであの日お前と踊れたんだ」とか言ってるし、なにこの余裕ムーブ……。
林間学校編、思わぬサイドストーリーをぶつけられて正直戸惑ってるよ。

あ、キャンプファイヤーの日、五月だけじゃなくて5人全員と同時に手を繋いでいたのね。
これから導き出される答えはハーレムルートなんだけど、結局一人を選んでるって事は、やっぱり「しょせん伝説なんでw」展開なのでは……?
まさか、「この後残り4人とも結婚式しますエンド」じゃないよね?(だから炎上するぞ。)

4巻振り返り

よし、4巻読了。

正直に言うと、3巻の最後で林間学校が始まると聞いた所で「これ林間学校編で恋愛濃度が上がってギブアップしそうだな」と不安だったんだけど、予想外に全然辛くなくて驚いた。

これはなんだろうな。
色々な描写がかなり丁寧で、記号的な恋愛じゃなくて、人間関係の一環として描写してるから、拒否反応がまだ殆ど出てない。

あとTwitter上で見守って下さっている方から、「良いと思った表情やコマがあったら紹介して」と言われたんですけど、4巻は……うん……そういう意味ではなかったかな……。

何か一つぐらい挙げようと思ったんだけど、まだその領域には辿り着けてないです。

でも良いかどうかは別として、印象深いというかギョッとしたのは、「キャンプファイヤーで踊るのやめるか」と上杉君に言われた時に涙が流れちゃった一花かな……。

五等分の花嫁4巻 一花の涙

ここ、かなり意外な側面で、一花に対して一気に女の子としての印象が付いてしまった。
そんな感じで恋愛とは違う意味でドキッとす場面もありつつ、問題なく5冊目も読めそうです。
予想では「5人の信頼を獲得した頃にはもうキツいだろうな」と思ってたんだけど、どのタイミングでキツくなってくるんだろうなー。

5巻に続く!

にほんブログ村 漫画ブログへ