春場ねぎ 講談社 (2018/12/17)

さて、Twitterに設置した匿名質問箱の要請で設置した買われたら感想書くリスト企画の第一弾、五等分の花嫁の7巻感想です。
いつものようにTwitterで実況的にやっていたものをリライトしつつ纏めています。

現時点での感触は「まぁ普通に続きも読むよね」ぐらい。
結構前向きに読めてきたぞ。


51話

おぉ、人気投票結果だ!
1位が三玖(2393票)か!想像以上に圧倒的結果!
私の感覚と一致してて少し嬉しい。

5位の二乃(1003票)も現状のエピソードを考えると仕方ない。
でも、ここから巻き返しがありそう。

ただし2位の四葉(1,403票)が想定外。
お前エピソード少ないじゃないか!何故!?

まぁ「お嫁さんにしたい投票」なので、6位上杉君(81票)と7位前田(68票)と、得票数がガクッと落ちるのはやむなし。
上杉君勝てて良かった……

一瞬、「何故前田が!?」と思ったんだけど、この漫画は基本的にサブキャラクターが少ないんだね。
本筋に絡むどころか、それを彩る人も少ない。
次やれば中野家お父さんも入る?


さて本編はお正月。

5人の浴衣姿を妥協せずキッチリ描いてくれる真面目な作者さん。

二乃が「コタツに入りなさい」って当然のように自分の横を促してくるの、嬉しさとドキドキがあるね。
程度の差があれど全員が上杉君を意識する状態に。
上杉君、一気にモテ出してきたぞ。

あー、ラブコメ感出てきたな……

「上杉君の給料どうするんだ問題」は、出世払いとのこと。
ただ上杉家の借金や日々の生活の問題はどうするんだろう。
バイトで食いつなぐのか?

でも家庭教師を続ける事で時間自体は取られるだろうし、家庭教師・バイト・自分の勉強とか大丈夫?
ここらへんは気にせず読んだ方が楽しめるかな?

52話

やはりアパートの家賃やら諸々のお金は一花が仕事で稼いでいる様子……。
駆け出し女優が手当たり次第に増やせる仕事、ロクなもんじゃないと思うし、現実的に考えてちょっと一花は無理し過ぎだ。
そんな時に、上杉君のバイト先に一花が映画の撮影で登場して、次回に続く。
次は久しぶりの一花回だ。

53話

一花が女優で頑張る!
上杉君に褒められて、寝たフリをして照れる!

以上ッ!

最終ページで五月の前にお父さんが現れた事を除けば、久しぶりに摂取した「縦軸のないラブコメ回」だ。
うーん、やはりこういう展開になると、私としてはまだまだ無感情になるな。
嫌ではないんだけど、興味が湧きにくい。

54話

お、一気に話が動いたぞ!
「次の試験で全員が赤点を回避できなければ転校」か。
いよいよもって、追い詰められてきた。
メタ的に言えば、次で赤点は回避できるだろうし、ポイントは「そこまでの道筋をどう見せてくるか」だね。

と思ってたらいきなり3月まで時間飛んで試験当日!?
て、展開早ェ―ッ!嘘みたいに早いな!なんだこれ!

お父さんが想定している「プロの家庭教師」。
敢えて”彼女”という呼び方をしているので、既にお父さんの中で具体的にアタリが付いている様子?
この漫画、こういうセリフ回しであまり意味のない事をしないので、恐らくこの「プロの家庭教師」、そのうち登場してくる予感がする。

あとお父さんで気になっているのは、どういう心境で五つ子に関わっているのか。
血が繋がってないのに、お金と手間はかけている。
でも何故か距離は置いている。
何か今回の色々な描写を見ていると、シンプルに愛がないって訳ではなさそうなんだよなぁ。

本当に興味も愛も無いなら、「言うべき事は言ったし勝手に落第しろ。家も出ていけ」で済むよね?
ちゃんと転校先の受け皿も用意しているし、よく分からん人だ。

55話

お、なるほど。

1月から3月まで、5人それぞれの試験までの過ごし方や、気持ちに1人1話ずつでクローズアップしていく展開か!
メタ的に言うと転校がかかっているので、全員赤点を回避するであろう事は予想できる。

だから「赤点が回避できるか」ではなく、「それぞれはどういう気持ちなのか」にスポットライトを当てる構成の方が良いですね。

今回は三玖の話だけど……点数たけぇ。
素晴らしい。

「5人の中で一番になって生徒を卒業して、告白する」
素晴らしく前向きなモチベーション!
実際に点数が高いし、これは是非とも1位になって欲しい。
応援する気持ちが強い。

チョコ作りに一生懸命になったり、三玖は本当に正当な恋する乙女だなぁ。
読んでて私がダメージ受けてないのは不思議。

そして……、所々そういうシーンもあったんだけど、一花はまだ自分の気持ちに遠慮してんのかー!
林間学校編でそれなりに向き合ったと思ってたんだけど、やっぱり筋金入りだなぁ。
今回の三玖の告白宣言を受けて、一花はどう考え、どう動いて試験に挑んだのだろうか。
少し気になる。

56話

次は四葉の話。
このまま人気投票順だったら笑えるな。(作者さんは展開の順番を考えて作ってるので、それはないのは知ってる)

前の学校で落第したの、四葉が原因だったのか。
それは責任を感じるよなぁ。
全員教師制は、私も1巻の三玖回からずっと思ってたので、ようやくって感じ。

みんなの役に立って、赤点も(ギリギリだけど)回避。
「初めて報われた気がします」と涙を流してまで喜ぶ四葉に良かったねとはなるんだけど……。
やっぱりこれ、四葉の内面が掘り下げられてないような気が……。
少なくとも上杉君に対しての感情とかは描写されてなくて、あくまで勉強視点のエピソードなんだよなぁ。

四葉が上杉君に対して何を考えているのか、ここまでひた隠しにする理由は一体……?

57話

五月回。
お母さんへの固執と、それを脱却した上で先生を目指す話。
今回出てきた下田さんがお父さんが用意していた家庭教師候補かと思ったんだけど、塾講師って事は違うのかな?
何か単発登場とは思えないキャラクターしてるよね。

ところで過去に出てきたお母さん、全然五月に似てねぇー!

五等分の花嫁 7巻母親

下田さん、どうやって見間違えたんだ!
なんか森山大輔先生の漫画に出てきそうな美人だよね。
ワールドエンブリオ、途中から読めてないなぁ。

58話

う、うぉおおマジか!
一花、三玖を差し置いて1位取ったのか!
これは予想してなかったぞ!

そして最後の「やった」って言う時の悪い表情よ!

五等分の花嫁 7巻一花のやった

一花はずっと我慢ばっかり自分を抑えたりしてたけど、ここで1位を取ってくるのは何か本音が出てきた感じするな。
いやぁ、素晴らしい悪い顔だったわ。

現状の一花の心積もりとしてはまだ、「三玖が告白するタイミングを延長させて今の状態を継続したい」っていう消極的モチベーションなのかな?
細かい心境は今後出てくるだろうけど、とりあえず1歩進んだって感じで、恋愛レースに参加するまでは決意しきれていない気がする。

59話

あれ、試験の点数で勝った一花が、三玖に対して「私そんなつもりじゃなくて」とか言ってる。
まだまだ消極的だなぁ。
じゃあ前回の悪い笑顔は咄嗟に出たやつか。それはそれですげーな。

二乃不在のまま、点数だけフライングで公開。
あれ、二乃だけ他の4人と物語構成が違う。
何か怖いぞ……

白馬ならぬバイクで二乃を迎えに来た上杉君。
父親に対して「娘さんを頂いていきます」はダメだろ!
お父さんブチギレてんじゃねぇか!
言葉のチョイスの悪さに笑ってしまった。

そして唐突に二乃の告白。

は、早ェ――ッ!さすが二乃!即決だ!
これどうなるの?さすがに聞こえてるよね?
キムチでもいい?
(ジャンプ脳)

7巻振り返り

いやー……、マジか。

今回も素晴らしい単行本構成だった。
そして展開が気持ち良いぐらい早いね。
前回の話から、一気に次の試験まで飛んでくるとは思わなかった。
全然グダってないし、ストーリーもサクサク進むからストレスなく読める。

7巻は特に、恋愛面でハナにつく描写もなかったしなー。
あと二乃の告白がどうなるのか、気になって仕方ない。

全14巻に対してようやく折り返し地点なんだけど、この段階で告白するのはさすがに早いでしょ。
赤点も回避したし、残り7巻で展開させる事が無くなってくるじゃないか。

やはり「キムチでもいい?」しか無いか……
キムチは全てを解決する……
(解決してるの?)

補足

ネタが分からない人は「ニセコイ キムチ」で調べてると幸せになれませんがネタが分かります。

7巻ハイライト

五等分の花嫁 7巻一花のやった
やはりここだ

やっぱりラブコメ的な意味で響いたシーンはないんだけど、この一花の悪い顔が衝撃的だったよね……。
最高でした。

この漫画は、話が進む度にそれぞれ人物のの色んな表情を見せてくれるし、それが成長というドラマに繋がっている。
絵的にも表情のバリエーション豊富だよね。上手い。

現状での感触は「早く次の話を読んでキムチなのかどうかだけ教えてくれ」
とりあえず今回の二乃の告白をどう処理するかで、私の中で本作の評価が変わるかもしれない。

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