買われたら感想書くリスト企画の第二弾、かぐや様は告らせたい 7巻感想です。
ちなみに過去のかぐや様感想の一覧はこちら

前回は漫画としてのハイレベルさを認めつつも、私と合わない事を確信。
5巻の花火回が響かなかった事が余程こたえたようです。
ただ本企画はあくまで「買われたら感想を書く企画」
この感想時点で8巻まで贈って頂いており(ありがとうございます)、どうやっても8巻までは読まないといけないのだ。

と言いつつ、7巻から生徒会選挙編突入なので、恋愛以外の縦軸の予感。
期待しながら読んでいきますよ。


冒頭キャラ紹介

改めて冒頭のキャラ紹介を読んでみると、

  • 白銀君:本作の主人公の一人
  • 四宮さん:本作の主人公の一人
  • 藤原さん:本作のヒロイン
  • 石上君:本作の裏主人公

っていう扱いなのね。四宮さんはヒロインではなく主人公なのか。
これ言われてみれば理解できるかも。ヒロイン扱いではなく、確かに主人公扱いされている。

61話

四宮さんの”ワガママ”により、選挙出馬を決めた白銀君。

応援演説を四宮さんに頼もうとするが、周りに愛の告白と勘違いされるという、外堀が埋まっていく展開だ……!
ここで白銀君が一瞬、「本当に告白してもいいかもしれない」と思ってしまうあたり、この段階ではもうかなりゾッコンなのね。
結局周りに聞こえないように小声で応援演説をお願いする白銀君自体は予想の範囲内だったけど、四宮さんの返事の仕方が予想外!

「演説のお願いだろうと”なんだろうと”」
「はい喜んでと答えます」

こ、これは……ラブコメッ!?ラブコメだッ!(そうだよ)

やっぱり1巻と比べると、二人は相当進展してるよなぁ。
最初は永遠に平行線ですれ違ってそうな二人だったけど、もう今回の話とか読むに「あとほんの少しのキッカケ」があれば、すぐに付き合いそう。
ここまで縮まった距離感で、今後もずっと続ける気か……?

62話

選挙の話から外れ、選択授業の美術の話。

苦手克服回か?と思いきや、白銀君は普通ぐらいのレベル+凝り性で最終的にかなり上手く描いてしまうのすごい。
白銀君は夢中になると素直になるタイプなので、天体観測の時みたいに四宮さんが美しいとか可愛いとか普通に言ってしまうという、珍しい回だった。
感想終わり。(ラブ展開に弱過ぎる)

63話

寝不足解消によりキレイなジャイアンばりに目つきがキラキラしている白銀君だ!
思ったより没個性だなこれ!

周りからは高評価なんだけど、四宮さんだけが「前の目つきが良かった」という事で、すれ違うお話。
もう完全に普通のラブコメなのでかなり虚無なんだけど(ごめんよ)、四宮さんが「睡眠不足が由来の目つきだったら、今の状態は歓迎すべきなので時間をかけて受け入れる」と思ってるの、とても良い子でホンワカした。

確かに今の四宮さんなら、「前のが好きだから睡眠不足になってくれ」とか思うはずはない。

64話

最近よく出てくる「恋愛面ではポンコツの四宮さん」による、柏木さんへの恋愛相談回だ!

「美醜で態度を変えるなんて”本物の愛”じゃない」という恥ずかしワードを連発する四宮さんに、柏木さんが赤面しまくっている。
柏木さん、白銀君・四宮さんカップルの甘さを一身に受け止める苦労キャラになったよね……

65話

選挙の対抗馬、伊井野さん登場。

低身長クソ真面目キャラだ!
弁も立つ真っ直ぐな性格で、藤原さんを尊敬していると、意外とこれまでになかったキャラだね。
しかし公約はクソ真面目が故に、坊主や三つ編みを強制するというダメっぷりだ……。
本当にクソ真面目を極めてるキャラなのね。

6巻巻末おまけに描かれていた後ろ姿は多分この伊井野さんだと思うんだけど……。
え、この子が対抗の本命?負ける要素なくない?
これ選挙編の山場はどこに持っていくつもりなの?

メタ的に白銀君が負けるはずはなく、前評判でも白銀君優勢。思っていた以上に不安要素が無いぞ。
これ何か白銀君陣営で嫌なトラブルでも起きるんじゃないだろうな……

66話

うお、一転して四宮さんはガチ脅迫で候補者を辞退させたりしてるのか。
やっぱり丸くなったと言っても、目的達成の為に手段を選ばないのね。
四宮家ってそんな感じっぽいもんなぁ。

そして、懐柔に屈しない伊井野さん。
圧倒的なシリアスモードの中、伊井野さんがイヤミで放った「あなたと白銀前会長はお似合いですね」に対して、「この子すごく良い子じゃない?」と急にアホになる四宮さんで笑ってしまった。
伊井野さんの候補取り下げは失敗。
まぁでも……普通に対抗馬としては驚異じゃないよねこの子。

67話

選挙当日。え、もう当日!?

事前調査でも9割近く票を抑えているという楽勝ムードの中、「伊井野ミコに徹底的に勝ちたい」と真剣に訴える石上君。
ん、いきなりどういう事だ。何かされたのか?大丈夫?

さて、応援演説。
うわ、やっぱ四宮さん優秀だ……。
意図的なハウリングにより注意散漫な生徒にも注目させて、視覚的に分かりやすいスライド資料と、相手に寄り添うようなプレゼンテーション。
というか作者さん、「優秀な演説」の表現が普通に上手いな。やっぱり頭良いんだろうなぁ。

そして伊井野さんの演説。
う、うおおぉ!そういう事かぁ!!極端な緊張で本番では喋れず、生徒達に笑われてしまう伊井野さん。

石上君「彼女に恨みは多いが、頑張ってる奴が笑われるのはイラつく」

冒頭の石上君は伊井野さんが笑われない為に真剣になっていたのか!
お、お前ってやつは……良い奴じゃないか!!

そして「伊井野さんが笑われないような勝ち方をする」と宣言する白銀君で、次回に続く。
こういう事かぁ!こういう山場ね!最初っから勝ち負けとかではないのか!
ここにきて生徒会メンバーの株を更に上げてくるなぁ!やられた!

次回の白銀君の活躍に、白銀君が好きな1人の読者として期待してしまう!

68話

なるほど。白銀君、伊井野さんの演説に討論方式で殴り込み、伊井野さんの言葉を引き出すのか!
そういえば登場回でも、白銀君一人に対してだと理路整然と持論が言えてたもんね。
あくまで緊張するのはその他大勢の時だけって事か。

前話で石上君自身は「圧勝して欲しい」と要求してたけど、その裏にある「伊井野さんが笑われない最善の手段」を打ってくれたって事ね。
敵に塩を送り過ぎだよー。

まぁ結局選挙に勝ったのは白銀君だけど、伊井野さんの主張もしっかり生徒たちに伝わり、最終的な票数も僅差。

かぐや様7巻 選挙後に笑顔の伊井野さん

周りにも評価されて、この笑顔ですよ。
何か読んでて「良かったね」と、とても温かい気持ちになれたな。良い話!

しかし、白銀君320票・伊井野さん280票はさすがに接戦過ぎてヤバかったぞ。
おまけページでも白銀君が内心で超焦っているという。そりゃそうよね……。

でもそれぐらい、伊井野さんに華を持たせてくれた白銀君は格好良かったぞ。
ちょっと選挙編!いい話じゃないか!私には響いたぞ!やっぱり恋愛じゃない話はいいな!

69話

白銀君が当選できるか、心配と不安で前後不覚になっていた四宮さん……。
全力でサポートするが故に手段を一切選ばなかったので、白銀君に愛想を尽かされるのでは等、色々不安定な状態。

それを吹き飛ばす白銀君の「副会長になってくれ。俺にはお前が必要だ」で、一転してニッコリ。
これもう完全にお互いにゾッコンよね。

そして伊井野さんも生徒会メンバーに加入。
振り返ると今回の選挙編、新メンバーである伊井野さんのキャラ見せエピソードも兼ねてるのか。なるほど、上手い。
確かに四宮さんのアホ化と藤原さんの強キャラ化もあって、最近真面目成分が不足していたので、良い感じなりそうね。
藤原さんを尊敬しているって所も良いアクセントになりそう。

70話

うわ急に酷い話きたな!
一気に平常回に戻って、今回はパンツの話だ!

ブリーフ派の石上君が放った苦し紛れの「ボクサーパンツはヤリチン」を真に受けて、白銀君のパンツを確認しようとする四宮さん。
「なんとか変態じゃないように」って、どう考えても無理でしょ……。
ストレートに白銀君に好みのパンツを聞いて、白銀君が「まさか履いてくれるのか!?無難なやつを選ばねば……」って勘違いするのが面白い。

かぐや様7巻 ボクサーパンツやヤリチンパンツ

そしてこのコマ、ボクサーパンツにヤリチンパンツとルビを振るの、ヒド過ぎて笑ってしまった。

7巻振り返り

よし、7巻読了!

今回の選挙編は今までで一番面白かったなー!
やっぱり恋愛以外の軸があると良いね。私でも理解が出来る。
「頑張っている人が笑われる展開が嫌」と言っていた石上君も、伊井野さんの意見を引き出す白銀君もカッコ良かった。
今だから本音を言うけど、正直選挙編は全然期待してなかったのよね。でも、良い話だったよ。

次の巻は新キャラ伊井野さんも入ったし、暫く平常回が繰り広げられそうな予感。
私にガッツリと刺さる事はもうないかもしれないけど、伊井野さんの加入がどういう科学反応を起こしていくのか、注目しながら読んでいこう。

つづく!

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