巻頭カラーは新連載のボーンコレクション。
今回の新連載勢、果たして生き残る作品はあるのか……

史上最高に更新が遅れました。
試験的に「小説家になろう」の掲載作品に初チャレンジしたんですが、これが偏見を打ち破る面白さだったんですよね。
纏まったら、感想纏めてアップしようかな。


ボーンコレクション 第1話

ボーンコレクション 巻頭カラー

巻頭カラーの主人公カザミの首の位置、「違和感と既視感があるなー」と思ってたんですけど、思い出した。
どどんまいだ。

本編に関しては……うーん、1話だと判断できないなー。
これがウリ!という所が今回に関しては見えませんでした。

何やってるかはしっかり伝わるけど、キャラとかバトルを魅せるまでの絵力はない。
ストーリーもちゃんと展開してるけど、作者さんの尖ったセンスはまだ発揮されてない。
あ、おっぱいへのこだわりは伝わりましたよ。

ただ総合的に絵も話も漫画も、「読みやすさ」のレベルはかなり高いですね。
マッシュルの人気で学んだんですが、やっぱりジャンプで「分かりやすい」というのは大きい武器になるっぽい。
今週のアンデラもシェンが能力発動してスポイルの腐敗ビームを逸らした事が分からない人も多かったみたいだし、「普通分かるでしょ」はダメなんだろうなー

何か読切とかなり読み味が違う気がしたので読み返したんですけど、

読切:部位によって能力が違う骨が敵であり武器。単独ヒロイン
連載:陰陽師と妖怪の世界観で、妖怪の力を引き出す能力。Wヒロイン。

と、連載用に大きく変えてきてたんですね。

読切は「特殊な骨」だけに頼った設定だったので連載的には話を広げ辛かったんですよねー。
今回は陰陽師と妖怪という、かなり分かりやすい設定になったので、「気軽に読める中堅漫画」にはなるかも?

Wヒロインに変えたのは何だろう。ラブコメ的な展開にする可能性を出してる?
もしくはアスタに対するユノみたいに、正統派陰陽師のライバルポジションにする可能性もあったり?

鬼滅の刃 203話

さすが吾峠先生!
あの手この手で炭治郎を呼び止めようとする無惨様のみっともなさが徹底している!
いや、だってラスボスですよ?
普通なら戦ってる最中についウッカリ威厳持たせちゃうよね。
でもそうしない。
最期まで安定して人間性が終わってたの、吾峠先生の非凡さの一つですよね。  

復活を後押しする時に、敢えてみんなの顔を書かずに腕だけ描くって所が絶妙な演出で素晴らしかったですね。
炭治郎、普通のジャンプ漫画なら「どうせ復活するでしょ」ってなるんですけど、吾峠先生は容赦ないので本当にハラハラしました。

最後に炭治郎復活。
主要メンバーだけじゃなくて、隠や一般隊士など多くの人が炭治郎の体に触れてる事で「みんなが炭治郎を心配してる」のが伝わってきて感動しちゃったよ!
主要メンバーの反応も感動的。
特にボロボロ泣く伊之助と心底安心している愈史郎にやられましたねー。
何か本当に今回素直に良かった。無惨様も面白かったし。

ワンピース 978話

ローが予想してた通り、ルフィはどこかで正面突撃するんでしょうけど、今週は大人しく着替えてたので意外でした。
何かもう「上陸!即突撃!」みたいなイメージでした。
ごめんよルフィ。

私の「ワンピースの細かい内容忘れてる度」は屈指の酷さだと思ってまして、今週の錦えもんを見て「へー、悪魔の実の能力者だったんだ」ってなりました。
そういえば雪山で防寒具を出してた……ような……その描写も多分7~8年前だと思うので超あいまいです。

連載当初からリアルタイムで追ってるんですけど、本誌で一読しかしてないので忘れちゃうんですよね。
この前無料公開中の単行本を読み返したら、新鮮で超面白かったです。

百獣海賊団 飛び六胞の顔見せ。
みんな個性的で強そうなんですが「これ全部タイマンで倒すのか。ワノ国編あと何年やるんだろう」って気持ちがない事もないです。

尾田 栄一郎 2020/4/3

モリキング 2話


冒頭1コマ目で全裸の成人男性をバックに1話の状況説明がちゃんとできてるのすごいな……
笑いと説明をシンプルに両立できてるの、さすが長谷川先生。
連載経験者は違うぜ。

今週は「両親にモリキングを認めさせる」というマストな回だったので、次回の展開に期待ですかね。
「王候補は全部で5体」という事で新メンバーへの期待が高まるんですけど、全部カブトムシにはしないだろうし、どんな虫が出てくるんだろう。
一体ぐらい、ショッカーの怪人みたいな人間ぽくない奴が出てきたら面白いんですけどね。

Dr.STONE 148話(Z=148)

いつも思う度に「そんな事考えたらダメだ」ってなるんだけど、金属やコンクリートがガッツリ風化するのに石像だけ残るの何ででしょうね……
さて、次回からコーン栽培が始まると思うんですけど、既に農業描写はやってるので漫画的にはどう展開させるつもりなんだろう。

これは稲垣先生への圧倒的な信頼感からくるワガママなんだけど、ずっと怒涛の展開が続いていた後なので、この数週はノンビリ進んでいて緊迫感ないんですよね。
そろそろ次回あたりで読者が食いつくような展開を放り込んでくるんじゃないかな。きて欲しい。

稲垣理一郎・Boichi 2020/4/3

僕のヒーローアカデミア 269話(No.269)

ミルコさん本当に容赦ないぐらい満身創痍ですね。
生きてて良かった。

プロヒーロー総出での死柄木起動阻止。
相澤先生の大活躍とマイク先生の鉄拳でスッキリ。
いや、これどう考えても死柄木の不完全な復活フラグですよね。こっわ……。

チェンソーマン 67話

え、吉田ヒロフミ高校生なの!?
高校生でもう複数の女に貢がせてDVしてるの!?(ネットに流れている悪質なデマ)

マキマさんから名指しで雇われたり、今回もクァンシと少しだけ殴り合いできたり、相当な強キャラだったので意外過ぎた。
でも高校生で悪魔と契約して雇われデビルハンターやってるって、結構闇深そうですね。
もしくはデビルハンターの家系なのかな?
いずれにしても吉田ヒロフミ、今後も掘り下げられそうなキャラですね。

今回でマキマさんの目的が「デンジを守る事じゃない」のが明確に示されましたね。
確かに言われてみると明らかに詰めが甘い。

となると、今回の件でのマキマさんの目的って何なんだろう……。
多分もう目的は達成されてる……んだよね?
ただ結果って言っても、「デビルハンターが大勢死んだ」、「サンタクロースがパワーアップした」ぐらいしか結果が出てないんですよね。
吉田ヒロフミが言う通り、「三流の護衛を多く集めた」んなら、デンジをエサにデビルハンターの全体数を減らしたかった……?
いやまさかそんな。だとしたらラスボスじゃないか。

最後、「人形を操ったまま人格だけ元に戻す」という本来なら重めの悪役ムーブなんですけど、デンジ君の「マジかよ~!?すっげえワルの敵が使ってくるヤツじゃ~~ん!」で良い意味で緊張感がほぐれましたね。
デンジ君、本当に唯一無二のキャラ性を持つ良い主人公です。

ハイキュー  391話

宮侑掘り下げるなぁー。でも面白いなぁー。

北さん農家やってて宮治のおにぎり屋に米出してるんですね。しかも米の銘柄が『ちゃんと』とか、どこまで細かく描写していくんだ古館先生!
ここまで登場人物の人生を丁寧に描写していくの、もはや変態的ともいえる所業。

ぼくたちは勉強ができない 156話(問156)

「完了」はダメだよね、「完了」は……

紗和子ママの供給が思ったより多かったのに満足した一方、「あ、旦那さんと口論とか出来るんだ」と少しガッカリした事を正直に報告します。
紗和子ママは自分の意見が言えない方がいいんや……!
なし崩しに色んな人と関係を持ってしまう方が興奮できるんや……!(カミングアウト)

「理珠ルートなのに大丈夫なのか」という気持ちもあるんですが、実際単独で話を進めるよりも紗和子絡んだ方が理珠も色んな表情を見せてる気がしますね。
しかしまぁ紗和子の「みんな離れる」「寂しくないフリをした方が良い」とかを見るに、割と本当に3人でゴールする展開あるかもしれませんね。
「理珠とは結ばれるけど、三人で仲良く暮らしました」みたいな展開。

マッシュル 13話

マッシュルの人気について考える

私個人の評価がイマイチな事に反して、新連載陣の中で圧倒的に高い掲載順位を誇るマッシュル。
自分一人だと理解できなかったのでTwitter上で色々な方の意見を伺う事で、人気の理由が少し見えてきたので纏めます。

・一瞬で理解できるキャラとストーリー
・馴染みのある世界観
 (某作品に似てるのもこの視点だと長所 )
・ギャグに寄った軽い作風
・主人公が強く、ピンチがない安心感
・絵、セリフ量ともにスラスラ読める
・覚える事が少ないので途中から読んでも問題ない

こうしてマッシュルの良い所を具体的に列挙していくと分かるんですが、全てが徹底して「読みやすさ」に寄与しているんですよね。
私は今までも「読みやすいからウケるのかな」ぐらいに漠然と思っていたのですが、そう一言で済ませて良いものではなかった。
あらゆる要素で読みやすさに特化している事が分かります。

今週の話も漫画慣れしてる人には100%先が読める内容だったけど、つまりそれぐらい徹底して読みやすいし分かりやすい。
面白いけど読む上でエネルギーが必要な作品って確かにあるんですよ。
マッシュルはほぼエネルギーゼロで読めると思う。
読まれないと評価はされないワケで、間口の広さってのは本当に大事。

ここからただの個人的予想ですけど、今のジャンプには「読みやすさ」に特化した作品ってそんなにないんですよね。
初期のブラッククローバーはこれに似た分かりやすさはありましたけど、今はもう違うと思う。
読みやすさに徹底的に配慮したマッシュルは、競合がいないブルーオーシャン戦略を取れているのかもしれないです。

マッシュルが私に刺さらないのは、恐らく私の評価基準に「読みやすさ」がほぼないからだと思います。
少なくともジャンプに掲載されている漫画って、極々一部の例外を除けば大体理解できますからね。

しばらくマッシュルを読む時は、「どこがどう読みやすいか」に注目して読んでいきたいと思います。
正面から素直に楽しんでない、邪道なスタイルだとは思うんだけど、「俺には分からない」って悩むよりは建設的だと思うので!
そのうち素直に楽しめたらいいな!

本編感想

絵を見ただけで今回はシリアスパートなんだなって分かるの、相変わらずメリハリきいてますね。

「5回耐えたら見逃してやる」ってあたりから「あっ!これ昔の不良漫画で噛ませキャラがやられるやつだ!」ってなりました。
こういう時に主人公キャラが見守るのは何でなんでしょうね。
漫画の不良は面子や意気込みを大事にするから仕方ないのかな。

次回は100%マッシュ無双なんですが、興味の対象はどのようにスカッと爽快展開にもっていくかですね。
よくあるのは「俺は10回耐えたぞ。次はお前の番だ」って言って一撃でブッ飛ばすパターンなんだけど……
あと騙してた女の子をどう懲らしめるかっていう所も注目してます。

アクタージュ 110話(scene110)

扉絵の皐月ちゃんかわい過ぎるだろ。
宇佐崎先生、キャラ画の完璧超人かよ……

現実だと新人女優が商品を理解する為に、定年した開発者と電話繋げて関係者全員が見守るとかしてくれないと思うんですよね。
でもそんな無駄なリアル感は面白くないし、私の中ではいらないです。
「うちの商品を好きになりたいと言ってるのに止められない」ってとりあえずの説得力も出してくれたし、ちゃんと「真面目さが報われるアンサー」に落ち着きそうで安心しました。

あとアリサさん、最初は意地でも夜凪を演劇の世界に出さないって考え方でしたよね。それが「私と共に正しい戦い方を学んでいきましょう」とまで言ってくれるの、メチャクチャ感慨深かったです。
強力な敵幹部が味方になるってアツい少年漫画展開ですよね。頼もしいなぁー

呪術廻戦 104話

おぉすごいぞ!単純なバトルなのに満足度高い!
虎杖は術式無しで殴りしかないので、能力バトルで面白くするの難しいと思うんですけどね。
真面目で誠実な虎杖のセコンドとして、作戦と煽りをメカ丸が担当してくれたのはデカい。

ここで虎杖優勢!
から一転ピンチを演出して次回に続くのは流石のヒキ。
でも敢えて「肝臓を貫いた」って描かれちゃうと、マンガ脳だから「肝臓なら即死しないし戦闘中はイケるでしょ」ってなるな。
何で臓器を指定したんだろう……

ブラッククローバー 248話(ページ248)

田畠先生、マグナ先輩への扱いブレないな……。
アスタ以外は才能がモノを言う世界観なので、魔力量が少ないと基本的に挽回できないんですよね。
この後、多少マグナ先輩が挽回する描写は入るんだろうけど、それでも強戦力にはならないという悲しい確信があります。

ところで魔言がとんでもない。
なんでクローバー王国ではこんな重要技術が伝わってないんだ!
魔導書魔法ブッパなのクローバー王国に対して、ハート王国の方が圧倒的に技術力高いですよね。
そして魔法をサポートする便利な魔言ですら、魔力量が必要と。無慈悲な世界観だ……

ラックが魔言を使ってパワーアップ!真雷魔法だ!
ってのは分かるんですけど、魔言覚えたてのラックでこのレベルなら、前回瞬殺されたハート王国の精霊守でも戦えたんじゃないですかね……

田畠 裕基 2020年04月03日

夜桜さんちの大作戦 33話(作戦33)

色々大事にならなくて良かった。太陽の兄としての優しさとか、北里さんの懐の深さとか良い描写はいっぱいあったんですよ。
でも申し訳ないけど「そうかー」ぐらいしか感想出てこないのは何故なんだ……。
言ってしまうと、私はまだこの漫画に何求めたらいいのか整理ついてないんですよね。
どうも生き残りそうなので、楽しみ方は探っていきたい。

ミタマセキュ霊ティ 34話(code34)

冒頭、ミタマが掃除機かけてるだけでニッコリですよ。
今回すごく満足度高かった事で確信したんですが、どうやら私はこの漫画に「シュールなギャグ」ではなく「ほっこりとした癒し」を求めているようだ……

何か最近「鳩胸先生イカれてんなー」ってシュールギャグが多くて、まぁダメではなかったんですけど、明らかに今回の話の方が私は良かったです。

もう敬語とか礼儀とかちゃんとしてるミタマを見てるだけで幸せだもんな。

アンデッドアンラック 14話(No.014)

先週「ただの巨大モンスターだよな」と思っていたスポイルがフェイズ2へ!
この漫画は能力対策がしっかりしてるので、1回対策できると勝ち確になっちゃいますもんね。
だから戦っていく最中で敵の能力強化されるの、緊張感としてすごく良い。

あとフェイズ2って言い方だと、少なくとも3以降もあるよね……
これは本当はしたくない心配なんだけど、掲載順がすごく低くなっている現状でスポイルに時間をかけて大丈夫なのかという不安が……

あとスポイルの1発目の腐敗ビームはシェンの能力で逸らしてるんですけど、気付いてない人も多かったらしい。
アンディもお礼言ってるし私も普通に理解できてたんですけど、ここらへんのギャップが掲載順下降の理由……?
マッシュルの感想で「分かりやすさは強い」って話をしたのもあって、怖いですね。

シェン、徒手空拳が主体かと思ってましたが、不壊武器の棍きた!中国武術っぽい!
不壊武器、今回の腐敗もそうですけど破壊系の概念を無視して攻撃できるのでかなり便利ですね。

ゆらぎ荘の幽奈さん 204話

幽奈さん回。
他ヒロインは自分に都合が良い展開で始まってるのに、なぜ幽奈さんだけコガラシ君の霊能力が消えてる状態なんだ。
念願のキスシーンも幽奈さんだけ最後のお別れ感あって「良かったね」にならないな……

まさかこの流れでって感じに幽奈さんの未練が明かされそうですけど、本格的に終わりに向かってますね。

ミウラ タダヒロ 2020/4/3

魔女の守人 12話(#12)

重力コンビ、途中で魔女との接触を挟む事無く騎士単体で「浮遊→落下→物体射出→対象重力10倍→50倍→最後に浮遊」と単独で自由自在に魔法使ってるの、早々に設定を拡大解釈してて笑ってしまう。
あくまでも騎士は「魔女の魔力増幅と方向付け」ぐらいじゃなかったっけ。
坂野先生は本当にここらへんの設定興味ないんだろうな……

この漫画に魅力があるとしたら、世界観とキャラクターのやり取りだと思ってるので、単純なバトル展開にならなさそうなのは良かったです。

AGRAVITY BOYS 18話

まさかの2連続最下位。
私の中でこの漫画は良い意味で普通なんですけど、やはり読者人気って分からんもんですね。

「チャット相手も男でした」展開考えてたんだけど、普通にキレイなお姉さんでした。
脱獄の時に指名手配された時点で、「賞金稼ぎの新キャラくるかなー」と予想してたんですが、まさかの警察。

警察の何が想定外かって、賞金稼ぎだと敵対したまま話は進められるけど、警察だと敵対したまま場所が割れると増援送られて詰んじゃうので、極端な話 仲間に引き入れるか殺害するしかないと思うんですよねー。
次週あたりでこのチャットを伏線にしてうまくお姉さんを懐柔するのかな。
それにしてもババ、やっぱり辛い目にばっかりあってんな……

中村充志 2020/4/3

今週のベスト3

試験的に今週面白かった作品ベスト3を載せておきます。

  1. ミタマセキュ霊ティ
  2. 鬼滅の刃
  3. 呪術廻戦 

ミタマは今回私にクリティカルヒットです。
鬼滅はとにかくホッとした。心底安心できた。
呪術は今回バトル描写良かったし、次回へのヒキも上手かったので。

ジャンプはまた1週間お預けですか。
なかなか娯楽が制限されている辛い昨今ですけど、楽しい事を見つけてなんとかやっていきたいですね。


★ジャンプの巻頭広告で見たけど、ワンピースこんなのも出てるのか。面白そう……

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