春場ねぎ  講談社 (2020/1/17)

Twitterに設置した匿名質問箱の要請で設置した買われたら感想書くリスト企画の第一弾、五等分の花嫁の13巻感想です。
いつものようにTwitterで実況的にやっていたものをリライトしつつ纏めています。

本巻も含めていよいよ残り2冊!
表紙はお嫁さん姿の誰か!(一体誰なんだ……)
現時点での感触は「終わりに向けて先が気になる。学園祭はどう決着がつくんだ」って感じ。
最後まで見届けるよ!


105話

三玖サイドの話。

色々我慢したり諦めていた三玖が、学園祭で真っ二つに分かれた男グループと女グループの仲を取り持っている……!
あくまで恋愛がきっかけというだけで、この漫画は人間的成長をちゃんと描いてくれるから、私もここまで読めている。

五等分の花嫁13巻 ガッツポーズの三玖

一生懸命頑張って、その成果にガッツポーズを取る三玖はやはり魅力的ですね。

あと前田が完全に良いヤツになってて何か嬉しいよね……。
ここまで良い感じのキャラクターになるとは思わなかったよ。

106話

うん、やっぱり三玖いいな……。
最後の方とかとても良かったな……。

前話に続いてガッツリとした成長を見せてくれた。
上杉君に大して馬乗りになってキスする一連のシーン、不覚にも少しドキドキしてしまった。
少年誌じゃなかったら絶対ヤッてるよね。

107話

さてさてきた!気になる四葉視点だ!
個人的にこの展開次第で先が決まりそう。

前巻から言われていた初日に倒れた子は、やはり四葉。
三玖でミスリードしてたけど、そうかと思ってたよ。

今回顕著に描写されたけど、四葉は「強迫観念と逃避で他人の手助けをする」タイプ。
助けるどころか自分が倒れて迷惑を掛けた時、彼女はどうするか……

108話

四葉、今だに「役に立てない=自分のいる意味がない」って考え方が継続してたのか。

そして……おぉ~!
「四葉が助けた人達がヘルプに入ってくれた」展開!
本作の得意描写、“自分が認められる喜び”だ!

周りを信じて、三日目の仕事を周囲に頼る四葉。
うん、ちゃんと成長が描写されたね。安心。

「昔より大切なのは今」

自分の価値を出すために周りを助けたり、約束を守れなかった自分に引け目を感じたりするのはやめて、ようやく前を向けるようになったって所かな。

お約束のキスシーンが入ったけど、これは上杉君への未練を断ち切るためのケジメって感じかな?
過去を振り切る為って感じで、他の3人とは意味合いが違う。

って思ったらページめくったら見開きで号泣してるやんけ!!!!

全然振り切ってねぇ……。
振り切ろうと四葉自身が自分に言い聞かせてただけだった……

あー、これはまずい。まずいですよ。
果たしてこのまま漫画が終わって、四葉は救われるか?
このままでは救われてないように見えるなぁ。
結局自分の気持ちを我慢して終わってるよね今回も。

これで他の4人を選ぶ展開になったら、なんか四葉が可哀想じゃない?この漫画でそんな事する?

いや、まだ五月のターンがある。
まだどう展開するか分からない。四葉をフォローする機会はまだまだ沢山あるはずだ。
早く先を読み進めていこう。

109話

五月視点だけど、予想外の展開!
てっきり五月の教師の話をすると思ってたのに、唐突に出てきた無堂先生が血の繋がったお父さんだと!?
生きとったんかワレ!

そっちかー、中野家のそっちの話をするのか。

すごく悪役っぽい演出で登場した無堂先生なんだけど、生きてたとしたら今まで何してたんだろう。
上杉父が心配してるって事は、嫌な奴?

110話

「お腹の中にいる子供が五つ子だと分かった途端姿を消した

無堂先生、紛う事なきクソ野郎ォォー!

元教え子に手を出した上に、五つ子だと分かった瞬間逃げるの、全方位でやべぇ!
本作初のガチクズじゃねーか!
そういえば何かエロ漫画の竿役みてぇな見た目してるもんなコイツ!
いやぁ、すげぇの出てきたな。重ッ!!!!!

いや、でも前田とか武田の例もあるしね。
ここまで全方位クソムーブだと、逆に巻き返し展開あるでしょ……?
そうだよ、何か事情があったんだよ。

だって「君達への愛が僕を突き動かした」とか、メチャクチャ耳障りの良い言葉を今更吐いてくるんですよ?
こんなに悪そうな人が、本当に悪い奴な訳ないでしょ!(屈折


「親に憧れ志すことは絶対に間違いじゃない」

上杉君、良い励まし方するなぁ。
そして1話のプレイバックで「勉強教えてください」「勿論だ」の返しはいいね!
ここまで読んできた読者は思わずニヤリ。

私が毎週本誌でガバ読みしてたら、1話を踏襲してる事に絶対気付かなかった自信があります。

111話

無堂先生最後までガチクズで笑える。

でも冒頭の「五月の変装を見破れなかったという事は愛がないという事です」は、さすがにほぼ初対面の娘に大しては難しいと思うけどね!
でもまぁ結果的に無堂先生は全方位ガチクズだったからどんな扱いだろうが良いけどね!

五等分の花嫁13巻 中野父 あなたに彼女を語る資格はない

中野父のこのシーンは良かったですね。
少しずつこの人への理解が及んできた所で、ガッツリ激情をぶつけてくるのカッコ良い!
5つ子を引き取った事からも分かるけど、クソ不器用ながらアツい人なんだなぁ。

で、五月は敬語をやめるようにして、正しく自分の道を進める事になりました、と。めでたしめでたし。
最後に「キスされるんじゃないか」と身構える上杉君、そりゃそうだよね。仕方ないよ……。

さて五月視点はこれで終わりか。
五月個人の問題は解決したけど、四葉以上に恋愛としては絡まなかったね。
五月は上杉君に対して親愛って感じの印象で、それはそれでキャラクターと人間関係の多彩さを表していて良いと思う。

112話

うお、マジのクライマックス直前だ。

前半、改めて「五つ子で良かったね」とお互いが認め合った上で、それぞれの教室へ。
これは「上杉君が選んだ子の教室を訪れる」って事かな?
良く分からん。ちょっとマッハで続き読むわ。

113話

「勉強は学生の本分だが、それ以外を捨てる必要なんてなかった」
少し前から描写されている上杉君の成長ポイントを改めて描写。
本当に仲良くなった前田・武田が横にいる事で本当にそれを実感するよね。

さて、こうした上杉君の人間的成長を描写した上で、いよいよ選んだ子の教室に入る直前まできたぞ……!

上杉君は誰を選ぶのか

早く続きを読みたい気持ちを抑えつつ、唐突ですがここで展開予想をします。
ページをめくると、もう二度と展開予想は出来ないからね。

エピソード量や思いの強さから、願望としては二乃か三玖にして欲しい。
どちらか一人を選ぶとすると、思いの強さから僅差で三玖。

ただものすごくメタ読みなんだけど、理屈で考えると「四葉ではないか」という恐れが強い。

だってこれでは四葉が救われないんですよね。
学園祭エピソードで一見吹っ切れたように見えるけど、上杉君への思いに関して四葉はずっと我慢し続けただけなんですよ。

最初からずっと伏線を色々用意してしっかり考えて作られ、人間的成長をしっかり描いた本作。
四葉がこれで終わるのはあまりにも不遇過ぎる。

ただ一方、感情的意見として「エピソード少ねぇのにこれで上杉君が惚れたら納得いかねぇな」って気持ちは強い。
だって二乃とか三玖からあんなにアプローチを受けてて、それでも四葉にいくようなエピソードあったか?

「人を好きになるのに理由はない」。それは分かる。
でも私が初めて最初から一生懸命読み続けたラブコメ。
ずっと一生懸命付き合った読者としての感情的視点だと、やっぱり三玖なんですよ。

一方、もう一つのメタ読み視点としては、「まだあと1巻ある」んですよね。
要はこれがあと2話ぐらいしかないなら、四葉を選んで救済するしかない。
でもまだあと1巻あるので、四葉の救済は如何様にでも出来るんですよ。

よし……決めた!

三玖だ!俺は三玖を選ぶぜ!
(お前が選ぶんじゃないんだよなぁ)

いくぞー!!!

(ページをめくる)

四葉じゃねぇかああぁぁぁl!!!!!!

ほらやっぱり四葉じゃねぇか!!!!!
いやそりゃ理屈としては予想してたけど納得いかねぇえぇえええ!!!!!

13巻読了。

いやでもまだ分からんわ。
ミスリードかもしれない。
四葉に見せかけて三玖かもしれない。

何か二乃と三玖が泣きながら抱き合ってるシーンが挿入されてるけど、これもミスリード……か!?本当に!?

ていうか次の話で「四葉はミスリードです^^」ってなったら逆に四葉ファンがブチギレそう。

今の感触としては「早く続きを読んで俺を納得させてくれ」。
13巻ハイライト?そんなのあとあと!

つづく!!!

春場ねぎ  講談社 (2020/1/17)

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