画像は書籍1巻から。
『Re:ゼロから始める異世界生活』Web版の初読感想を始めるよー!
小説家になろう体験記の第5弾ですね。

企画当初から複数の方に勧められていた作品でしたが、ようやく挑戦。
今回も事前知識は一切無し。
読む前に略称がリゼロだっていう事は教えてもらった。
とりあえず最初の段階では2章までは読むつもりで始めます。

書籍コミカライズアニメ、そしてなんとスマホゲームまで控えた(!)大人気作品……らしい。
私は全然知らないんだけど、リゼロという略称はどこかで耳にした事はあるので、相当に有名作なはず。

タイトルから予測すると、何もない異世界でマインクラフト的に生活基盤を整えていくスローライフものだろうか?
現世知識を活用して町とか文明を発展させていくのかもしれないな。

「Re:」の意味は不明。
メールで返信する時に付くやつだけど、多分意味があって付けてるはず。
この謎もそのうち分かるかもしれないですね。

今回もいつもの通り、読んだ直後にTwitterで実況的に書いた感想をリライトした形式になってます。


冒頭目次

お、最初の作品概要に色々書いてますね。
無能力者が「死に戻り」スキルを使って頑張っていく話かー。
タイトル「Re:」ってのは「戻る、繰り返す」みたいな意味かな?
早速謎が判明してしまった。

ていうか1章あたりクッソ長いぞ!
1章で22話、2章で49話もある!
しまった、風呂敷を広げ過ぎた……。

第一章1 『ギザ十は使えない』

主人公ナツキ・スバルは17歳の引きこもり。
やっぱり引きこもりなのか……

作品発表時に異世界ジャンルが飽和してたのか、主人公の異世界モノ知識が私より豊富。
「異世界への転移方法が”召喚”なのに召喚者の美少女がいないじゃねーか!」とか、私の知らないテンプレが外されている事を主人公の独白で知る。

異世界モノ知識があって普段妄想してるだけあって、色々思索が手馴れてるぞ!
文化レベルや意思疎通の確認とか、「魔法が発展している世界なので科学知識でマウントが取る意味がない」「金貨とか、貨幣自体に価値のある経済は粗悪品で衰退するだろう」とか、かなり賢い。
主人公、冷静で思慮深いタイプかな。

第一章2 『調子に乗るな、と神は言った』

前言撤回。
主人公が冷静なのは危機感がなかったからか!

路地裏でチンピラに絡まれたのをイベント扱いして、「チート能力で俺無双だ」と殴りかかって返り討ちにされる主人公。
現実のナメ方が、理解できる温度で痛々しいな……

主人公のボコられ方が嫌じゃない範囲で怖く描写されてたり、いかにも重要人物っぽい金髪少女が来てくれた!と思ったら見捨てられたり、「この作品はそういう都合の良い甘い世界じゃありませんよ」という作者の意思を感じる展開だ。
ちょっと読んでて気が引き締まったかも。

第一章6 『始まりの終わり』

チンピラから助けてくれた謎の女の子サテラ(仮)の恩返しに盗品探し。
いや、サテラって名乗った時の雰囲気が偽名っぽいというか、何か含みがあったんだよね。
という事で、何か(仮)な気がする。

とりあえずサテラ、何か屈折してるけどメチャクチャ良い子だな。
そして主人公が結構リアルにコミュ障だった。

そして初めての死亡!
巻き添えで多分サテラも殺されたのか。
冒頭の作品概要説明で主人公が「死に戻り」出来るというあらすじを読んでなかったらビビッてた所だ。

しかし最期に考える事が「俺が必ず救ってみせる」って、「死に戻り」を自覚してるかのようなセリフだな……
さて、ここからどう展開していくか、注目だ。

第一章7 『不可解な再会』

初死に戻り。あ、やっぱ主人公は「死に戻り」を自覚してないのね。
そして前回と同じようにチンピラ3人に囲まれ……まさかの撃破!
そして明かされる「実は鍛えてました設定」で笑う。

いや、確かに本当に無能力だと何にもできないので、これぐらいの身体能力はあってくれた方がストレスがないか。

第一章11 『遅すぎる抗い』

うわー、二度目の死だ。
「死に戻り」作品って、死ぬ事をリセットボタンぐらい気軽に取り扱うイメージがあるんだけど、今作は明らかに意図的に”死の苦しさ”を描写してるね。
どういう意図かはまだ分からないけど、しっかり読んでていて苦々しい思いになる。

今回は意外にもサテラと会わず、直行で盗人少女のフェルトと仲介人のロム爺と接触して、経過を無視して直接サテラの盗品引き取りを交渉。
というか主人公がかなり義理堅いな!
前ループで救ってもらったサテラの為に、貴重な携帯電話を迷いなく手放すか。

サテラとロム爺、主人公と一緒に二人とも一緒に殺されちゃうんだけど、死に際に人間性が出るというか、二人とも人の好さが分かる最期だったな。
死ぬ間際で主人公に謝るフェルトに驚いた。

第一章12 『再会の魔女』

「礼はいずれ必ず」
リスポーン先で倒れた所を助けてくれた八百屋さんに御礼を言う主人公。
うん、彼の義理堅さは既に実感しているので、その場の言葉の重さが分かる。
あとサテラはやっぱり偽名というか、本当は呼んで欲しくない名前だったみたいね。

第一章14 『四度目の正直』

最初のチンピラ3人に殺されて3度目の死。
ここでようやく主人公が死に戻りを自覚。

携帯電話が高く売れる事も分かったし、殺されるのは嫌だけど……やはり知り合った人たちを見捨てられないと決断。
この決断、創作的にはテンプレなんだけども、主人公の義理堅さは既に読者に伝わっているので、違和感はなく自然な流れだ。

第一章18 『盗品蔵の攻防』

ここ数話で主に主人公が軽口を連発するんだけど、このノリには少し乗り切れない。
ターゲット層的にこういうおちゃらけはアリなのかもしれない。
多少はスルーしたいんだけど、フェルトやロム爺に対して「本ルートでは主人公と初対面なのに、よく付き合ってあげてるな」という違和感はある。
やっぱり二人とも優しい、という事なんだろうか……。

第一章幕間 『お月さまが見てる』

一章読了。

バトル描写も続いていたので一気読み。
何か自分と相性が悪いのか、戦闘中の描写がちょっと分かりにくくて多少読み辛い所もあり。
内容把握には支障ないレベルだけど。

でも全ルートに散りばめた伏線を見事に集約・発揮できてて、なるほど有名作品だなとは思った。
というか全然スローライフものじゃないよ!

しかし主人公がメチャクチャ活躍したな……。
戦闘中は無能力のマスコットかなと思ったけど、かなり状況に介入してくるし、後半なんか普通に前衛をこなしててビックリした。
戦闘中の軽口は自分に発破をかけてるもんだとしてスルーしよう。
体を鍛えてるし元剣道部だし、彼自信もこれから鍛えて強くなったりするのだろうか?

とりあえず1章だけでは判断できない事が沢山ありますね。
サテラ改めエミリアも、ただの盗人だと思ってたフェルトも、どうやら只者ではなさそう。
あとはマナ、オド、ゲートなど、分からない単語も盛り沢山。

とりあえず主要人物の顔見せと、主人公自身のスペックや性格、「死に戻り」スキルの紹介というプロローグ的な章だった。

現状の評価としては「問題なく読めるが判断保留」ですかね。
読む事に関して支障はないんだけど、まだ真価を発揮していない雰囲気がある。

ただ作品の肝である「死に戻り」による俯瞰情報の整理の仕方と、活用方法は非常に分かりやすくて良かった。
次章あたりで色々な設定開示や、また複雑な「死に戻り」による問題解決があると思うので、これをどう魅せてくれるかに期待です。

マツセダイチ (著), 長月 達平 (その他), 大塚 真一郎 (その他)KADOKAWA (2014/11/23)
長月 達平 (著), 大塚 真一郎 (イラスト) KADOKAWA (2014/4/24)

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