買われたら感想書くリスト企画の第3弾、メイドインアビスの初読感想 2巻です。
Twitterでリアルタイムに読みながら実況したものをリライトして纏めています。

前回はアビスの設定と書き込みに期待感を煽られつつ、子供がどうやって切り抜けるのか不安になる。
プロローグがようやく終了し、これでようやく本編開始。

メイドインアビスの感想一覧はこちら

つくしあきひと 竹書房 (2014/6/30)

9話

深淵1層・アビスの淵到着。
見開きでの世界描写がとても良い感じで、冒険している感じが良いね。

そして攻撃から移動まで活躍するレグのワイヤー腕はやっぱり優秀だ。
一方、仕方ないけどリコは疲れ気味。

街からの追手に追い付かれた所で、次回に続く。
追手はかなり優秀なベテランらしいけど、どうするんだろうか。

メイドインアビス2巻 リコのサバイバル料理

あとやっぱり世界設定が細かくて、骨太。
私が設定厨だからかもしれないけど、こういうディティールに凝ってくれると探検サバイバルって感じがしていいね。

10話

追手と思われた人は、孤児院の仲間が上手くお願いして付けてくれた護衛だった。
なんじゃそりゃ。

「2層監視基地の白笛オーゼンに気を付けろ」というアドバイスだけしてくれる。
うーん、気を付けるも何も、この世界観で人間が敵に回る事もない……でしょ?よく分からんな。

で、意外とアッサリと二層に着いたなー、と思った所で、獲物の助けを呼ぶ声を真似るナキカバネに襲われる。

メイドインアビス ナキカバネ

人間の死体を食いながら自分で「助けて」って言ってるんだけど、こりゃまたいきなりシビアな生き物が出てきたぞ……

11話

ナキカバネに襲われるリコを助けるために、レグがビーム砲の使い方を思い出すんだけど、威力やべぇ!

別に負荷があるような描写もないけど、強過ぎるぞこれは。すごいな……。
ただ威力がデカ過ぎてリコに当たる事を恐れているので、逆に使うのが怖いって方向でリミッターがかかりそう。

そしてビーム砲、助けられたリコによって瞬時に「火葬砲(インシネレーター)」という凝った名前が付けられてて笑ってしまった。
さすが、夢見る12歳はこういう名付けが早い上に躊躇がないぜ……!

12話

メイドインアビス ナキカバネを食べるリコ

おぉ、どう考えても人肉を食べているナキカバネを普通に食べるリコ、すごい。

  • ナキカバネに襲われて死にかけたのにケロッとしている
  • 目の前で人を食べていたナキカバネの肉を平気で食べる

リコ、子供なのに舐めてたけど、思ってたよりもタフな精神してるぞ。
リコの特徴というより、アビス在住者の特徴っぽいけど。
良い意味で意外だ。

さて、二層最深部・逆さの森に到着。
思ったよりも展開ペースが速い。アッサリ辿り着いたな。

で、そのまま監視基地に到着。
最後に出てきた人が白笛オーゼンかな。
何か想像よりもスラッとした人だった。もっとゴツゴツしてるかと思ったけど。
でも確かに性格悪そうな気配がするな……。

13話

オーゼン、もう何か言動や態度の端々から「余計な事してきそう感」がすごい。
とりあえず一泊ということで、弟子のマルルクと仲良くなる。

メイドインアビス マルルク

本作、主人公達が子供という事もあってか、これぐらいの等身の可愛い子供キャラの出現率が高い。

14話

う、うお、うおおぉぉ!マジか!?

リコは「4層で生まれて”呪い除けの籠”で上層に運ばれた」って話だったけど、実は『死産で”呪い除けの籠”に入れたら動き出した』の!?

お……重ッ!

いきなりこんな重いのをぶつけてくるとは思わなかった!
子供じゃなくても受け入れられるかそんな話!?

そしてオーゼンの伝え方が最悪過ぎる。

メイドインアビス2巻 オーエンの説明

「食材を入れても動いた」という事実を並べる事で、「リコは生き返ったのではなく、死体が動いているだけである」という伝え方をしてくる。
性格があまりにも悪過ぎる……!

メイドインアビス オーエン「君はいつまでもつのかなァ」

そして顔と演出が怖すぎる……!!

いや、オーゼンお前……予想以上にヒドいなお前……

「私はリコが嫌いなんだよ」ってのはまぁ良いとして、どういう目的でここまでひどい事をするんだ。ラスボスか?

そして当然のようにレグと一触即発。
いや、戦闘になりそうだけどコイツ白笛でしょ?
さすがにボコられそう。というか殺されそう。

15話

当然のように戦闘になったんだけど、オーゼンが強過ぎる。
まぁ強いのは分かってたんだけど、想像を遥かに超えて容赦なくボッコボコにしてくる……
もうリコも血まみれで号泣してるし、レグもぐったりして動かないし、なんだこれ……。

もうここで全滅するぐらいの勢いなんだけど。

16話

やはりオーゼン、二人を試していた様子。
いやそれにしてもやり過ぎだけどな!ヤバイ奴って事に変わりはないぞ!

そして……「今日のレッスンは終わり」って事は鍛えてくれるって事ね!
私が1巻時点で心配していた「このままだとすぐ死ぬでしょ問題」、早めにオーゼンが言及してくれてホッとしたよ。

で、オーゼンの過去回想だけど、リコの母親ライザの師匠でもあったのか。
というか、「リコが死産で呪い除けの籠に入れると動いた」ってのは事実なのね……。マジか……

何か複雑で屈折してるけど、オーゼンなりに思い入れは持ってくれてるみたいなので、一安心かな。
一時はどうなる事かと思ったよ。

2巻振り返り

2巻読了ー!

トントン拍子に2層まで到達しつつ、それでも1巻の前情報通りハードな世界観でのディティールの細かい探窟をしてくれるので、期待通りジワジワと面白い。

そしてオーゼンとの戦闘では、まだ本作の色んなラインを図り兼ねているので、本当に死ぬんじゃないかとハラハラしたよ。
とりあえず早々に「このままだとすぐ死ぬから鍛える」という方向になってくれたのは良かったけど、さて3巻ではどうなるんだろうね。

話運びが丁寧な作品なので、修行編をしっかりやるとか?
設定が重厚なので、それでも楽しめそうな気はするけど。まだまだ先は読めないけど、先への期待感は強い。

そして本作、カバー裏のおまけページも充実している。
今回は奈落文字やオーゼンの強さの秘密が公開。
で、もう片方では、何故か弟子のマルルクちゃんが裸吊りされているという、ロリコン垂涎の1枚絵が。
なんとなくそんな気はしていたけど、作者さん完全にそういう趣味よね……。

ほぼ確定なのが、重厚な設定についてはあくまで「フレーバーとして知りたい読者はどうぞ」って感じで、設定を深く把握してなくても楽しめるっぽい。
これはとても良い事で、安心だ。

ここまで設定を練ったら、どうしてもそれを本編展開と絡めたくなるのが人情だけどね。
それを我慢して漫画を作れる作者さん、もしかして年齢高めなのかも。

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つくしあきひと 竹書房 (2014/6/30)
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