Re:ゼロから始める異世界生活、Web版の4章初読感想まとめ、その5です!
Twitterでゆっくりやっていたやつを纏めているよ。

これまでのリゼロ感想まとめ一覧はこちら

「今回のループでケリをつけないとロズワールの言う通りにする」という、ここまで読み慣れた読者でもハラハラする展開。
前回でエミリアの過去が少しずつ明らかになってきてるし、本作の解決パートは読ませる力が本当に強いね。

花鶏 ハルノ (著), 相川 有 (その他), 長月 達平 (その他), 大塚 真一郎 (その他) 、KADOKAWA (2020/2/21)
長月 達平 (著), 大塚 真一郎 (イラスト) KADOKAWA (2016/10/25)

4-106 オットー・スーウェン

オットー再び大活躍!
自分が囮になって避難民を逃がし、その上ガーフィールに殴られても怯まずにガッツリ足止め。
ガーフィールの思考を完全に読んで、罠にハメるという周到っぷりだ!

いやでも……これ本当にオットーとしてはリスク高いよね。
無償の友情にも程があるよ。

明かされるオットーの過去と成り立ち。
なるほど、メチャクチャ苦労している……!
「加護もそんなに良いもんじゃない」と度々言っていた理由がようやく分かったよ。

そして「貸し借りは必ず返す性格」+「これまで友人が少なかった故の友情」で、ここまでスバルに力を貸してくれている、と。
ちゃんと行動に説明を入れてくるね!

4-107 最後の罠と

いや、オットー本当にすごいな……。
何回私に見直させるんだ。
ガーフィールが途中から完全に敬意を抱いてしまってるのも納得の死力の尽くしっぷりだ。
こんな展開をしたらオットーファンが量産されてしまう!(別にいいじゃないか)

そして何故か援護に来てくれるラム。本当になんで!?

4-108 タイミングのいいだけの男

ラムの目的は「ロズワールの悲願を達成させる事だけ」。

その意味で行けば今ループでのロズワールは既に悲願を諦めてるもんね。
そんな状況だと、スバルの行動の方が「エミリアを王にする」というロズワールの目的に沿っていると判断したのかな?
しかしガーフィールが虎化。これはオワタ……

4-109 誤った選択

うぇ、ラムの説得はオットーの発案と実行だったの!?

いやー、本当にすごいなオットー。何回目の驚きだ。
それでいて、ここまでガッツリとガーフィールを足止め……というか行動不能だよね。
ここまでする事をスバルには内緒でやっていると。

ちょっとオットー、何か怖いわ……。頼もし過ぎるわ……
同時に驚きなのが、作者の用意周到さ。
今回のこの展開に至るオットーの必要要件としては、

  1. 言霊の加護
  2. 交渉力がある事の説得力(=商人)
  3. スバルに協力する恩と人格

という3要素があるんだけど、それが全て3章の段階で満たされているがスゴイ。
ここまで話に食い込ませるって事は、3章執筆時に4章のプロットが完成してないと無理でしょ。
どこまで考えて作られてるんだ…

ピンチのラムを助け、起死回生のマナを集めたのもオットーときたもんだ!いやぁ、獅子奮迅の大活躍!
これはオットーに足を向けて寝られないよ……。
これだけ頑張ったんだから、さすがに報われて欲しい。

そしてスバルはようやくエミリアと対峙。
見逃せない展開が続く……。

4-110 信じる理由

スバルがレムに受けた「無償の愛から来る逃さない信頼」と、母親から教わった「大事なのは最初ではなく最後」という考えを持って、エミリアを説得。
終始感情的な二人で、正直言うと私は読んでて感情の動きがよく分からんかったんだけど、どうやらエミリアには響いた様子。
でも「エミリアは最近良い所がない」という点に触れてくれたのは良かった。

4-110 ガーフィールの結界

明かされたガーフィールの見た過去と、自分を捨てた母親の結末。
これは……予想外に重い……。

もっとシンプルに恨みとか恐れだと思ってたんだけど、読者が思っていた以上に優しい奴だった。
これは感情がグチャグチャになるし、変化を毛嫌いするのも理解できる。

4-112 弱さを拒む本能

うぉぉ、またスバルが勝ち目のない勝負をしてボコられている……。
これに関してはガーフィールの言う通り、スバルがどういうつもりなのか全く分からんぞ。
勝てるとも、問題が解消できるとも思えん。

挙句の果てに獣化される始末だ。どうするつもり?
前に偶然出たあの一撃が再現できる?

4-113 クウェインの石は一人じゃ上がらない

パック入り結晶石+見えざる手(代償がいる?)と、最後のダメ押しに完全予想外のパトラッシュアタックで笑ってしまった。
主を守る忠竜の鑑……!

最初のかく乱に使ったシャマクで魔法は完全に使えなくなった感じか?ちょっと勿体ないけど。
それにしても見えざる手、どういう原理で使えたんだ。

4-114 嘘を願いに

「主人を守ること叶わず、屈辱に塗れたあの日の出来事」

パトラッシュ、最初にガーフィールに遭遇した時にやられたのを根に持っていたのか笑

シリアスな決着なんだけど、何か笑えてしまうなコレ。
パトラッシュが名誉挽回できて良かったよ……!

半分以上ヤケになったロズワールに相対するエミリア。
ここに来てようやくエミリアの心境の変化が分かる形に。
レムがスバルにしてくれたように「愛からくる信用を嘘にしないこと」、先ほどスバルがガーフィールに伝えた「変わる事を恐れないこと」を持って、前に進む勇気が出た、と。
なるほど。

4-116 祖母と、母と、姉と、孫で、息子で、弟で

自分の変化を確認するために再び試練を受けるガーフィール……試練突破!
かなり重くて悲しい話ではあるんだけど、愛されている事が分かって良かった。

あと、「確かにスバルには倒されたけど心変わりはさせられていない」としっかり線引きしてるのは誠実。
あくまで試練を以て心変わりが確定したってのは良いね。

具体例がある訳じゃないんだけど、説教しながら殴り伏せて、倒したら改心!みたいな作品ってありがちじゃないですか。
展開としてそれで楽したい気持ちは分かるんだけど、ああいうのって読者的には納得感が薄い。
その点本作は、ちゃんと描写をしっかり割いて、ガーフィールの過去をしっかり乗り越えさせたので素晴らしい。

4-117 らぶれたー

ラムが言っていた「判断を預けた」相手はエミリアだったのね。
「エミリアが試練に挑むのであれば、自分も世界を諦めない」って事か。

で、前日にスバルがエミリアが寝ている傍を離れた「理由」が判明。まさしくラブレターだ。ここらへん青臭いんだけど、謎の爽快感があるシーンだ。
ちょっと怖いのが、毎回ガーフィールに「スバルから魔女の匂いがする」と告げ口していたのが”リューズの姿を騙った何か”である事が発覚。
もうロズワールじゃないの?と思うんだけど、このヒキはそんな単純なモノで済まない予感がするぞ。あとはエルザ倒して終わりかと思ってたんだけど……

4-118 平家星の笑った日

再びエミリアの過去だけど……何かすげーの出てきたぞ。
魔女教の上役っぽい女性、パンドラ。
そして同行してるレグルスってヤツ、名前も同じだし性格までどう見ていも強欲の大罪司教だよね?
100年前も生きてるの?この世界の寿命感覚がもう分からんわ!

幼エミリアを追うパンドラとレグルスを食い止める為、ジュースが箱から取り出したナニカを取り込んで、3章に出てきたペテルギウスになった……。
口調も見えざる手も同じだ。
これ多分アレだ。魔女因子ってやつだ。

魔女因子、箱に入るのか……(そこ?)

ところでサブタイの「平家星の笑った日」って何?

4-119 今も、過去も、変わらぬ愛

いやこれはちょっと……壮絶だ。

育ての母フォルトナとの別れや、エミリアを逃がそうとする村の青年アーチの奮闘。
エミリアは当時4歳だっけ?子供には辛すぎる状況だ。

そして少し明らかになる黒蛇の脅威。
病気を振りまくとか、戦ってどうにかなるタイプじゃなくない?えげつないな。

白鯨は大きいから沢山食べられる。
大兎は増えるから沢山食べられる。
黒蛇も暴食のダフネが生み出したはずだけど、どういう欲求によって生み出されたんだろうねコイツ。
全然分からん。

いずれ来たる黒蛇との決着は、ここで因縁ができたエミリアが活躍したりするんだろうか。

4-120 エリオール大森林の永久凍土

攻撃無効&超絶破壊力のレグルスと、パンドラはこれ「言った内容が実現する」のか?
自分の死を含めて遡及性のある能力みたいだし、めだかボックスのオールフィクション<大嘘憑き>の拡大上位版みたいだ。
いやでもちょっと魔女教、あまりにもチート過ぎるぞ。

剣と魔法の世界観にしては行き過ぎている気がする。将来コイツらに勝てるの?

さて、エミリアの試練突破。
村の人達に非難された記憶は嘘で、皆に愛されていたのはせめてもの救いとは思いたいけど……ちょっと本当に壮絶だったな。
読んでいてかなり心が痛んだし、まんまと「魔女教許せねぇ……ッ!」となったよ。

パンドラは”虚飾”の大罪司教である事が発覚。
権能は「事象の書き換え」だってさ。ラスボス並の権能だ。

4-121 助けてあげて

ロズワールが完全にグズグズになっている……。

もう400年の想いに縋るばかりで、レスバトルで論破された最後のあがきで「俺の方が年上だから」と年齢マウントを取ってくるインターネット老人みたいだ……

超意外なのは、大兎の解決策がないこの状態でスバル達がロズワール邸へ向かった事。
エミリアへの信頼がすげぇ!

まず試練の結果を確認しないのもスゴイし、この状態のロズワールを置いていくのもスゴイ。
「エミリアなら試練は突破するし、ロズワールを何とかしてくれる」という絶対的な信頼がなせる行動だ。
障害を乗り越える事で本当の強さを獲得する本作なので、ここからのエミリアの大活躍に期待が持てるな!

4-123A 腸狩りVS聖域の盾

一転して話は屋敷へ。

vsエルザだ!

分かってはいたけどガーフィールは元々愛情の強い直情傾向なので、味方になると頼もしいな。
早速スバルに大して全幅の信頼を寄せてくれているという……。
オットーと一緒に真剣に話を聞いてくれるシーンだけで、何か嬉しくなる。

そしてついにベアトリスとの対峙かー。
前回の対峙と比較してベアトリスに対して使える新情報は、リューズとの関係と「あの人」についてエキドナが何も考えてなかった事。
今回は交渉とも違うし、スバル自身の成長した人間力が問われるぞ!
果たして私が納得する着地をしてくれるだろうか。期待半分、不安半分。

つづく!

花鶏 ハルノ (著), 相川 有 (その他), 長月 達平 (その他), 大塚 真一郎 (その他) 、KADOKAWA (2020/2/21)
長月 達平 (著), 大塚 真一郎 (イラスト) KADOKAWA (2016/10/25)
にほんブログ村 漫画ブログへ